勤務中に結婚指輪や指輪は外す？つけっぱなし？看護師みんなの考えを紹介！
勤務中に結婚指輪を「外す」看護師と、「つけたまま」で仕事をする看護師がいます。
規則で禁止されている場合は、もちろん外すことになるでしょう。
しかし、許可されていても「外すようにしている」看護師もいます。
この記事では、看護師が勤務の時に結婚指輪を「外す」または「つけたままでいる」理由は何なのか、看護師の意見を紹介します。
結婚指輪は「外す」派の看護師
病院や介護施設など、看護師が働く医療現場では「結婚指輪はOK」とされている職場も少なくありません。
それでも、あえて仕事中は結婚指輪を外す看護師がいます。
その理由をリサーチしてみました。
「汚染・感染・傷がイヤなので、病院ではつけません」
Aさん 20代後半 急性期病院 病棟勤務- やっぱり病院って、汚染されたものや感染性のものに日常的に触れる業務が多いので、私は病院では結婚指輪はしない派です。
高価なものでしたし、細かな傷がつくのもイヤなので。
お休みの日や旦那さんとデートする時だけ、結婚指輪をつけるので十分かなと感じています。
看護師の業務上、どうしても細菌やウイルスに接触することも多く、衛生面を考慮して「外す」選択をしている看護師が多いようです。
そのほか、「感染のリスクなどを考えると、仕事に必要ないものはなるべく身につけるべきではないと思うから」という意見も。やはり、衛生面が気になるという意見が多かったです。
また、看護師は手元をよく使うので、気をつけていたとしても指輪が汚れたり傷ついたりしやすいです。
Aさんのように、大切な指輪が汚れたり、傷がついてしまうのを避けたいという理由で外している看護師もとても多かったです。
「結婚マウントに思われそうで……」
Mさん 20代前半 がん専門病院 消化器外科病棟勤務- 私の職場は、結婚している人がかなり少なくて。
なんとなく、結婚指輪をつけていると先輩の目が気になるのでつけていません。
結婚しているマウントをとっているように思われるのもイヤで。気にしすぎかもしれないんですけどね……。
続いて「結婚指輪は外す」派の理由として多かったのが、「周りの目が気になるから」という理由。
患者さんや同僚、そのほかスタッフも、意外にも看護師の身につけている物や身だしなみをよく見ています。
結婚指輪をしていたら、プライベートについて明かしていなくても「私は結婚しています」と宣言しているようなもの。「結婚しているかどうかについて知られたいわけではないし外そう」と考えるようです。
特に、未婚の先輩看護師が多いとなおさら気にしてしまうというのは、女性が多い看護師の職場ならではといえそうです。
そのほか、「業務中わずらわしく感じるので外す」という、指輪が邪魔に感じるから仕事中は結婚指輪を外しているという意見も一定数いました。
≪結婚指輪は「外す」派の看護師の意見まとめ≫
仕事中に結婚指輪は「外す」ことにしている看護師の理由は、まとめると以下のとおりでした。
💍「衛生面が気になる」
💍「傷や汚れがついてしまうのがイヤ」
💍「先輩看護師や周りの目が気になる」
💍「業務の邪魔になる、指輪をわずらわしく感じる」
いかがですか？
共感できる考えや、なるほどなという意見があったのではないでしょうか。
続いて、結婚指輪をつけたまま仕事をする看護師について、その理由を紹介します。
結婚指輪は「つけたまま」派の看護師
本来、結婚指輪をつけたまま仕事をする社会人のほうが圧倒的に多く、看護師が働く職場でも「結婚指輪はOK」とする病院は少なくありません。
しかし、あえて「外す」看護師たちは、「衛生面が気になる」「傷つくのがイヤ」「周りの目が気になる」「業務の邪魔になる」という理由から外していたことがわかりました。看護業務特有の理由ともいえるでしょう。
それでも結婚指輪をつけたまま仕事をする看護師について、その理由を紹介します。
「なくしやすいので、仕事中もつけっぱなし」
Tさん 30代後半 美容クリニック勤務- 私は結構ズボラで、すぐに忘れ物をするタイプです。なので、結婚指輪は四六時中つけていて、仕事中もつけっぱなしです。
美容クリニックの勤務なので、つけっぱなしでも特に仕事に支障が出ることはないんですよ。
同僚のなかには「傷をつけたくない」「汚したくない」という理由で、仕事中は外す派も多いんですけどね。
