デイサービスでの看護師業務は、医療行為が少なく、患者さんも自立した方が多いため、比較的どなたでも勤務することができます。ただし、一定以上の実務経験があること、そして基本的なバイタルサイン測定や内服管理、軟膏塗布・褥瘡処置・インスリン注射などができることが必須条件です。
このページでは、デイサービスで働く際、看護師に求められるスキルをご説明いたします。
デイサービスに必要なスキル
基本的なバイタルサイン測定や内服管理、軟膏塗布・褥瘡処置・インスリン注射などができることが必須条件です。
医療行為が少なく、利用者さまも自立した方が多いため、比較的どなたでも勤務することができます。
※看護師としての危機意識や接遇などを訓練して備え持っておかなければ、思わぬインシデントに繋がりかねないため、一定以上の実務経験は必須です
病院とここが違う ~利用される方は「お客様」~
今日のデイサービス事業者数は、なんと7万2300事業所。
様々な介護サービスの事業所の中でも一番のシェアを占めています。
この数多くある事業所の中から選ばれるサービスとなるため、ただ介護サービスを提供するだけでなく、接遇やサービス精神も求められます。
入浴や食事などのサービスを利用するためにお越しになっている「お客様」であることを念頭に置き、丁寧な言葉遣いや対応を心がけましょう!
デイサービスで働くメリット
・利用者さんの利用時間が決まっているので、残業はほとんどなく定時に帰ることができます。
・介護職員さんが多くいるため、移乗などの力仕事はほとんどありません。
・在宅で普段は過ごされている方が来所されるので、自立度が高い方が多く、医療行為が少なめです。
(看護技術や知識の向上を目指している方には少し物足りないかもしれません)
[普段知り得ない患者さんの日常を知ることができる]
病院でしか働いたことがない方にとって、患者さんの退院後の状況や日常生活を知る機会はあまりないと思います。
デイサービスを通じて、入院・通院されている患者さんの「普段どのような生活を送られているのか」を知ることのできるいいキッカケになると思います。
こんなナースにおススメ!
[常勤(正職員)で働く]
家庭があり、夜勤や残業ができない方にとって、デイサービスは送迎の時間が決まっているので、規則正しい時間で仕事をすることができます。
[パート・短期・単発バイトで働く]
リーダー業務などをし始めた中堅ナースは、患者さまが退院したあとの生活を考えて退院指導や看護計画を立てるときに参考になります。また自分のナース人生のプランや、転職を考えるときのヒントになります。
[ブランクからのお仕事復帰]
基本は自宅で生活をされている方が来所されるので、医療行為も少ないため、ナース復帰のリハビリの第一歩として選ばれるナースさんも多くいらっしゃいます。
[多職種連携が得意、好きなナース]
デイサービスは、介護サービスを提供する施設です。
病院であれば、一人の患者さんに医療を提供する際に、看護師が中心となって調整・コーディネートをしますが、デイサービスなどの施設は、ケアマネージャーや介護職員が中心となってサービスを提供していきます。
施設の中で看護師が1名体制ということも多く、施設の1職員として介護職員さんを支え、他職員と協力して働くことができることが重要になってきます。
デイサービスの多くは介護保険を受給されている高齢者の方が利用されます。
そのため、高齢者に苦手意識がある方が、従事することは難しいでしょう。
また、デイサービスの多くはレクリエーションも行っており、それを楽しみに来所される利用者さまも少なくありません。
レクリエーションの安全を看守りつつ、一緒に楽しむことのできる方にはオススメです。
デイサービスのお仕事リンク
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。