旅行添乗(ツアーナース)の仕事内容
旅行添乗看護師の仕事は、持病や妊娠など付添いが必要な個人の方や、修学旅行や研修旅行など各種団体に同行し、旅行中の健康管理や体調不良者や突発的なケガ人のサポート業務がメインです。
他の診療科との最も大きな違いは、旅行中にトラブルが発生しなければまったく看護処置を行うこともなく業務が終了することもあり得るということです。
いつ何が起きるかもしれないという緊張感はありますが、旅行好きな方にはおススメのお仕事です。
しかしながら、修学旅行など大勢が参加する場合、急な発熱や腹痛などは少なくありません。速やかに対応できるように出発前の段階で、学校の保健室の先生や担任に、生徒の健康状態や持病のヒアリングを行ったり、想定されるケガに備えて救急用の備品を用意しておくなど事前準備が重要です。
有名な観光地であったり、時には海外へ行ったり、登山やキャンプなど、あらゆる場所が仕事場となるため、病院やクリニックの業務とは全く異なる環境です。同行者が安心して旅行を楽しめるように注意力を高め、安心できる環境づくりをする気配りも必要なお仕事です。
旅行添乗看護師(ツアーナース)の声
ツアーナースの業務については、先輩ナースから聞いたことがあり、以前から興味を持っていたのですが、人気があるため応募してもすぐに募集が締め切っていることが多く、なかなか採用されることが無かったのですが、たまたま友人の紹介で採用していただいた事があります。
担当したのは、小学生の修学旅行でした。バスでの移動やハイキング、レクリエーション、みんなそろっての食事など、とても楽しい時間を過ごすことができました。
子供たちとも楽しい会話ができて、童心に帰り良い思い出にもなりました。
1名だけ腹痛で体調を崩しましたが、常備していたお薬を飲んでもらい、数時間後には回復して帰りのバスの中では元気な笑顔を見ることが出来てとてもうれしかったです。
子供たちとのコミュニケーションや「ありがとう」という言葉により、忙しい毎日を忘れることができて(笑)リフレッシュできた単発のアルバイトでした。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。