病棟でバレインタイン禁止?新人は先輩からの……今の時代の看護師バレンタインデーあるある
コロナ禍以降、看護師のバレンタインにも変化がある様子。また、時代の流れか、病棟でバレンタイン禁止になるところも増えてきているようです。
一方で、バレンタインの時期は自分のために高級チョコレートを買う看護師も。この記事では今の時代を感じさせる、看護師のバレンタインあるあるを紹介します。
そのほか、心温まる、プリセプターからプリセプティへのバレンタインなど、先輩・後輩との関係性で参考になりそうな体験談も。ぜひチェックしてみてください!
あるある1~3、あるある4~7に続いて、この記事では8~10つめの看護師みんなのバレンタインあるあるを紹介します。
あるある8◆病院でのバレンタイン禁止
バレンタインデーは盛り上がる一方で、「看護師みんなで贈りましょう」となかば強制的になりやすく、手間や金銭面の負担になりやすいです。
世の中では、業務上必要なく、集中力の妨げになる、トラブルの元になるとして、バレンタインデーの贈りあいを禁止する学校や職場が増えてきました。
一部の看護師の職場でも、バレンタインが禁止になっているようです。
病棟で急に「全面禁止」のお達し
- Hさん 30代後半 小児科外来勤務
- 毎年病棟で予算を決めて、医師と男性看護師にバレンタインのプレゼントをしていました。もう何年もこの病棟で続いていた習慣です。
それが、異動してきた師長からのお達しで急遽病棟でのバレンタインは全面禁止に!
参加したくない看護師も断れなかったかもしれないし、時代の流れも考えるともっとも。なのですが……医師たちのお返しが毎年豪華だったんですよー(涙)!それを考えると残念です。
バレンタインを贈る手間はなくなりますが、同時に、ホワイトデーのお返しもなくなります。
豪華なホワイトデーのお返しがなくなるのは、ちょっぴり寂しいですね。ホワイトデーの医師からのお返しが豪華なのも、看護師の中では「あるある」です!
コロナ渦以降、手作りはNG
- Hさん 30代後半 小児科外来勤務
- 同期のSさんはお菓子教室やパン教室に通っていてプロ並みの技術の持ち主。
毎年、バレンタインに関わらず手作りのお菓子やパンを外来のスタッフにお裾分けしてくれていて楽しみにしていました。が、しかし!コロナ禍以降、手作りのお菓子やパンを持ってくることもはばかれる雰囲気となり。自然とSさんも病院に手作りお菓子を持ってきてくれることはなくなってしまいました。
バレンタインの時期は、Sさんが差し入れしてくれるガトーショコラが大好きだったので残念です。
新型コロナウイルスの流行以降、やっぱりバレンタインの文化も少しずつ変わっています。
以前は、スイーツ作りが上手な看護師がいる職場では、手作りのものを差し入れしてくれたり、手作りのものを持ち寄ることが主流だったところも多かったようです。けれど、衛生面から手作りはNGな雰囲気に。
手作りのスイーツがあるとアットホームでほっこり癒されるので、ちょっと名残惜しいですよね。
あるある9◆高級チョコを自分が食べがち
最近増えているのが、バレンタインに自分用の高級チョコレートを買う女子。
看護師のみなさんも、バレンタインの機会に自分用に特別なチョコもゲットしているようです。
夜勤や連勤、怒られた時など、疲れたときの甘いものって沁みるんですよね。
バレンタインフェアで散財
- Oさん 20代 慢性期病棟勤務
- バレンタインの時期は興奮します。特に本命で渡す男性がいなくても、百貨店のバレンタインフェアには毎年行きます。
この時期にしか買えないチョコレートがたくさん集まっているから、欲しいチョコをたくさん買うのが楽しみ!つい散財してしまうんですが、日頃頑張ってる私へご褒美です笑。
買い出しついでに、自分へも
- Tさん 30代前半 リハビリテーション病院勤務
- 新人で買い出し担当だった時、あれこれ物色して選びながら、自分用にも同じ物を買ったんです。それまで、あまり高級チョコレートには関心がなかったんですが、見ていると食べたくなっちゃって。
けっこうな額になってしまったけれど、高級チョコの至福感は格別。
仕事でミスをしてしまい、帰宅してからも落ち込んで「仕事をもうやめようかな」なんて思っていたとき、買っていた高級チョコを食べると「頑張ろう」と気分が変わったことも。
自分には必要なものだ!と言い聞かせて、毎年バレンタインの時期に出そろう高級チョコから、自分用にあれこれ買うようになりました。
患者さんからのバレンタイン
- Mさん 50代 クリニック勤務
- 20年以上も地域に根付いたクリニックなので、バレンタインの時期になると患者さんから山ほど差し入れが届きます。受診のついでに持参する人、わざわざホテルに予約してケーキを届ける人、宅配まで利用する人など。この時期は裏の倉庫がお菓子でパンパンになるほど!