私は何よりも結婚指輪をなくすことが怖いので、常に身につけています。
仕事中も結婚指輪をつける派の看護師は、「なくさないためにも結婚指輪はつけっぱなしでいる」という理由がとても多かったです。
アクセサリーは小さい物なので、つけたり外したりしているうちになくしやすいです。
Tさんのように「忘れっぽい」と自覚している人でなくても、「結婚指輪をなくす不安があるからつけっぱなしでいる」という理由には誰もが納得がいくのではないでしょうか。
特に結婚指輪は大切なものなので、うっかりなくしたら大変ですよね。業務上支障がなかったり、不便に感じない場合はつけっぱなしで問題はないでしょう。
「患者さんからの恋心を防ぐため、結婚指輪はマスト！」
Tさん 40代前半 総合病院精神科勤務- 私は精神科の閉鎖病棟で勤務しています。
「精神科のあるある」かもしれませんが、患者さんからうっかり恋心を持たれてしまうことがあるんです。
それを防ぐためにも、結婚指輪はマスト。結婚指輪をつけていると、あえて何も言わなくても「結婚をしているアピール」になるので、とても便利なんですよね。
トラブルなくお仕事するためにも、結婚指輪は仕事中もつけています。
Tさんのように、恋愛トラブルを避けるために結婚指輪をつけているという看護師も一定数いました。
仕事だから優しく声をかけたり、笑顔で会話しているのに、個人的な恋愛感情を持たれてしまうとやっかいですよね。
結婚指輪はあらぬトラブルを呼び込まないためのお守りになってくれます。そのため、今は結婚していないのに結婚指輪をつけて仕事をしている医療従事者もいるほどです。
業務に支障もなく、トラブルから守ってくれる指輪なら、つけたまま仕事をしたいという判断になりますよね。
そのほか、「結婚していて指輪をすることは当たり前なので」「つけ外しが面倒だから」という、つけていることが当たり前なのだから、あえて外さずにつけたままでいるという考えの看護師も多くいました。
≪結婚指輪は「つけたまま」派の看護師の意見まとめ≫
仕事中に結婚指輪は「つけっぱなし」でいる看護師の理由は、まとめると以下のとおりでした。
💍「結婚指輪をなくさないため」
💍「患者さんに恋心を持たれるなどのトラブルを避けるため」
💍「結婚指輪をずっとつけていることは当たり前なので」
💍「つけ外しが面倒だから」
規則上で禁止されていないのであれば、つけていて問題ありません。
ご自身の働き方に合わせて、ぜひ皆さんの意見を参考にしてくださいね。
まとめ
今回は、看護師が勤務中に結婚指輪を「外す」のか、「つけっぱなしでいるのか」について、看護師自身の考えについて紹介しました。
結婚指輪は「外す」派の看護師の意見は
・衛生面が気になる
・傷や汚れがついてしまうのがイヤ
・先輩看護師や周りの目が気になる
・業務の邪魔になる、指輪をわずらわしく感じる
でした。
結婚指輪は「つけたまま」派の看護師の意見は
・結婚指輪をなくさないため
・患者さんに恋心を持たれるなどのトラブルを避けるため
・結婚指輪をずっとつけていることは当たり前なので
・つけ外しが面倒だから
でした。
共感できたものがあったのではないでしょうか？
また、もし自分自身が「外す」のが正しいと考えていても、「つけっぱなし」でいる人の気持ちがわかったり、合点がいったりした意見もあったのではないでしょうか。
職場によって雰囲気や事情は異なり、人によっても考え方はさまざまです。
結婚指輪はそれぞれにとって大切なものなので、みんなの考えを尊重したいですね。
この記事の内容が少しでも役に立ち、より看護師として働きやすくなるヒントになれば幸いです。
コチラの記事も参考に！
https://www.supernurse.co.jp/useful/12518/
https://www.supernurse.co.jp/useful/17213/
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スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
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