看護師みんなの2025年の抱負は何?ランキング&コメントを紹介!
来年2025年はどんな一年にしたいですか?挑戦したいことはありますか?
夢や抱負は、具体的にイメージしたり口に出したりすると意識や行動が変わるので、実現しやすくなるといわれています。
そこで、看護師専門の人材会社スーパーナースは、登録している看護師の皆さんを中心に「私の○○を頑張りたいこと投票 2025年」と題した投票を実施しました!
この記事では、投票の結果をランキング形式で紹介します。
いったいみんなは何を頑張ろうとしているのか、気になりませんか?もしかすると、刺激を受けて来年の抱負を立て直そうと思うかも……。
回答をして結果発表を待っていた皆さんも、初めて見てくれたという皆さんも、ぜひチェックして参考にしてくださいね。
→続いて、第5~8位は「看護師みんなが2025年に頑張りたいこと【投票結果発表!】《中編》」に続きます。
看護師の皆さんが2025年に頑張りたいことは何?投票結果を発表!
スーパーナースでは、登録している看護師の皆さんを中心に「2025年頑張りたいこと」についての投票を実施しました。
投票はインターネットを通じて行ない、実施期間は2024年11月20日~12月3日。有効回答数は367人です。
「2025年、これを最も頑張りたい!」と思うことを、選択肢のなかから⼀つだけ選んで投票してもらいました。
「私の○○を頑張りたいこと 2025年」投票結果
それでは、投票結果を発表します!
第1位が「看護関連の資格・スキルアップ」。第2位は「コミュ力を伸ばす」。続いて第3位は「副業する」、第4位は「転職する」と、看護師の業務や働き方に関する抱負が上位にランクイン。
プライベートに関する選択肢も、仕事に関する選択肢と同数であったにもかかわらず、仕事に関する抱負が圧倒的多数でした。
来年の抱負となると、「〇〇に旅行」「結婚する」といったワクワクするものを考える人が多いでしょう。しかし、看護師の皆さんは、仕事に対してとっても真摯に考えている人が多いということがこの結果から見えてきますよね。
※実施期間:2024年11月20日~12月3日、有効回答数:367人
「仕事」と「プライベート」では、どっちが多い?
抱負として掲げる項目は、大きくカテゴリーで分けると「仕事のこと」「プライベートのこと」の2種類。どちらに票を入れた人が多かったでしょうか?
働き方、プライベートという2つのカテゴリーに分けて、そのなかの1票だけ入れる形式で行なったため、結果が明確に出ました。
結果、働き方や業務に関係する「仕事で頑張りたいこと」に投票した人は285人で、77.7%。全体の約8割です!
趣味をはじめ結婚、美容といった私生活でのことに関する「プライベートで頑張りたいこと」に投票した人は82人で、22.3%。約2割でした。
※今回の投票では、選択肢のカテゴリーを「働き方」と「プライベート」に分けた。本グラフは、働き方カテゴリーを「仕事」とした。
ちなみに、今年を振り返った投票「看護師みんなが2024年に頑張ったこと【投票結果発表!】」では、働き方や業務に関係する「仕事で頑張ったこと」に投票した人は全体の89.4%で約9割。趣味をはじめ結婚、美容といった「プライベートで頑張ったこと」に投票した人は10.6%で約1割でした。
来年の抱負のほうが、プライベートで頑張りたいことを選んだ人の割合が若干高くなる結果になりました。
続いて、第1位から順に、看護師の皆さんのコメントとともに詳しく紹介していきます!
