内視鏡室の仕事内容
事前に患者さんに検査前日、当日の注意事項を説明します。検査当日は内視鏡検査を受ける前処置を行います。検査中は胃、大腸、気管支のカメラの場合鎮静することが多いので、注意しながら状態を観察します。また内視鏡診療を行う医師の補助業務(検査・治療の介助、記録画像の整理など)を行います。1日に十数件も検査を行うところもあるので、検査がスムーズに流れるようドクターをサポートします。内視鏡検査が終わりましたらスコープの洗浄、メンテナンスを行います。
内視鏡看護師のやりがい
検査は予約制の事が多く、一日に十数件の検査をこなさなければなりません。なるべく短時間かつ不安や苦痛を少なく終れるよう迅速な判断も要求されます。また、内視鏡はデリケートな医療機器なので、取り扱いは慎重さも必要ですが、内視鏡技師研究会や学会、機器取り扱い講習会に参加し、新しい知識や情報、高度な技術を習得し、スタッフ間での勉強会を行い、内視鏡技術の向上を図ります。また、スキルアップとして内視鏡技師の資格を取得することもできます。
内視鏡技師になるには学会所属の専門医のもとで働きながら内視鏡従事者として介助実績があること、学会主催の講習会に出席して解剖学、生理学などの基礎医学講義、内視鏡に関する基礎講義を受けた後、書類審査、学術審査、口頭審査が行われ、内視鏡技師制度審議会で合否が判定され、合格者には認定証が発行されます。また合格後も5年毎の更新が必要となります。
内視鏡室で働く看護師の声
病棟勤務から配置転換で、初めて内視鏡室勤務に配属されました。カメラも触ったこともありませんでしたが、ドクターや先輩ナースが親切に教えていただきました。「内視鏡検査は苦しい」と言われていますが、私の勤めているところはセデーションを使うので、あまり苦しくないようです。患者さんから「ぜんぜん苦しくなかった。また来年もお願いします。」と言われ笑顔で帰られるとうれしくなります。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。