みなさんは、脳神経外科での看護にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ご家族などが患者として脳神経外科にお世話になった経験のある看護師さんなら、心当たりがあるかもしれませんね。
今回は、さまざまな理由で脳神経外科への転職をめざす看護師さんのために適した志望動機のまとめ方や、記入に役立つ例文をご紹介します。
脳神経外科への転職をめざす看護師さんの志望動機
脳神経外科へ転職したい看護師さんの志望動機は、脳神経外科特有の看護を知った上で内容を吟味することが大切です。
3つほどの事例に分けて、脳神経外科を志望される看護師さんのための志望動機のまとめ方をご紹介します。
1.患者さんの症状に合わせたきめ細やかな看護・ケアに努めたい
脳神経外科は脳や神経に関する疾患を取り扱いますが、疾患の部位によって非常に多くの症例がある点が特徴です。
そのため、患者さんへの看護も個人に合わせることが求められ、複雑になります。
患者さん個々の症状の特徴や変化に合わせ、繊細なケアを行いたいという動機には説得力があるでしょう。
2.患者さんの日常への復帰をサポートできる看護をしたい
脳神経外科の患者さんは、回復にともない何らかの後遺症が現れる方が多いことも特徴です。
障がいなどを持つこととなっても、患者さんが可能な限り支障の少ない日常生活に戻れるよう支援に努めることも、看護における重要なポイントです。
それらを身につけ、患者さんと回復を喜び合いながらのサポートに力を尽くしたいという点はぜひアピールしましょう。
3.家族の脳神経疾患に直面し、脳神経外科の医療に携わりたいと思った
脳神経外科を志望する看護師さんには、ご家族が脳神経疾患を経験したという方も多いと思われます。
その経験を志望動機に落とし込むには、ご家族の治療時に看護師が献身的に介助してくれたことや、適した生活指導により退院後の生活が思ったより困難にならなかった点などを挙げましょう。
その上で「そんな看護師になりたい」という熱意を伝えると効果的です。
脳神経外科へ転職する看護師のための志望動機例文
1.脳神経外科経験がある場合
私は、○○大学病院の脳神経外科で5年半看護師として勤務してきました。
先進医療に関わる機会が多くやりがいは感じていましたが、もっと長期的に患者さんをサポートできる現場で働きたいという思いが強くなりました。
そこで、整形外科を併設しリハビリまでの支援が可能な貴院を志望するに至りました。
地域最先端の医療・看護に引き続き従事でき、かつ地元密着型のコミュニケーションを患者さんと図れる貴院で、ぜひ戦力として活躍したいと思っています。
2.脳神経外科経験がない場合
育児期間中に介護施設での看護業務を経験しましたが、育児が一段落ついたら患者さんの回復にも積極的に関われる脳神経外科で本格復帰しようと決めていました。
施設では処置などに関するさまざまな判断も看護師に一任されることが多く、思ったより緊張感ある現場で責任感が身につきました。
神経症状を持つ入所者さんとのコミュニケーションも意欲的に取ってきたため、今後はその経験を活かして患者さんを治すための看護に従事したいと思っています。
まとめ
この記事では、脳神経外科へ転職を検討している看護師さんのための志望動機のまとめ方や、記入に役立つ例文をご紹介しました。
例文はそのまま使わず、ご自身の志望理由や状況に合わせ適切にアレンジして活用しましょう。
もしご自身で志望動機をまとめることに不安があるなら、転職エージェントに相談してみるのも一案。
多くの転職活動を成功に導いたプロにコツを学び、ご自身ならではの志望動機をまとめてみてはいかがでしょうか。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。