訪問入浴の仕事内容
訪問入浴は、基本的に看護師1人、介護士2人の3人で行います。その際、主な仕事となるのがバイタルチェックです。訪問入浴は利用者の健康状態が悪ければ利用することができないので、体温・血圧・脈拍・呼吸などをチェックして問題がないか確認する必要があります。
中には、入浴中に体調が変わってしまう人もいます。気をつけないと危篤状態になっていまう利用者もいるので、バイタルチェックで利用者の健康状態を確認しながら、入浴中も異変がないかチェックしなければなりません。
また、訪問入浴の場合は医師が近くにいないので、利用者の異変を感じたらケアマネージャーに報告する必要があります。訪問入浴のサービスをしてもらう利用者や家族などから質問を受けた際、その質問に対して的確に答えて利用者や家族の不安な悩みを取り除いてあげるのも看護師の重要な役割になります。
訪問入浴のやりがい
訪問入浴は、他の分野と違い、利用者・看護師ともに満足度が高いことで知られています。体力を使うきつい仕事ではありますが、温かいお湯につかり、体を洗ってもらうことでたいていの利用者は顔をほころばせながら喜びます。それにつられて満足感を得ている看護師の方々が多いようです。
訪問入浴で働く看護師の声
はじめは1日単位の単発のお仕事として空いている日に訪問入浴の仕事をしていました。利用者の住んでいる所によっては、山道を歩いていったり、ホリバケツでお湯を運んだりと、かなりきつい思いをしました。それでも、利用者の体を洗ってあげて、お湯につかってホッとしている顔を見ると、なんだが嬉しくなってきます。
今では派遣で週3日この仕事をさせていただいています。最初のうちはとにかくきつくて大変な思いをするかもしれませんが、これだけ利用者に満足していただけるサービスを提供できる仕事はないと思います。利用者の気持ちよさそうな顔を見ることができるのがこの仕事の醍醐味ですね。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。