美容外科のお仕事
美容外科では、美意識の高い方々を対象に、目を二重にする二重手術や豊胸手術、脂肪吸引、医療レーザー脱毛、シワ・弛み改善のためのヒアルロン注射などの処置を行っています。そのため、美容外科の看護師の仕事としては、手術室での手術介助、手術後の処置の介助、レーザー治療(脱毛、若返りなど)の処置、採血、医療器具の滅菌、洗浄などになります。また、勤務先が小規模な場合は、受付やカウンセリング、治療説明などを看護師が受け持つこともあります。
美容外科を訪れる方々は、見た目に対し強いコンプレックスを抱えています。そのような方々から、どのような部分にコンプレックスを感じていて、どのように変わりたいかなどを聞き出すコミュニケーション能力が求められます。患者さんも質の高い処置・サービスを求めているので、接客業のスキルが問われます。
美容外科で働く看護師の声
ブランク明けで美容外科へ就職した者です。大怪我を負ったりすぐに処置が必要な患者さんがいないので、昔の感覚を思い起こすための準備運動として就業したというのが志望動機です。以前はオペ室勤務だったので、手術介助をする際にその時の知識や経験が役立っています。とはいえ、まだまだ慣れないこともあります。たとえば患者さんへの対応です。見た目に対し自信を失っている患者さんからいかに短時間で信頼され、患者さんの本音を聞き出すかは難しいスキルの一つです。また、それに伴い患者さんへの言葉づかいも気にしています。医療行為というよりは接客に近い感じがします。
それでも、みるみるきれいになって、笑顔になっていく患者さんを見ているのは嬉しいものです。なにより、夜勤がなくて高時給なのはかなり魅力的です!おまけに、社員向けに化粧品が割引販売されているのもうれしいです。
美容外科は、病院やクリニックとは違って、ある意味変わった職場だと思います。今までとは違った職場で働きたい、私も美人になりたい!(笑)などといった希望がある方には向いていると思います。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。