看護師は潔癖症⁉みんなが思わずやってしまう「潔癖」あるあるを紹介!
看護師は職業柄知識もあり、日々心がけているからこそ、身についている数々の「潔癖」癖があります。
清潔であることはいいですよね。けれど、医療従事者以外からするとその行為は異質で「変なクセ」「潔癖症」に見えているかもしれません……。
この記事では、看護師の皆さんが思わずやっている潔癖あるあるをご紹介!
「わかる!」「やってる!」とうなずいてしまうものばかりなのでは。また、みんなのエピソードを客観的に見ることで、新たな気づきがあるかも⁉ ぜひご覧ください!
→あるある4~6は「看護師の潔癖あるある9選!【2】」に続きます。
あるある1◆なんでも除菌しがち
看護師なら、基本中の基本である「除菌」。日常生活でも、息を吸うように当たり前に除菌するのは看護師あるあるです。
ささっとなんでも除菌する行為は、日頃から雑菌による感染を防ぐために気をつけているからこそ、身にしみついている習慣です。看護師をはじめ医療従事者、飲食業界などの雑菌に気をつけなくてはいけない職業の人や、知識がある人なら「除菌は絶対する」「やるべきだから除菌する」と共感するのでは。
しかし、そうではない人にとっては「やりすぎ。潔癖症なの?」と映ってしまうこともあるようです……。
家中を徹底除菌がデフォルト
Aさん 50代前半 耳鼻科クリニック勤務(東京都)
- 私は、家にある物は定期的にハイター(次亜塩素酸ナトリウム)につけて「つけ置き消毒」をしています。食器類、歯磨きのうがい用コップ、スプーンやお箸、ふきん、使ったあとの体温計など。ハイターにつけると雑菌もしっかり消毒されるし、茶渋なんかもすっきりキレイになるので、私のルーティンです。
職場でも次亜塩素酸ナトリウムで器具などを消毒しているので、当たり前に家でもやる感覚になっていました。
みんなも当たり前にやっていると思っていたのですが、看護師じゃないママ友たちに話したら驚かれてしまい、こっちがビックリしました。
知識があるこちらからすると、逆に驚いてしまいますよね。もしかしてやりすぎなのかな?と思っても、どうしても気になってやめられないのも看護師あるあるです。
テーブルを除菌しない彼が信じられない
Sさん 30代前半 総合病院 消化器・腎臓内科病棟勤務(東京都)
- 付き合っている彼とのデートは、私の家で一緒にご飯を食べることが多いのですが、すごく気になっていることがあるんです。彼は、食事の前後にテーブルを拭こうとしないんです!
病棟で働いているとアルコールなどの消毒用ワイプで、テーブルやドアノブ、パソコンを拭くことが当たり前の感覚になっているので、特に食事前にテーブルを清潔にしないというのが信じられません……。
私は、食事をする前のテーブルは絶対に清潔にしておきたいと思うんですが、彼は何回伝えても忘れちゃうので、毎回声をかけないとやってくれません。
看護師をはじめ医療従事者や飲食業界で働く人、雑菌に対しての知識のある人であれば、テーブルは除菌したいですよね。
しかし、そうではない人にとっては「(一見して)きれいだから問題ない」と思うようで、なかなか価値観が擦り合わないようです。
子どもが使う物は、椅子も使用前後除菌
Mさん 40代前半 総合病院 消化器科勤務(大阪府)
- 子どもたちが小さい頃、口に入れてしまったおもちゃは必ず除菌シートやスプレーで除菌。テーブルや椅子なども使用前後除菌を徹底していました。もちろんお出かけしている時も同じです。
夫には「神経質だ」と言われていましたが、職業柄どうしてもそうしないと落ち着かなくって。今思うとそこまでしなくて子どもたちは大きくなるんですが、やらなきゃいけない使命感にかられていましたね。
看護師として当たり前にやる行動なのに、周りからすると「潔癖症」「神経質」に感じることは想像以上にたくさんあるのです。
除菌意識の低い友達に、海外旅行でドン引き……
Tさん 20代後半 総合病院 整形外科病棟勤務(神奈川県)
- 先日、コロナ禍以来久しぶりに海外旅行をしました。行き先はベトナムのホーチミン。中学・高校の同級生と行ったのですが、私はひさびさの海外だし東南アジアだしということで除菌シートにマスクに、消毒用ジェルと当たり前に持参。
けれど、友人は消毒グッズを何も持ってきていない!その意識の違いにビックリしました。