けれど、小さなクリニックなので従業員が少なくて、先生は奥さんとの2人暮らし。
だから、食べきれないからと子持ちの私に、日持ちしないケーキやお菓子もたくさん配ってくれるので、とってもありがたいです!
この時期になると子どもも私も、美味しいお菓子が食べれるので幸せいっぱいです。
看護師の仕事はストレスも多く、患者さんの命・健康に直結するお仕事。なので、普段から気を張り詰めている人も少なくないのでは。
看護師自身が心身を壊さずに長く働き続けるためには、息抜きやリラックスできる手段を持つことはとても大切です。
高級チョコレートやギフト用のお菓子はぜいたく品ですが、バレンタインの機会だからこそ、自分自身が楽しむのもいいですよね。
コチラの記事も参考に!
仕事が長続きするコツとして、目標設定やリフレッシュについても紹介しています。
あるある10◆先輩からのバレンタインにほろり
今や、バレンタインデー=異性への告白、だけではないんです。
バレンタインデーというイベントを利用して、日頃はなかなか言えない感謝や励ましを相手に伝えるのも、気遣いができる女性が多い看護師ならでは。
プリセプターからの手紙と高級チョコ
- Tさん 20代前半 整形外科勤務
- 1年目のとき、めちゃくちゃ怖くて厳しいプリセプターの先輩(女性)がいました。
バレンタインの日、何気なくロッカーを開けると、そこにはその先輩からの手紙と高級チョコレートが!!
手紙には、「いつも頑張ってるね、甘いもの食べてたまには癒されてね」と書かれていました。その先輩には本当に迷惑ばかり掛けていたので、こんな風に気に掛けてもらえていたなんて感動。お手紙とチョコレートを見て、思わず泣いてしまいました。
そのことがあって「もっと仕事頑張ろう!」と素直に思えて、大変だった1年目を乗り越えられたなぁと思います。
3年目になった今、私もプリセプターだった先輩と同じようにバレンタインにはプリセプティにチョコレートとお手紙をプレゼントしています。
心温まるプリセプター・プリセプティのバレンタイン話でした。
プリセプティだからこそ、つい厳しくしすぎてしまうけど本当はプリセプターの愛情があるからこそ。
立派に育って欲しい思いから、ついつい指導にも熱が入ってしまいますよね。
いつもは恥ずかしくてなかなか思いやりのある言葉を掛けられない、感謝を伝えられないという看護師は、バレンタインのようなイベントの日を利用してみるのも良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
記事3本にわたって、看護師のみなさんが経験しているバレンタインあるあるを紹介しました。
誰にどれを贈るのかが大変だったり、金銭面の負担が気になったりする経験は、みなさん共通しているのでは?
また、本気の告白が院内筒抜けになるなど、他人事と思えばちょっと笑えるけれど、自分のことと考えると冷や汗ものの体験談もありました。
一括りに看護師といえど働く環境も違えば、バレンタインへの想いも人それぞれ。
私だったらそれはやらないなぁというものや、私の職場ではありえないなぁ、これは良い方法だな、とアイデアになったものもあったのではないでしょうか。
この記事が、看護師として頑張る日々のちょっとした息抜きや、参考になれば幸いです!
コチラの記事も参考に!
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スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
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