扶養枠調整に、定年後に…みんなの「単発」派遣の働き方を紹介！
ひとつ前の記事から、みんながどんな風に「単発」派遣のお仕事を生活に取り入れているのか、さまざまなケース、体験談を紹介しています。
ご自身の生活や事情に当てはめたり、今後の参考にしてみてくださいね。
前の記事はコチラ⇒【体験談①】看護師「単発派遣」みんなの働き方
◆Case3≫ 扶養枠内の調整として単発派遣
扶養枠内で抑えるようお仕事を調整してきたのに、これだったらもうちょっと働けたのになぁ…ということありますよね。
そんなとき、今月に1日だけ、2日だけと「単発」派遣のお仕事を入れて金額の微調整をしている看護師も。
【体験談①】パート先に加えて、扶養枠の微調整で単発派遣
Hさん 50代前半 内科クリニック勤務- 以前は常勤で働いていた内科クリニックで、週1、2日パートとして勤務しています。
旦那の会社の社会保険に入っているため年間130万円を超えないように勤務していますが、勤務先のクリニックが常勤さんが潤っている時は勤務日数が少なくなることもあるため、穴埋めのために調整しつつ派遣での勤務をプラスすることもあります。
その微調整が、やはりパート先では難しかったりするので1日単位だけ働ける派遣のお仕事は非常にありがたいです。
【体験談②】収入に算定されない特例のワクチン接種を単発で
Kさん 40代後半 訪問診療クリニック勤務- もともと、旦那の扶養の範囲内で働いていたため訪問診療のクリニックで週1、2の勤務のみでした。けれど、2021年4月から2023年3月まではワクチン接種業務に従事する給与収入は収入に算定されないとなったため、期間限定でワクチン接種のお仕事を派遣でやっています。
もう少し働きたいなと常々思っていたものの、扶養の関係もあり断念していましたがワクチンに関する特例があったので、今がチャンス！と思い派遣でワクチンのお仕事をしています。派遣会社がすぐにワクチンの求人を紹介してくれて、スムーズにお仕事開始することができました。
◆Case4≫定年退職後に単発派遣
定年を過ぎてもまだまだ元気でパワーも十分な方が増えています。
けれど、これまで十分にお仕事を頑張ってきたのでプライベートも楽しみたかったり、家庭の事情もあったりでフルタイムではもう働けないなというとき、「単発」派遣はぴったり。
【体験談①】まだまだ体力には自信がある！年金支給もまだ先なので
Mさん 60代前半- 3月に長く勤めた大学病院を退職しました。まだまだ体力には自信があったので現在は派遣でクリニックやデイサービスでお仕事をしています。
親の介護もあり、柔軟に動ける働き方を探していたので月の予定に合わせて仕事のスケジュールが組めるのがありがたいですね。
年金が支給されるまでも、まだ少し先になるので収入が確保できるのは本当に助かっています。
◆Case5≫看護師としての経験値を増やして活躍の場を広げるため
「単発」派遣を“お金を稼ぐため”だけではなく、将来を見据えて、看護師スキルを活かして活躍の場を広げるために取り入れている看護師も。
【体験談①】訪問看護・在宅看護の分野で仕事をするために
Wさん 30代後半 総合病院 混合外科病棟勤務- いずれは訪問看護・在宅看護の分野での仕事をしたいと思っています。ただ総合病院で働いていると実際に患者さんが退院した後に、どんな感じで自宅で過ごしているのか全くイメージがつかなくて。退院後の療養生活の指導をするにも、自信を持って指導することができませんでした。
そんな時に、派遣で訪問入浴の仕事をしている友人に実際にどんな風に在宅で療養されているのか利用者さんの話を色々と聞くことができました。自分も経験したいと思い訪問入浴のお仕事をスタートしました。
やはり百聞は一見にしかずで、実際に訪問入浴の仕事を通して在宅介護や看護の現場に触れることができてとても勉強になっています。お金も稼ぎながら、自分の極めたい分野での勉強もできて一石二鳥だなと感じています。
【体験談②】現在の病院以外のお仕事を経験してやりたいことが見えてきた
Tさん 30代前半 総合病院 精神科病棟勤務- 現在の病院に新卒の時から勤めているので、看護師として他の勤務先での働き方を知らないことが自分の中で引っかかっていました。
そんな時に、副業で派遣のお仕事を単発でしている同僚の話を聞いて、私もチャレンジしてみようと思いました。クリニック、有料老人ホーム、保育所、検診、ワクチン、訪問入浴などなど。様々な勤務先でもお仕事を経験することができました。
様々な職場を見たからこそ、今の勤務先のいいところも見えてきました。その中でも訪問看護に興味が出てきたので今後は精神科の訪問看護に進もうかと考えています。
派遣で色々な職場を経験しなければ、自分のやりたいこともクリアにならなかったと思うのでとてもよかったです。
まとめ
いかがでしたか？
看護師のみなさんが実際にどんな事情で、どんな風に「単発」派遣を取り入れているのか紹介してきました。
いろんな年代や経歴の看護師が、それぞれの生活に合わせて、「単発」派遣のお仕事をして収入をアップさせたり、生活に張り合いをつくったり、経験を積んだりしています。
これからの働き方の１つとして、「これなら私もやってみようかな」と参考になればうれしいです。
単発派遣のお仕事を副業で行うにあたって、職場にバレないか気になる方はコチラの記事も参考に！
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監修／スーパーナース 看護業務部
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。
