整形外科のお仕事
整形外科に通う患者さんは、小さなお子様や、学生、中年の方、高齢者と様々です。対象の症状としては骨折や靭帯の損傷など運動器と呼ばれる箇所に負傷がある場合になります。
緊急病院であれば、交通事故での負傷なども少なくありません。骨折の内容によっては生死に関わることもあります。
打ち所が悪いと半身不随など、日常生活に大きな支障を来すほどの重症になることもあり、そのような重傷の患者さんをケアする場合は、相手の精神的負担を和らげるコミュニケーション能力も意外と重要になります。
運動器を負傷して、自分自身では動きづらい方と接する事も多く、患者さんをベットに運んだりと体力を使います。X線写真やMRI画像については、読めなくても通常業務はこなせますが、読めるようになることで一気に医院の業務効率化に貢献することができますし、患者さんとより深いコミュニケーションをとることが可能になります。
整形外科で働く看護師の声
整形外科に入職してすぐの頃は、動くことが困難な患者さんの移動のお手伝いなどで、私自身慣れない筋肉を動かし非常に体力を使い、体の節々が痛む日々が続きました。
重傷な方は、自由に動くことが出来ないストレスから精神的にも疲労が見受けられることが多く、十分なケアをしてあげることもできない自分自身のスキル不足に歯がゆさを感じることも少なくありませんでした。
しかし、ある日をきっかけに相手の方を自然に励ますように接することを心がけるようになったんです。
そうすることで、いつも落ち込んでいた患者さんが私自身にも心を開いてくれた瞬間がありました。それ以来業務も効率的に進むようになり、何よりみるみるうちに患者さんの症状も回復に向かいました。
今ではその経験をさらに活かし、より深いコミュニケーションをとれるよう骨や関節、筋肉などの勉強に積極的に取り組んでいます。
看護師として、患者さんの回復をお手伝いできることが一番の成長のきっかけだと感じています。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。