病棟のお仕事
病棟での仕事は、外来などの新患や通院してくる患者に対してではなく、入院患者に対してのケアが中心になります。
一般的には、まず朝出勤すると、 カンファレンスと呼ばれる打ち合わせが行われます。日々の仕事内容の問題点や、患者さんの状態等の共有することで、業務を効率化することが主な目的です。夜勤の看護師からの申し送りや、最新の状態の引継ぎ把握することも重要です。
カンファレンスが終わると、各部屋を周りつつ医師から指示のあった処置を患者さんに行います。一般的には1人の看護師で7人くらいの患者を受け持つことが多いです。そんなことをしていると慌ただしくあっという間に昼を迎えます。
退院する患者さんがいる場合は、持ち帰り用の薬が正しい日数分あるかなど退院に必要な手続きなど確認します。
お昼ごはんを一人で食べることが困難な患者さんにはお手伝いをすることもありますし、胃にチューブを入れて流動食を流し込むこともあります。
処置以外にお昼ごはんの時の会話などから患者さんの様子を把握することも大事な仕事のひとつです。
患者さんの様子は毎日看護記録につけ、場合によっては看護計画を立てます。夕方になるとその記録を基に夜勤チームに業務を引継ぎ、一日の業務は終了です。
病棟で働く看護師の声
病棟勤務のイメージは、重労働でやることも多く、疲れ切ってしまう自分を想像していました。それでも働き始めると確かにキツイことも多いのですが、やりがいを感じることも多々あります。朝のカンファレンスから夕方の引継ぎまでやることは多いですし時間が過ぎるのもあっという間です。
患者さんとのふれあいで、自分に元気をもらえることもあります。しかしながら、なかなか思った通りの処置もできずうまくコミュニケーションをとれなくて反省することも多々。
周りの友人からは病棟勤務は大変といわれることもありますが、患者さんの笑顔に触れることができるこの職種を選んで良かったと思っています
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。