海外旅行、都心一等地の寮など…羨ましすぎるお隣の福利厚生事情をチェック
福利厚生には、健康保険といったものから交通費支給、住宅補助など多種多様なものがあります。
特に、企業が定める「法廷外福利厚生」は職場によって種類や内容もさまざま。病院やクリニックなど職場の特徴によっても異なり、同じ病院だとしても、その職場それぞれに特色があります。
この記事では、看護師みんなの「自慢したい！」「嬉しすぎた！」「お得すぎた！」職場の福利厚生7選をご紹介！
そもそも福利厚生はどういったものかということから、定番人気の福利厚生をご紹介した記事「職場の福利厚生、派遣の看護師も受けられるの？」もあるので、あわせて参考にしてみてくださいね。
◆1.家賃補助や寮がすごい！都心の一等地に激安で住むラッキーな看護師も
「家賃は給料の3分の１まで」と言われるぐらい、家賃は支出の大きい割合を占めます。なので、この家賃負担が減るとかなり家計にゆとりが生まれます。
職場の福利厚生で「借り上げ社宅」や「家賃補助」があったら、実質、お給料が増えたようなもの！
誰もがうらやむ都心の一等地に激安で住めることもできた看護師もいるようなので、みんなの職場にはどんな福利厚生があるのか、要チェックです。
一等地にある借り上げ社宅に、相場の家賃1/3以下で住めた
勤務先に寮や家賃補助の福利厚生があると安く住め、家具家電がついていればなおさらに出費が抑えることができて経済的。寮があれば物件探しをする手間もかからない上、引っ越し費用の支給がある職場も！
Hさん 20代後半 大学病院勤務- 「私が新卒で働いた病院の寮は家具家電付きでした。そのため一人暮らしを始めるときもほとんど大きな家具や家電製品を買い揃える必要がなかったので、お財布的にもとっても優しかったです。引っ越し費用も支給がありました」
社宅や寮というと薄汚いイメージがあるかもしれませんが、なかには、寮とは思えない羨ましくなるような物件もあるそう。
Wさん 30代後半 急性期総合病院勤務- 「都内の一等地、一人暮らしでも家賃が10万を超える借り上げのマンションに3万円の寮費で住むことができていました。駅からも徒歩1分で築5年くらいの新しいマンションだったので、違う職場のお友達に話すといつも羨ましがられました」
完全に無料の看護師寮も。ただし条件が……
完全に住居費が無料という魅力的な寮に住んでいる看護師も。ただ、病院の敷地内に寮があったり、急な出勤を頼まれたりとデメリットもあるようです。
Yさん 40代前半 大学病院勤務→透析専門病院勤務- 「大学病院で働いていた頃、敷地内にある寮（築30年）は光熱費以外は完全に無料でした。大学の敷地内にあったので土日はグランドで野球部が野球をはじめたりと賑やかな環境ではありましたが、とはいえお金を貯めたかったので仕方ないかなと……。あと、病院の敷地内に住んでいるので常に職場にいるような環境で、オンオフの切り替えはつけづらかったです」
Oさん 30代前半 急性期総合病院勤務- 「病院の目の前にある借り上げの1Kのマンションでしたが、1年目から3年目までが入れる寮で完全に無料でした。ただ災害拠点病院だったため地震や災害時には休みでも出勤しなくてはいけないというルールがありました。また病欠で欠勤がでると、急な出勤を頼まれることも多かったです」
◆2.海外旅行など職員旅行が豪華！「そのために働いています」
看護師はどうしてもストレスが溜まりがちなので、定期的な気分転換は日々の忙しい業務を乗り切るために必須。
仕事のストレスから切り替えられる、旅行や観劇、豪華なレストランの福利厚生など。看護師みなさんのお声を集めると、思わず「これって職場の福利厚生？」と思ってしまうようなテンションの上がるラインナップに。
職員旅行が豪華すぎる！
旅行好きな看護師さんにはかなりポイントが高い職員旅行補助。国内だけではなく、海外も選択肢にある職場もあるようです。
Hさん 30代後半 総合病院勤務→同じ医療法人内の健診センター勤務- 「コロナ禍以前は、職員旅行のラインナップには海外も含まれていました。スペインやドバイ、オランダ、アメリカ、バリ島、シンガポールなどなど。国内では北海道、沖縄など。家族まで補助を受けることができるので毎年利用しています。病院がかなり負担してくれるので給料は安く激務な病院ですが、職員旅行のために続けてるといっても過言ではないです」
仲良し同期だけのハワイ旅行
先輩や上司に気をつかわなくて済む、気楽な同期だけのハワイ旅行を楽しんだ看護師も。
- Nさん 20代後半 総合病院勤務
- 「普段はなかなか同期と休みを合わせて旅行に行くことはできないのですが、職員旅行のタイミングだけは先輩たちも同期で行っておいでと言ってくれるので、堂々と同期と休みを合わせて旅行を楽しむことができました。1年目のときはみんなでハワイに行けたのは本当に良い思い出です」
◆3.まるで部活の青春！スポーツで汗を流してリフレッシュ！
職場にレジャー施設があり、日々のストレスをスポーツで発散できる上、他職種との交流にもなる、まるで学生時代のサークルのような環境がある職場も。
テニスコートでストレス発散！
院長の趣向は、少なからず職場に影響を与えるもの。
Sさん 30代前半 地域密着型総合病院勤務- 「病院には院長の趣味でテニスコートがあって、予約すれば無料で使えました。仕事後に院内のテニス好きが集まってテニスをすることも多くて、良いストレス発散にもなるし院内の他職種の方とも交流できてよかったです」
◆4.誕生日や結婚、勤続年数に応じたお祝い金のプレゼント！
結婚お祝い、勤続年数などの節目にお祝い金や商品券がもらえる福利厚生は、比較的多くの企業が導入しています。金額や、どんな節目にもらえるか等は職場によってまちまち。現金や商品券は使い道を自分で決められるので嬉しいですよね。
