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派遣看護師の節約術・貯金を増やす方法4選

派遣看護師たちが実際にやっている節約術・お金の貯め方を紹介!

「常勤の看護師を辞めて、ストレスが少なくて自分の時間を確保できる派遣看護師になりたい!」
そう考える看護師の脳裏にまっさきに浮かぶのはお金の不安ではないでしょうか。

とくに最近は生活に必要な食品の値段から、さらには電気代も大きく値上がりして、「経済的な心配があるのでなかなか転職に踏み切れない……」という方も少なくないのでは。

今回は、実際に派遣として働く看護師のみなさんに、派遣になったことでの金銭面での事情や節約術について取材。多くの看護師が行っていた節約術4つを紹介します。

節約と聞くと構えてしまうかもしれませんが、みなさんが行っていた節約術はどれも、「派遣になったことで時間ができたから」「ストレスが減ったから」という理由で、無理にやらずに自然に節約につながっていたのが特徴的。実際に誰もが真似しやすい、取り入れやすいものばかりです。

これから派遣で働きたいと考えている看護師や、また、今よりお金を貯めたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

派遣看護師だとお金が心配?派遣のメリット・デメリット

看護師が派遣という雇用形態で働くと、

  • 働きたい曜日・時間に働くことができる
  • 職場の人間関係のしがらみやストレスが少ない
  • サービス残業はなく、働いた分だけ給料が出る時給だから納得できる

といったメリットがあります。
このメリットは、夜勤や人間関係で心身疲れ果てている常勤の看護師にとってはとても魅力的。

※派遣で働くことのメリットについては、こちらのページをご参考に!
⇒看護師が「派遣」で働くメリット6つ《前編》
⇒看護師が「派遣」で働くメリット6つ《後編》

 

一方で、派遣看護師は常勤の看護師に比べて、

  • ボーナスがない
  • 契約が更新されない可能性があり雇用が安定しない
  • 夏季休暇や年末年始のお休みが多い日は給料が減る

といったデメリットがあります。

※派遣で働くことのデメリットについては、こちらのページをご参考に!
⇒「派遣」看護師が知っておくべき3大デメリット

 

派遣で働こうかな?と考えても、デメリットの「経済面の不安」から、なかなか一歩を踏み出しにくいもの。

けれど、実際に派遣で働くと、常勤のときにはなかった時間のゆとりから節約できたり、無駄な出費がなくなったり、お金の勉強をして将来的な資産形成に役立てることができたり……意外にも派遣になってから「お金が貯まった」「以前よりお金に対する気持ちの余裕ができた」ということがあるようです。

派遣看護師のみなさんがどんな節約術、貯金を増やす方法を行っているのか紹介します。

節約術術1◆食費

まずは、もっとも人によって毎月の支出額がまちまちになりやす食費から。
食費は、外食や、ちょっとしたご褒美のスイーツが続くとすぐに金額が跳ね上がり家計を圧迫しがち。
ライフスタイルや意識を少し変えるだけで、もっとも削りやすい部分です。

【体験談】(時間があるので)自炊し、食費約3万円分カット

Tさん 30代前半 大学病院外来勤務
病棟で働いていた頃は、残業も多くて家に帰るとヘトヘト。とても料理をする気持ちにはなれなかったのですが、今は派遣で総合病院の外来で勤務しているので30分くらいの残業がある日もありますが定時で帰ることができる日がほとんど。

仕事が終わって、家の近くのスーパーで買い物をして帰ってゆっくり料理することができています。

外食やコンビニにいく回数がグンと減ったので、一人暮らしで月6~7万円かかっていた食費が今では月4万円ぐらいまでに抑えられるようになりました。

多忙な日々を送っているとどうしても自炊する気力は残らず、外食に頼ってしまうのは仕方のないこと。疲れやストレスがあるとついついコンビニにふらっと立ち寄り、買う予定がなかったスイーツやパン、軽食、コーヒーなどを買ってしまう方も少なくないのでは。

その点、派遣になると時間や気持ちにゆとりができ、自炊をすることで自然に食費を抑えることができています。

総務省統計局のデータでは、単身世帯の毎月の食費は39,069円(2022年)が平均。
統計データになるのであくまで参考ですが、この金額よりも大きいなら見直す価値は十分にあり。

自炊は節約になるだけではなく、添加物の摂取量を抑えられて、不健康な食生活をしていた時よりもダイエットにもなりそう。まさにいいことづくしです。

節約術術2◆交際費

続いては交際費の節約方法。
人付き合いは大切ですが、交際費も人によってかなり異なるので節約できる部分。

交際費は1回あたり安くても2千円ほどから、高ければ1万円は越える出費になり、それが月に数回あるとかなりの額になってしまいます。

【体験談】(断れなかった仕事の付き合いがなくなり)交際費が減った

Sさん 20代後半 コールセンター勤務
コロナ禍に入ったからというのもありますが、派遣という働き方になってからは常勤時代はほぼ義務で行っていた歓送迎会や仕事後の飲み会が皆無になったので交際費は大幅に減りました。