私は旅行中にお腹を壊したくないし、万が一感染症にかかって日本に帰れないとか絶対できないし、と思って万全の態勢で行ったのですが……。
私は衛生対策をしっかりしていたので、旅行中も元気においしいものを食べることができて存分に楽しむことができました。
病院に勤務していると、海外旅行は届け出が必要だったり、急遽休むわけにはいかなかったりするので、より感染症対策を入念にするようになります。
看護師の皆さんは、病院に就職してからは同期や病院のスタッフとばかり過ごしている人も少なくないのでは。Tさんのように、ひさびさに過ごす医療従事者ではない友人の衛生意識に驚くのも、看護師あるあるです。
あるある2◆帰宅したら、まず風呂場に直行
仕事から疲れて帰ってきて、まずはソファに座りたい……けれど、看護師は帰宅したら、気力を振り絞って風呂に直行しがちです。風呂キャンセルなんてありえません。
勤務後は必ず身体を清める
Lさん 20代後半 公立病院 外科病棟勤務(滋賀県)
- 出勤したあとは必ずシャワー、もしくは入浴しないと落ち着かないです。仕事のあとは、いろいろな菌やウイルス、汚れが身体についている感じがするので、なるべく早く落としたいと思ってしまうんですよね。
帰宅したら、部屋に入る前にお風呂に直行します。勤務後にそのまま部屋に入って寝てしまったという友人の話を聞いて、正直ゾッとしました……(苦笑)。
ちなみに、勤務後にすぐに次の予定があってシャワーに入ることができない時も、いったんはリセットして清潔になりたい気持ちがあって、汗拭きシートで全身を拭きます。全身で3枚は使用しています。
看護師さんは清潔感があって丁寧な印象がある人が多いです。「仕事のあとはまっ先に自分を清めたい!」と日々清潔を心がけているからこそ、醸し出されている雰囲気なのかもしれないですね。
白癬とか怖いので、足を入念に洗う
Eさん 40代前半 介護施設勤務(神奈川県)
- 以前、働いている施設で白癬(水虫)が流行したことがあって。入居者さんはもちろん、介護スタッフ数名も感染してしまいました。
私も入浴介助に入ることもあるので、同じバスマットは使わないなど気をつけているものの、白癬に感染する可能性がないとは言いきれません。
だから、白癬とかが怖いので、家に帰ってきたらまずはお風呂場へ直行して足をしっかりと洗っています。
私以外の看護師も、介護施設勤務でなくても、家に帰るとまずは手洗い・足洗いをしっかりするという人は多いみたいです。白癬の予防だけでなく、夜勤など長い勤務時間でナースシューズを履きっぱなしで足がムレてにおいが気になるから……という理由の人も結構いますが。
白癬などは、感染したら厄介。家に持ち込んで家族にうつしてしまっては大変です。仕事柄やむをえないとはいえ、家に帰ったら速攻で洗うようにして、なんとか感染を防いでいるようです。涙ぐましい努力……ですよね。
あるある3◆中身に触れずに開けがち・渡しがち
医療従事者以外から、特に「変わっている……」と思われやすいのが、パッケージを開ける時に中身に触れないようにすること。
また、開けて人に渡す時も、決して中身に触れないように独特な動作をするので、受け取る人は「ん?」と不思議に感じるようです。
でも、看護師の皆さんなら、思わずやってしまうあるあるですよね。
取り出し方・渡し方を不思議がられる
Kさん 40代後半 大学病院 外科病棟勤務(京都府)
- 過去に手術室で勤務していたことがあるので、清潔/不潔にはとっても敏感な私。
ガーゼの袋や絆創膏はもちろん、ストローやお箸の袋までも内側や取り出すものに触れないように開けることが染み付いてしまっています。だから、家族に「何でそんなに慎重に開けるの?」「この渡し方はなに?」と聞かれてしまう始末。
でも、むやみに中身に触れないほうが清潔なんですよ。
手術室では滅菌操作が必要不可欠で、ガーゼや物品の開封時には袋の内側や取り出す物に触れないように開封します。万が一取り出すものに触れてしまった場合は、不潔と見なされ、新しい物を使用します。
それだけ神経を使って気をつけて扱っているので、日常生活でも癖が出ちゃいますよね。
続いてあるある4では「他人の手洗い方法に気になる!」という、看護師なら誰でも大きくうなずくであろうあるあるから紹介します。
あるある4~6はコチラの記事へ!


スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。