勤続年数に応じて商品券
勤続年数など節目ごとに報奨金などの制度があると、ツライことがあっても「あと少し頑張ろう！」という勤続の励みにもなるもの。
- Mさん 40代前半 リハビリテーション病院勤務
- 「勤続5年、勤続10年と5年ごとに看護部から商品券がもらえるシステムがあります。私は6年目に入るタイミングで勤続5年の商品券5000円をいただきました」
◆5.贅沢な豪華レストランやミュージカルがお得に楽しめる！
職場の設備や仕事に直結しないものでも、モチベーションを上げるためにプライベートの時間を充実させる福利厚生を用意している職場も。
抽選で豪華レストラン2万円→3千円に
お高いレストランや観劇など、お金がかかってしまう特別なプライベートのイベント。この費用を抑えることができる福利厚生は、看護師の私生活を潤すための職場の思いやりが嬉しいところ。
- Mさん 40代前半 総合病院勤病棟→外来内視鏡室勤務
- 「季節に1回程度の割合で、豪華なレストランで食事もしくは劇団四季などのミュージカルを格安で観劇できる制度がありました。例えばレストランで実費だと1万5000円から2万円かかるものが3000円の負担だけで行けたり。人気なので希望しても抽選になることがほとんどでしたが、当たれば相当ラッキーでした」
◆6.英会話の学費補助や、図書館完備でスキルアップ
看護師のスキルアップや学習を応援してくれる福利厚生もあります。
職場に24時間利用の図書館がある
医療の世界は日進月歩。看護師として働く限り生涯学んでいく必要がありますが、高額になりがちな医療や看護の専門書が揃っている図書館があって、学びたいときに24時間いつでも利用できる職場も。
- Wさん 30代後半 急性期総合病院勤務
- 「院内に24時間利用できる図書館があります。日中は司書さんもいてくれるので、看護研究に必要な本や研究論文の検索などは司書さんに相談することもできるのでありがたいです。医療や看護の専門書は高価なものが多く、職場に図書館があることはとても助かります。夜勤の休憩中など仕事の合間に立ち寄れるのもありがたいですね」
英会話の学費補助！「留学予定なので嬉しい」
プライベートで自らお金をかけて英会話を勉強する社会人は少なくありませんが、福利厚生としてバックアップしてくれている職場も。
- Mさん 20代前半 急性期総合病院勤務
- 「私が働く病院は、大使館が近くにあることもあり外国人の患者さんがとても多いです。そのため語学のスキルアップを病院が応援してくれています。英会話教室の学費の補助や、e-learningなどオンラインで学べる環境を整えてくれていて。これから留学をして、国際的な看護師を目指している私にはとても嬉しい福利厚生です」
◆7.子育て看護師を助ける、院内保育園や保育料補助
看護師として働き続ける中で、子育てをするなどライフステージの変化が訪れることも。職場に子育て看護師が働き続けることができるよう、サポートするための福利厚生があると安心です。
院内保育園は精神的にも助かる
子育て看護師にとって保育園への送り迎えは大変。特に、小さいうちは熱がでたり体調を崩しがちで急にお迎えに呼ばれることも。そんなときも、職場に保育の福利厚生があるとすぐに駆けつけることができたり顔を見に行くことができるので、持たなくてもいい罪悪感や不安を減らすことができます。
- Hさん 30代後半 総合病院・病棟勤務
- 「院内の敷地に、0歳から3歳まで預けられる保育園が併設されています。職場の敷地内にあるので、送り迎えも楽だし何かあればすぐに顔を見に行けるのも安心です。また昼休み中に、授乳をすることもできるので忙しい中でも子どもとしっかりコミュニケーションをとることができてありがたいです」
保育料補助があり、職場が子育て看護師を応援する雰囲気
また、保育設備はなくても補助制度がある職場も。金額自体も助かるけれど、職場にその制度があることで、子育て看護師が働きやすくなります。
- Mさん 40代前半 地域医療支援病院 回復期・リハビリ病棟勤務
- 「あまり大きな病院ではないので院内に保育園や託児所はないのですが、小学校に上がるまでは病院から保育料補助があります。3歳までは最大2万5000円の補助が出るので本当に助かっています。病院が子育て世代を応援する雰囲気があるので働きやすいですね」
まとめ
いかがでしたか？ 看護師さん自慢の福利厚生を集めてみましたが、旅行や寮、お祝い金、勉強の支援などなど、職場内外での生活に関するあらゆるものが会社独自の福利厚生としてありました。
「こんな良い福利厚生があるなんてうらやましい！」というものから、「いやいや、私の職場のほうがもっとすごい」というものもあったのではないでしょうか。
法定外福利厚生は企業独自で設定するので、職場によって充実しているものもあれば、ユニークなもの、また、用意されていないものもあります。
働く上でのモチベーションになったり、自分自身のキャリアや貯金額、健康管理にも影響してくるので、次に転職する際には自身にとって必要なものや、あったら嬉しいものがあるかどうか、福利厚生もぜひチェックしてみてくださいね。
スーパーナースは創業29年以上で看護師に特化した人材紹介派遣会社です。
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監修／スーパーナース 看護業務部
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
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