看護師が派遣・バイトで役立った、重宝されたスキル4選を紹介
転職や副業、多様な働き方がスタンダードになってきている世の中。
派遣のお仕事への転職や、単発バイト(単発派遣)に挑戦しようと考える看護師も増えてきました。
「新たに介護分野に挑戦したい」「これから自分に合う環境を探したい」「経験を積みたい」という理由で、派遣や単発バイトのお仕事を探す方も少なくありません。
けれど、派遣のお仕事や単発バイトのお仕事は、即戦力が求められています。
「経験が浅いから自信がない」
「前の職場しか知らないから大丈夫かな」
「お役に立てないんじゃないのか……」
「できないことばかりだったらどうしよう」
と不安に思うと、応募することすら躊躇してしまいがち。
この記事では、実際に派遣や単発バイトのお仕事をしたときに役立ったスキル4選を紹介。
自分では特別なスキルだと思っていなくても、現場で重宝されるスキルが結構あるので要チェック!
ぜひ参考にして、自信を持ってお仕事探しに挑んでいただけたら幸いです。
→役立つスキル3~4は、「派遣・単発で役立ったスキル4選《後編》」に続きます。
役立つスキル1◆採血
やはり役立つのが採血スキル。
特に、人気がある健康診断系のお仕事をしたい時は応募者も多いので、「採血スキルに自信がある」とアドバンテージになりお仕事が決まりやすいです。
【体験談】単発派遣の検診のお仕事が決まりやすい!
- Tさん 30代前半 大学病院外来勤務
- 大学病院の外来で勤務しています。
採血室を担当することもあるため、採血は結構数をこなしているしスピードも早いと思います。それもあって、健診の単発派遣(単発バイト)のお仕事が決まりやすく、副業でよくお仕事を入れています。単発派遣の検診のお仕事では、多い時は1日100人近く採血しなくてはいけない時も!列になって並ばれていると、なかなかプレッシャーを感じますね。本業の病院のお仕事で採血に慣れているからこそ、こなさせています。
健康診断系のお仕事など、かなりの数の採血をこなさないといけないお仕事では、採血スキルは正確さとスピーディーさが求められます。
そのため、採血のブランクがある・自信がない人にとっては難易度は高くなります。
けれど、その分、採血に自信がある人や採血が得意な人はお仕事が決まりやすいです。職場でも、水を得た魚のように能力を発揮できるでしょう。
健診では真空採血管やシリンジ採血など、健診場所によっていろいろなパターンがあります。どんなパターンにも対応できる人は、重宝されること間違いなしです。
採血が得意な人は自信をもってお仕事を探しましょう。
役立つスキル2◆コミュニケーション能力
まず“採血”ときて、「え……苦手だから私はダメかも」と自信がなくなった方に朗報です。
看護師のお仕事では、何より一番役立つスキルは「コミュニケーション能力」。
どんな職場であっても、コミュニケーションスキルがある人は現場で役立ち、重宝される傾向にあります。
コミュニケーション能力は、ちょっとしたコツや努力で十分に補うことができるスキルです。
【体験談】正直、コミュニケーションスキルさえあればどんな派遣先でも乗り切れる
- Sさん 40代前半 透析病院勤務
- 私が単発派遣の仕事をした際に役立ったと思ったスキルは、「コミュニケーション能力」です。
特に単発派遣の時って「はじめまして」の方とお仕事をしなければいけないことがほとんど。人見知りをして、わからないけど聞きづらいとか、自分から声を掛けにくいとか、わからないまま仕事を進めてしまうと事故にも繋がりかねません。
その点、ちゃんとコミュニケーションが取れると業務上のミスはほぼ起きないし、スタッフとも連携できてスムーズに仕事ができることが多いです。
派遣先で、多少できないことやわからないことがあっても、都度コミュニケーションが取れれば怖いものなしですね。正直、どんな派遣先に行っても、これさえあればなんでも乗り切れるのではと思うぐらい。
でも実は、私は派遣のお仕事を始めた時は、なかなか自分から積極的に派遣先のスタッフに声を掛けたりできなかったんです。ですが、派遣のお仕事の回数を重ねることで、積極性も増しコミュニケーションスキルも上がりました。
派遣や、単発バイトでは「はじめまして」の状態からスタート。
特に単発バイトでは、毎回違う職場に行くこともあるので、コミュニケーションスキルはとても重要です。
苦手だなと思っている方も、Sさんのようにお仕事の回数を重ねることで積極性が出たり、コツを知ることでコミュニケーションスキルを上げることが可能です。
コミュニケーションのコツ1:挨拶
単発派遣のお仕事は、毎回ほぼ「初めまして」の方とのお仕事です。
派遣先のスタッフも「今日の看護師さんはどんな人だろう?」と少し緊張されていることも多いもの。そんな緊張感をほぐしてくれるのが「挨拶」です。
とても基本的なことですが、シンプルな「挨拶」が、円滑なコミュニケーションを行うには最も大切。
特に、最初の「挨拶」で印象が決まり、その日1日の仕事のしやすさに影響します。ちょっと人見知りだなと感じている方も、まずは元気に笑顔で挨拶することを心掛けましょう。
コミュニケーションのコツ2:自分から聞く
初めての職場では、わからないことが必ずいくつも出てきます。
遠慮したり、どう聞いたらいいのか分からずそのままにしておくと、仕事が上手くいかず良い評価が得られにくくなります。
聞きづらくても必ず自分から聞きましょう。
派遣先のスタッフはいろいろな看護師と接しているので、何に困っているか・何ができないのかなどを察することは難しいです。
だからこそ、自分から積極的に質問することが大事なのです。
邪魔じゃないかな。うっとうしがられないかなと心配する必要はありません。
頑張って自分から聞くことで、「この看護師さんは真面目に仕事に取り組んでくれている」と好印象を与えることがほとんど。
スムーズに仕事が行えるので評価が高くなり、「また来てくださいね」と言われることも!
最初は勇気がいるかもしれませんが、場数を踏んで慣れていきましょう。
以上、2つのコツを紹介しました。
難しいテクニックは不要。まずは基本的なこの2つだけでもしっかり行うことで、仕事のしやすさが変わり、相手に与える印象が良くなります。
ぜひ意識してみてくださいね。
コチラの記事も参考に!
続いて、役立つスキル3~4はこちらの記事へ!
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。