リハビリテーションナース(リハ・ナース)の仕事内容
リハビリテーションとは、病気や事故などによって障害を負った人が身体機能を回復するというだけではなく「人間として、その人らしい生活あるいは人生を取り戻し維持していく」という広く深い意味を持っています。疾病や障害の発生直後からかかわり、食事・排泄・移動など患者さんが生活していくうえで必要な基本動作を自分で行えるようにあらゆる方面からアプローチしていきます。また、リハビリテーション医療職である医師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、義肢装具士、リハ・ナースなどから構成されるリハビリテーション・チームが協力して進めていきます。リハ・ナースはチームの中で患者さんと過す時間が長く、精神的な関わりも重要になっています。
リハ・ナースの声
リハ・ナースを目指したのは、看護学生の臨床実習で受け持った脳出血後の患者さんを受け持ってから。片麻痺があり、 日常生活に支障がありましたが、リハビリテーションスタッフが一丸となって取り組み、動かなかった手足が少しずつ動くようになったのをみてリハ・ナースの道を選びました。初めは表情も硬く、リハビリも消極的な患者さんが多いのですが、日を追うごとに緊張も解け、「昔はね・・・。」なんて話してくれるようになるとうれしいですね。数ヶ月後に退院されるときはちょっぴり寂しくなります。これからも患者さんから学ぶ姿勢を忘れずに、患者さんの傍に寄り添い、毎日を過ごしていきたいと思います。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。