第1位★看護関連のスキルアップ…79票
看護師の皆さんが2025年に頑張りたいこと第1位に選んだのは、「看護関連のスキルアップ」。
具体的に目標を掲げて、「来年は、〇〇を頑張ろう!」と一念発起している看護師さんが圧倒的多数でした。
看護師の業務は幅広いので、めざす看護師像やキャリアパスを明確にして、目標を決めて行動することが大切です。
「糖尿病療養指導士の資格をとる!」
- Hさん 30代後半 透析病院勤務(東京都)
- もともと総合病院の病棟で消化器内科・糖尿病内科で勤務していました。当時、同じ病棟の先輩が糖尿病療養指導士の資格を持っていて、患者指導などで困るとたくさんのことを教えてくださいました。
その頃から、「いつか私も先輩と同じように糖尿病療養指導士になるために勉強したい」と思っていたのですが、結婚や出産、子育てに仕事と日々の忙しさに追われていました。
けれど来年2025年は40歳になる節目の年!一念発起して糖尿病療養指導士の資格取得にチャレンジしたいと思います。
今勤務しているのも透析病院なので、日常的に糖尿病が既往にある患者さんの指導をしているので、資格のための勉強は患者さんにも還元できそうだなと感じています。
「大学院に進んでナースプラクティショナーになる!」
- Uさん 40代前半 大学病院 脳神経外科病棟勤務(東京都)
- とっても大きな夢なんですが、実はもともとは海外ドラマの『ER緊急救命室』を観てアメリカの看護師の働き方にとっても憧れていました。
アメリカではナースプラクティショナー(診療看護師)が、日本の医師と同じくらいの権限を持っているんです。なので、医師が不在の時でも指示を出せたり、病棟管理を看護師が当たり前にやっていたりするんです。
日本では、まだまだこれからという黎明期にあると思いますが、「私もチャレンジしたい!」と思い、先日家族に打ち明けたところ応援してくれました。2025年は、ナースプラクティショナーになるための大学院入学の準備をして、2026年には仕事を退職して大学院に入学したいと考えています。
「学会発表をやりきる!」
- Gさん 20代前半 都立病院 泌尿器科勤務(東京都)
- 2025年、経験年数で割り振られる学会発表を担当することが決まっています。
なので、2025年は学会発表のために時間を費やすことになりそう……。でも、やるからには悔いがない内容になるようにしたい!! 休日返上や勤務時間外の準備を覚悟して頑張りたいと思います!
日々の業務が忙しいにもかかわらず、未来に向かって目標を立てて努力する看護師、すばらしいですよね。やっぱり看護師の皆さんはパワフルな人が多い!という印象を受けました。
第2位★コミュ力を伸ばす…63票
続いて、2025年に頑張りたいこと第2位は、業務や働き方に関する「働き方」カテゴリーの「コミュ力を伸ばす」こと。
コミュニケーションスキルについては苦手と感じている看護師が多いので、この結果に納得する人も少なくないのでは。
「2025年はコミュニケーションスキルを身につける!」
- Hさん 20代前半 大学病院 腫瘍内科勤務(東京都)
- 昔から人見知りで会話は受け身な私。就職して患者さんの思いをうかがう時や、業務中での看護師同士のコミュニケーションで何かとつまずきました。
このままではいけないなとは感じていましたが、つい時間だけが過ぎていました……。けれど、2025年は研修を受けたり、本を読んだりしてコミュニケーションスキルを身につけられるように頑張ろうと思っています!
「男性医師・男性患者さんとも緊張せずに話したい!」
- Tさん 20代後半 総合病院 血液内科病棟勤務(東京都)
- 中学校から女子校育ちで、実は男の人と話すのがいまだに苦手です。病院でも男性の医師や男性の患者さんと話す時は緊張してしまうんです。
職場でもそんな感じなので、もちろん合コンなどの出会いの場に行っても男の人と話すのは苦手。それもあって、彼氏もなかなかできないんですよね……。
でも2025年こそは、男性と緊張せずに話せるようになろうと目標を立てています。そのために男友達を作ったり、趣味のサークルに入ったりして、男性とコミュニケーションをとる機会を増やしていこうかなと。慣れることで、“男性とのコミュニケーション上手”になっていきたいなと思っています。
紹介したHさん、Tさんはそれぞれ、コミュニケーションスキルを身につけるために、「研修を受ける」「本を読んで学ぶ」「男友達を作るなどして、苦手な異性とのコミュニケーションに慣れる」といった具体的な策を考えています。
こんなふうに、来年頑張りたいこと・抱負を決める際は、具体的にどうやってやるかまでセットで考えると実現しやすいです。
第3位★副業する…58票
2025年に頑張りたいこと第3位にランクインしたのは「副業する」こと。
副業をする人は増えてきていますが、「来年はもっと副業を頑張りたい!」と考えている看護師が多いのは、世の風潮にならっているといえそうです。
「単発派遣で留学資金も貯めつつ、経験を積みたい!」
- Mさん 20代後半 総合病院 小児科病棟勤務(福岡県)
- 2025年にやりたいことは、まさに副業です。実は2025年中に留学&ワーホリをしたいと思っていて資金を稼ぎたいなと思っています。
そのためにも単発派遣のお仕事に挑戦したいと考えています。
資金稼ぎももちろんなのですが、今まで病棟でしか働いたことがないのでデイサービスや有料老人ホームや、訪問入浴などいろいろな看護のお仕事にチャレンジして、帰国後のキャリアについても考えたいなと思っています。
「保育園で働きたい!」
- Uさん 30代前半 大学病院 整形外科病棟勤務(神奈川県)
- 単発派遣のお仕事はいくつか経験したことがありますが、まだ経験がしたことがないのが「保育園」。
小児科経験がないので私にできるかな?という不安もあるのですが、子どもが好きで、いずれは保育園に転職したいなぁとも考えています。
なので、まずは単発派遣で保育園のお仕事にトライしたいなと思っています。
「副業でいろんなことにチャレンジする一年にする!」
- Wさん 30代後半 内科系クリニック勤務(東京都)
- 結婚、出産を経てクリニックでパート勤務しています。子どもたちが大きくなり、時間に余裕ができたので、2025年は副業をしようと思っています。
看護師の単発派遣のお仕事や、看護師以外のお仕事にも興味があるので、2025年はいろんなことにチャレンジする一年にしたいです!
