正看護師になるには?
正看護師になるには、厚生労働省監修の看護師国家試験と呼ばれる国家試験に合格する必要があります。この国家試験は誰でも受験できるわけではなく、
看護大学もしくは、看護専門学校で看護について学び、その学校の修業証明書や卒業証明書もしくは、見込証明書、判定証明書などが必要になります。
従って高校卒業して看護師免許を取得するまで最短でも3年はかかるのです。試験は毎年2月あたりに行われ翌月末に合格発表があります。
試験内容は様々な看護分野から出題され、看護をするために必要な知識や考え方を問われます。基礎からしっかりと学び把握しておくことが重要です。ここ数年は、正看護師の受験者の約9割が合格しています。けっして難しい試験ではありませんが、あきらめずコツコツと継続して学ぶ姿勢が重要です。
正看護師の特徴
正看護師と准看護師の仕事内容はほとんど変わらないのですが、就業先から求められるレベルは異なる場合が多いようです。したがって、給与面で優遇されることがあります。
高齢化社会を迎えた現代社会で医療現場で、正看護師は高い需要があります。正看護師免許取得者は売り手市場であると言えますが、体力的につらいことが多い職場でもあるので将来のビジョンをしっかり持ち仕事に向き合うことも必要かもしれません。正看護師の仕事に留まらずステップアップを目指し認定看護師など、新たな領域に挑戦する人たちも少なくありません。
正看護師として働く看護師の声
私は、幼いころ体調を崩し1ヶ月ほど入院したことがあります。付添いの両親が自宅に帰ってしまうと寂しくなって泣いてしまうこともしばしば。そんな時に優しくしてくれたのが当時入院していた病院の看護師さんでした。その時以来、いつかきっと私も看護師になりたい!そう夢見るようになりました。高校を卒業してから迷うことなく看護学校に進学しました。
実地研修や勉強は大変でしたが3年間みっちり勉強して、正看護師の資格を取得することができました。看護師以外の職種の友人はなかなか良い就職先に巡り合えず、今でもフリーター生活を送っている人も多い中、
私は学校から紹介いただいた病院でスムーズに働く事ができました。やりたい職種に就くことができた今、患者さんの笑顔を見ることを目標に頑張っています。
あの時私に優しくしてくれた看護師さんに感謝しています。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。