暑い夏、看護師の皆さんが行っている「体調管理方法」とは?
長期的に上昇傾向にある夏の気温。最高気温が35℃以上の「猛暑日」も多く、普段通り動いていると夏バテ・熱中症のリスクがあります。
看護師は動きまわることが多く、体力が必要。
“人を看る”のがお仕事なのに、ここまで暑いと、自分自身が体調を崩しそうになりますよね。
この記事では、そんな厳しい暑さを乗り切るために看護師の皆さんが意識している体調管理のコツを紹介。
ぜひ皆さんも対策して、なんとか今年も暑い夏を元気に乗り切っていきましょう!
夏に意識して摂る食べ物・飲み物
暑くなると食欲が落ちて、ソーメンなどの冷んやりあっさりしたものばかりを食べがち。夏は意識をしていないと偏った食生活になり、食事量も減りやすくなります。
また、汗をたくさんかいたからと水だけ摂ると、体内の水分や塩分などのバランスが崩れて脱水症・熱中症のリスクが高まってしまうので注意が必要。
看護師の皆さんにインタビューをすると、身体に取り入れるものを気を付けている方が多数。実際に、暑い夏に何を意識して摂っているのか紹介します。
【体験談】夏バテ防止に豚肉、大豆
- Aさん 20代後半 急性期病院 病棟勤務
- 暑い夏は、夏バテ防止のために特に食べ物に気を付けています。
疲労回復効果のあるビタミンB1がたくさん含まれている豚肉や大豆を意識して食べるようにしています。また、クエン酸もよく摂るようにしています。
レモンや梅干し、酢はあっさりして食べやすいので豚しゃぶサラダにレモンを絞ったり。
あまりに暑いと食欲も低下しがちなんですけど、体が資本なので意識して夏バテ防止できるような物を食べるようにしています。
暑い夏でも、あっさり食べやすいメニューなら食欲が沸いてきますね。なるべくさっと作れて、栄養がしっかり摂れるレシピをいくつか持っておきたいものです。
疲労回復に効果的なビタミンB1やクエン酸、紫外線から肌を守ってくれるビタミンCも意識して摂り入れることがポイント。
不足しやすい栄養素、摂りたい栄養素を意識して食事から摂って、元気にお仕事したいですね。
【体験談】経口補水液で熱中症対策
- Kさん 40代後半 訪問診療クリニック勤務
- 夏場は、経口補水液をいつも携帯しています。
汗をかくので電解質の補充にとスポーツドリンクを以前は飲んでいたんですが、糖質が多くカロリーも高めなので最近は低糖質の経口補水液にしました。
私の場合、これだけで十分に熱中症対策になっているなと感じています。
あまりに暑い日が続くと、食欲もなくなり食事をとる量も減りがち。そうすると食事から得ていた水分量も減るため脱水になりやすい傾向に。
また思っている以上に夏は汗をかいて塩分そのほかミネラルも不足します。
スポーツドリンクや経口補水液は「味が苦手」「甘ったるい」となんとなく避けている方もいますが、上手にを活用して脱水症や熱中症を防ぎましょう。
夏の睡眠不足は要注意
熱中症予防のためにも、とにかく睡眠不足には要注意。
寝苦しい夏の夜、エアコンのタイマーが切れるたびに暑すぎて起きたり、比較的すずしい夜に活動して夜更かししてしまう方もいるのでは?
夏の疲れは侮れず、積もると急にやる気がなくなったりバテたりしてしまうので、なるべくその日の疲れはその日のうちに取るべき。そのためにも、睡眠はとても大切です。
睡眠不足は日常生活のクオリティが下がるだけではなく、体温調節機能が低下して、熱中症のリスクも高まってしまいます。
【体験談】質の良い睡眠がとれる工夫
- Tさん 30代前半 大学病院外来勤務
- 夏は寝苦しい夜が多く、睡眠が浅くなりがちです。加えて夜更かしもしがちでした。
でも、以前睡眠不足で買い物に出かけた時に熱中症になってしまって。後から知ったのですが、睡眠不足だと熱中症のリスクがかなり高まるそう。
それからは、寝具を夏用のクールタイプに変えたりアロマを炊いたり。
夜更かしもできる限りしないようにして、夏でも質の良い睡眠がとれるように心掛けています。
日本の気象庁の用語で、夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が25度以上のことを熱帯夜と言います。
最の夏は「ほとんど毎日熱帯夜!」となり、寝苦しい夜を過ごしてる方も少なくないのでは。
以前は「エアコンは身体に悪い」と避けていた方たちも、最近では体を冷やしすぎないように気をつけながらエアコンを利用するのがスタンダードになっています。
エアコンを使う他、寝具やパジャマなど肌に触れるものを工夫するだけでも、快適度がかなり変わります。
クールタイプの敷きパッドや、リネン素材のさっぱりした感触のパジャマなど、お気に入りを見つけて、心地良く眠れる工夫をしましょう。
まとめ
この記事では、看護師の皆さんが夏の間に気を付けていることについて紹介しました。
年々暑くなっているため、夏バテ、脱水症、熱中症などのリスクを防ぐためにも、できることは取り入れて対策したいですよね。
健康を守るためには「食事」「睡眠」がとても大切。
看護師の皆さんの体験談から、「こうしてみようかな」と思ったり何かしらヒントがあれば幸いです。
夏はイベントも多く楽しみな予定も多い時期。お仕事もオフの日も元気に過ごすために、上手に暑さ対策していきましょう。
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スーパーナース編集部
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