副業は、収入もアップするし経験も増えるしで、メリットがたくさん。一方で、働きすぎてしまいやすく、体調を崩したり本業に支障が出たりといったデメリットもあるので注意が必要です。
看護師が副業をするなら、月に1日など自分でシフトを決められる単発派遣のお仕事がオススメ。また、スキマバイトといった短時間だけ働くスタイルもあるので、気になる方はこちらの記事もチェック。
また、まだまだ副業を禁止している職場もあるので、こちらの記事にも目を通しておきましょう。
第4位★転職する…52票
続いて、2025年に頑張りたいこと第4位にランクインしたのは「転職」。
転職は看護師のキャリアを大きく変える可能性があるものです。
転職することで人間関係をはじめとする環境はガラリと変わり、得られる経験にも違いが出てくるでしょう。人生の大きなターニングポイントになることは間違いなしです。
「三次救急の病院で災害看護を学びたい!」
- Aさん 20代後半 急性期病院 病棟勤務(東京都)
- お正月の能登の震災のニュースを見ていて、「私も災害時に誰かの役に立てる看護師になりたい!」と強く感じました。
今の病院は新卒の時から6年勤めていて居心地はとてもいいのですが、自分のさらなる目標となりたい看護師像に近づくため、災害看護に力を入れ、DMATがある三次救急の病院に転職したいと考えています。
自分がついていけるのか?本当に災害看護の世界でやっていけるのか?と不安はありますが、ずっと災害看護に携わりたいと思いながら何年も先延ばしにしていたので、2025年こそはかなえたいと思っています。
「小児循環器に力を入れている病院に転職します!」
- Sさん 30代前半 大学病院 循環器内科病棟勤務(埼玉県)
- 私が勤めている大学病院は、小児科はあるものの比較的小規模です。私はもともと小児科で働きたいと志望していたのですが、新卒で今の病院に採用された時に循環器内科の配属になりました。
循環器内科の看護は、奥深くて学べば学ぶほど楽しくて。でもそれと同じく、「小児科で働きたい」という思いが心のどこかにずっとありました。
それなら小児循環器に力を入れている病院で働けば一石二鳥だ!ということに気がついて。2025年4月からはこども病院への転職が決まりました。30歳すぎて新しいチャレンジにドキドキですが、頑張りたいなと思っています。
「じっくり患者さんと向き合える看護がしたい」
- Kさん 20代前半 大学病院 糖尿病内科勤務(宮城県)
- 今の病院に入職して2年たちましたが、急性期ではなく、じっくり患者さんと向き合っていく看護がしたいなぁと感じています。
今年は漠然とした思いがあるだけで何も行動に移していませんでしたが、2025年は仕事の合間を縫って、まずは転職に向けて情報収集することから始めていこうと思っています!
転職活動には時間がかかります。また、求人は日々変動しているので、思い立って探したタイミングで希望とする求人がないことも。
転職したいと考えたら、早めに動きはじめることが成功のポイントです。人材会社への登録、情報収集など、できることから始めましょう!
→続いて、第5~8位は「看護師みんなが2025年に頑張りたいこと【投票結果発表!】《中編》」をチェック!
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。