いざ転職活動を始めるにあたって、どんな書類を準備しておく必要があるのか。
とくに「はじめての転職」であれば、あまりピンとこないのも当然です。
そんな看護師さんのために、このページでは、転職成功に導く最初のステップとして、準備しておくべき書類一式を明示していきます。
直前になって書類を用意するとバタバタしてしまうので、事前に必要書類を把握し、余裕を持って準備に取り掛かりましょう。
書類その1 履歴書
履歴書は自分自身をアピールするための大事な書類
転職活動をするなら、応募に際し必要な書類の1つが「履歴書」です。
看護師に限らず、転職する場合はまず提出が必要になる書類ですね。
履歴書は書式が特に定められているものではないため、市販の履歴書用紙を購入の上使用しましょう。
氏名や住所、学歴・職歴、そして志望動機・自己PRなどが記入項目ですが、ただ書いて出せばよいというものではありません。
採用担当者に自分自身という人間をわかりやすく伝え、「ぜひ採用したい」と思っていただくための手段であることを前提に作成しましょう。
特に「転職回数が多い」「ブランクが長い」など、採用面で不利となる可能性がある条件をお持ちなら、「それでも採用したい」と思ってもらえる内容を心がける必要があります。
履歴書を書くとき、ぜひ参考にしたい記事はこちら!
履歴書作成時の具体的な注意点については、「【転職対策】看護師さんのための履歴書の書き方」をご参照ください。
「履歴書は手書きが良いのか、パソコンで作ってよいのか」「書き間違えてしまったときはどうする?」など、履歴書を書くにあたって必ず突き当たる疑問に、逐一お答えしています。ぜひ、あなたの転職活動にお役立てください。
また、履歴書の中でも特に重要とされる項目「志望動機」の欄については「【転職対策】看護師向け 志望動機の書き方マニュアル」にてまとめています。こちらも、ぜひご覧ください。
→【転職対策】看護師さんのための履歴書の書き方
→【転職対策】看護師向け 志望動機の書き方マニュアル
書類その2 職務経歴書
職務経歴書とは、これまでの職歴について具体的な詳細を記載する書類です。
一般的な職種だと、転職の際の必須書類のひとつですが、看護師の場合は提出を求められないこともあります。
履歴書とは違い、WordやExcel等のデータで作成するのが一般的なので、手書きでなくても大丈夫です(書式はネット上からダウンロード可能)。
一度しっかり作成しておけば、複数の応募先で使い回しができます。
多くの方が誤解していますが、職務経歴書は、ただ単に過去の職歴を羅列する書類ではありません。
職務経歴書を通じて、これまでどのような業務を経験し、そこでどんなスキルや知識を身に付けたのか、そしてその経験・スキルを転職先でどう活かせるのかをわかりやすくアピールする書類です。
それらを踏まえて、頭の中を整理しながら職務経歴書を作成すると、それがそっくりそのまま自己PRや志望動機になるため、まさに面接対策にもなります。
提出を求められていない場合でも、職務経歴書を用意していくと好印象なので、できれば作成しておきましょう。
書類その3 看護師免許
看護師は資格職なので、看護師免許証は転職の際に必ず提示を求められます。
結婚して姓が変わっている場合や紛失している場合は、保健所での再発行の手続きが必要となります。
手続きに数か月かかるケースもありますので、必要であれば早めに準備を進めておきましょう。
もし提出期限までに間に合わないときはきちんと事情を説明しておけば、後日提出でも問題ありません。
書類その4 源泉徴収票
退職した病院や医療施設から発行してもらう書類です。
こちらも提出を求められる場合がありますので、念のため準備しておきましょう。
もし間に合わない場合は、事情を説明し、提出先の病院・医療施設の指示を仰ぎましょう。
書類その5 健康診断結果
前職在籍時に受けた健康診断書で問題ありません。
ただし1年以上ブランクが空いている場合などは、別途医療機関で健康診断を受けるよう指示されることもあります。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。