今の派遣の職場では、気の合う同僚同士で行きたい時に食事や飲みにいく感じ感じなので、気持ち的にも楽になりましたね。

病院勤務時代は、先輩から誘われると断れなかったり歓送迎会などはほぼ強制に近かった人も多いのではないでしょうか。

派遣で働くようになると正職員時代よりも断りやすく、同じように派遣で勤務している看護師も多いので、いい意味でさっぱりした人間関係が築きやすいようです。

行きたくない飲み会に参加しなくて済むとストレスも減って、自由な時間が増え、さらに節約にもなるなんてお財布にも自分にも優しいですね。

節約術3◆収支を把握

ひと月にどれだけのお金を何に使っているのか、把握していない方はまずはそこから手をつけることがおすすめ。

お金についてどんな節約や対策をしたのか聞いていると、「時間ができたので、お金の勉強を始めました」という看護師がとても多く、特に家計簿などを使いお金の収支を見直しをするようになって、貯蓄額が増えたという方は多くいました。

【体験談】(時間があるので)家計簿をつけ、どんぶり勘定に気付けた

Mさん 40代前半 介護施設勤務
派遣という働き方に切り替えてから、残業もほとんどなく定時で退勤できるので時間ができました。せっかく時間ができたので今まで無頓着だったお金のことを勉強してみるように。

本やYoutubeをみて勉強しています。お金のことを勉強しだすと、いかに自分が今までどんぶり勘定でお金を使っていたかがよくわかって。

最近はスマホで家計簿アプリをつけながら毎月の支出と収入をしっかり把握するようになりました。支出と収入を可視化したことで、貯金に回せるお金も増えました。今後はつみたてNISAなど、投資にもチャレンジしたいなと考えています。

常勤の頃に比べて派遣になって額面のお給料が減ったとしても、きちんと家計簿をつけて無駄をカットしていくことで、貯金は増やせるのです。

また、年金問題などもあり、今は良くても将来が不安という方も少なくないのでは。投資などお金について勉強しておいて損はないでしょう。

節約術4◆散財をやめる

「ご褒美」と称して、定期的に大きな買い物をしたり散財をしてしまうことはありますか?
もし、まとまったお金をパッと使う癖があるなら、日頃どれだけ節約していても、さらには収入を上げたとしても貯蓄は難しくなってしまいます。

【体験談】(ストレスが減ったので)散財癖を卒業して、貯金増

Mさん 40代前半 介護施設勤務
病院勤務時代は、新人指導やマニュアル作り、委員会などたくさんのタスクがあり、常にマルチタスクで仕事に追われている感じでした。そのストレスからボーナスでブランドのバッグを買ったりエステの高額なコースを契約したりしていました。

ストレスが大きい分、自分へのご褒美にかける金額も多かったんですよね。だから、稼いでいる割には全く貯金できていませんでした。

現在は、派遣で介護施設でのんびり働いています。仕事時間以外は、持ち帰りの仕事もなく休日は完全に仕事のことを考えなくて済むようになったのでストレスはかなり減りました。気がついたら、病院勤務時代よりも収入が減ったにも関わらずお金が余るように!これは自分でも予想していなかったですね。

実は看護師は、勤務先や残業代などにより一般的な会社員より年収が高くなることがある一方、年収が高い方ほど、貯蓄額は少ない方が多いそう。

大きなストレスがかかればかかるほど、パーっと発散したくなることは誰しも一度はあるのでは。けれど、無駄な散財してしまえば、稼ぐために費やした時間も労力も水の泡。

コツコツした節約も大切ですが、もし散財癖がある方なら、この部分に気をつけることでかなりの節約になります。

 

収入を上げるための秘訣についてはコチラの記事をご参考に!

経済的にうるおっている派遣看護師の収入アップテク3選

まとめ

いかがでしたか?
派遣看護師のみなさんが行っている節約術、お金を貯める方法を紹介しました。

節約と聞くと苦手に感じるかもしれませんが、「自炊をしたら食費が減った」「義務の付き合いがなくなり交際費が減った」「家計簿で収支を把握した」「散財がなくなった」など、いずれも派遣になって時間ができストレスが減ったことで、みなさん自然に楽しく節約できているようです。

派遣看護師になることでボーナスがなくなったり年収が下がるなど、金銭面の不安があるかもしれませんが、意外にも貯金ができるようになったなど、経済的に改善している方は少なくありません。

ご自身が送りたいライフスタイル、キャリアを今一度考え、ご自分に合った働き方を選んでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人は
スーパーナース編集部

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看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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