クリニックでの仕事
クリニックでは、問診、バイタル測定、採血、点滴処置、検査説明などの診療介助が主な仕事になります。一般病院に比べ規模が小さいので、対応する患者数もそれに比例して仕事量は少なくなります。急変などは滅多になく「患者様の診療がスムーズに進むためのお手伝い」という仕事内容になります。
一方で、業務内容は多岐に渡ります。たとえば、心電図測定やレントゲン画像の現像、点滴、注射等の処置を一人でこなす一方で、初診患者のヒアリング、診療器具の洗浄・消毒、電話対応、朝の掃除、タオルやシーツ類の洗濯も行わなければなりません。一つの分野に特化して看護する病院とは異なり、看護以外でクリニック運営に必要な雑務をはじめとして、多様な業務をこなすバイタリティが求められます。そのため、日勤希望の看護師以外にも、長年働いた職場から環境を変えて仕事をしたい方々の募集・求人が多いようです。
クリニックで働く看護師の声
クリニックに勤めて1年になる者です。一般病棟から転職しました。初めのうちは、採血や注射など、一人でできないことが多々ありましたが、同じ職場の看護師の方に教わりながらなんとか業務をこなすことができました。病棟ほど忙しいわけではありませんし、夜勤がないところが気に入っています。一方で、一人でやらなければならないことが多いため、はじめのうちは大変ですが、かえってやりがいを感じます。
一つの分野に特化しての看護ではなく、オールマイティに看護を行いたい方には向いている仕事かもしれませんね。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。