リウマチ科のお仕事
リウマチ科でよく扱う疾患は、抗リン脂質抗体症候群、シェーグレン症候群、ベーチェット病、全身性エリテマトーデス、MCTD、全身性硬化症、川崎病、骨粗鬆症、多発性筋炎、関節リウマチ、ループス腎炎、血清反応陰性脊椎炎、掌蹠膿疱症関節炎、変形性関節炎、痛風などがあります。
治療法は、薬物療法が主体となります。まず、対象となる部位や症状に応じて、痛みどめ薬、もしくはステロイド薬が処方し、痛みを和らげます。その後、痛みが再発しないように、体質改善薬が投与します。これは、内服薬から、筋肉注射、点滴投与など、さまざまな種類があります。体質改善薬は長期にわたる投与が必要です。そのため、数週間に一度は尿検査や血液検査などを行い、有効性を確認する必要があります。
看護師のお仕事としては、これらの業務に伴って、薬の処方や各検査の処置などがあげられます。また、痛みに苦しんだり、長い治療に耐えている患者さんやその家族のケアも求められます。患者さんに対する心配りが重視される診療科の一つと言えるでしょう。
リウマチ科で働く看護師の声
リウマチ専門の病院で働いている看護師です。リウマチは、体の一部が動かなくなったり変形したりして、激しい痛みが伴います。なので、患者さんとお話ししてコミュニケーションをとることは欠かせません。痛みに耐えて治療に取り組む患者さんを励ますことも大切なお仕事のひとつです。
私は今、登録リウマチケア看護師の取得に向け勉強しています。これは、リウマチ治療の中で他職種とのチーム医療が重要視されている中、リウマチ性疾患のケアに優れている看護師を育成し、協働することによって患者さんへ高い水準の治療を提供することが目的で作られたものです。もっとスキルアップして、患者さんに寄り添えるような看護がしたいです。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。