睡眠不足！辛すぎる！悩みが多い看護実習を乗り越える方法とは
実習中は自分自身の勉強不足を痛感したり指導者が怖かったりして、看護師になることへの自信もなくしやすいです。
そして、看護実習期間は、とにかく忙しくて睡眠不足になりがちです。
この記事は、かつて学生だった看護師の皆さんから『看護実習を乗り切るためのコツ』『実際に乗り越えた方法』を聞いてまとめました。
前編に続いて、中編では、なるべく睡眠時間を確保して効率よく勉強するコツや、モチベーションを維持するための秘訣を紹介します。
すでに看護実習がスタートしている人にも、これから始まる人にも役立つこと間違いなし。ぜひチェックしてみてください。
→続く後編では、看護実習を乗り切る方法5～6を紹介。実習指導者や先輩とのコミュニケーションによる看護実習を乗り切る方法を紹介します。
乗り切る方法3◆自分にとってベストな勉強時間を見つける
特に、看護実習の期間は睡眠時間が不足しがち。疲れて家に帰ったあとは睡魔に襲われるという看護学生は少なくありません。
眠いなか、ずるずると勉強すると時間が無駄にかかります。そうするとさらに睡眠不足になって悪循環に……。
勉強やレポート作成は、日々効率良く行なっていくことがとてもとても大切です！
そのためには、
- 通学時間に勉強や調べ物をする
- 最も集中できる早朝に勉強とレポート作成をする
といった、自分の環境に適した勉強時間を早めに見つけるといいでしょう。
経験談「通学時間に勉強や調べ物」
Tさん 30代後半 美容クリニック勤務- 私が通っていた大学は付属の病院などがなく、実習先はいつも遠方。そのため朝も早く、常に寝不足でした。
でも、通学時間を有効活用していました。
家に帰るともうとにかく眠たいので、電車の中で参考書を開いたり疾患についてスマホで調べたりしました。おかげで、家でやるべきことを減らせたので、睡眠時間をなるべく多く確保することができました。
満員電車だと無理だったと思います。私の場合、朝早く家を出ていて電車がいつもすいていたので、集中するには最高の環境でした！
経験談「早朝3時に起きて集中！」
Aさん 40代 耳鼻科クリニック勤務- 私は実習が終わって家に帰り夜ご飯を食べると、とにかく眠たくて眠たくて。実習が始まった頃は、睡魔と戦いながら夜遅くまで記録を書いたり調べ物をしたりしていました。
けれど、ある日ふと「朝のほうがはかどるかも？」と思い、さっさと寝て、翌朝に勉強や記録作業をしてみました。
実家暮らしだったので、夜は家族が出す物音やテレビの音が気になっていました。けれど、早朝は静かで集中できてバッチリ！朝はタイムリミットも感じて、火事場の馬鹿力のようなものもはたらいてはかどるんですよね。
結果、看護実習中の生活リズムは、帰宅して食事と入浴をすませたら夜9時には入眠。翌朝3時に起きて勉強や記録。
実習中はこのスタイルにしたことで、なんとか乗り切りました。
国家試験も見事合格しました！毎日6時間くらいは睡眠もとれていたので、体力的には楽でしたよ。
隙間時間を有効に活用
また、隙間時間を有効に活用して、こまめにメモをとっておくこともオススメです。
看護記録やレポートを作成する際、疲れた頭で「あれってなんだったかな……」と考えるのは一苦労。思い出したり調べたりするのに無駄に時間がかかってしまいます。
そうならないためにも、ぼーっとしがちな隙間時間に、ちょこちょことメモをとっておく癖をつけましょう。あとで看護記録やレポートを作りやすくなりますよ。
Point！メモをとるのにオススメのタイミング
-
メモをとる隙間時間
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- 昼休み
- 待機時間
- 通学時間
- 早めに実習先に着いた時
乗り切る方法4◆看護実習後の目標・ご褒美を作る
看護実習を乗り切る方法の5つ目は、「ご褒美や目標を作る」こと。
実習を乗り切ったら「旅行に行く」「推しのコンサートに行く」。一定の区切りがついたら「あのお店のおいしい○○を食べに行く」といったように、楽しい予定を設定するのです。
いろんなご褒美を心のよりどころに、モチベーションを維持して看護実習を乗り切ったという看護師がたくさんいました。
いわゆる「馬の目の前にニンジンをぶら下げる」方法ですね。あなたなら、何をご褒美にしますか？
経験談「卒業1週間後のハワイ旅行を予約」
- Tさん 30代後半 美容クリニック勤務
- 私は実習まっただなかの9月頃、自分にハッパをかける意味も込めてハワイ旅行を予約しました。さすがに両親には内緒にしていましたが(笑)。
こうでもしないと、実習と国試を乗り切れる自信がなかったんです。
卒業式の1週間後に出発なので、「ハワイに行くためには、無事に実習を終わらせて卒業して国試にも受かってないと！」と実習中は自分を励まし続けました。
そのかいもあって、無事に卒業&国試にも合格して看護師になれました。今思うとちょっとむちゃしたかなと思うのですが、結果オーライですね。
経験談「毎日、ノルマを達成したらスイーツ」
Sさん 30代前半 大学病院 循環器内科病棟勤務- 私は毎日、記録物や勉強が終わったら大好きなコンビニスイーツを食べるというご褒美を自分に与えることで、日々乗り切っていました。
ただ甘やかすご褒美ではなくて、あらかじめ自分でどこまで記録や勉強を進めるか目標を設定。達成できなければ、スイーツは一緒に住んでいる家族にあげるというルールにしていました。
スイーツ大好きな私は、「絶対食べたい！」「早く食べたい！」と頑張り続けて毎日目標を達成！
無事に国試も実習も乗り切りましたが……大幅に体重が増加してしまいました(笑)。
→続いて、看護実習を乗り切る方法5～6は「コチラの記事」へ。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。
