小児科は看護師さんに、とても人気の高い診療科です。
しかし求人数はけっして多くなく、求人が出た場合の応募倍率も高くなりがちです。
人気の小児科で採用に近づくために、転職活動における志望動機にも小児科に適した内容を加味することが大切になるでしょう。
今回は、小児科への転職を考えている看護師さんに向いている志望動機や、履歴書を記入する際に参考とできる例文についてご紹介します。
小児科へ転職する看護師さんの志望動機とは?
転職で小児科を志望する場合、志望動機としてはどのような内容が向いているのでしょうか。
ここでは、小児科への転職向けの志望動機を3つほどのケースに分けてご紹介します。
1.志望する病院の特色に言及する
小児科を志望する方のほとんどは「子供が好き」ということが動機になっていますが、それでは強いアピールになりません。
子供好きなことに加え、なぜ応募先の病院を志望したかについて必ず言及しましょう。
たとえば「地域を代表する小児科医院であること」「保護者様とのコミュニケーションも大切にしていること」など、なぜ数ある小児科の中からその病院を志望したかを強調すると効果的です。
2.過去に小児科で経験した内容をベースにする
小児科経験がある看護師さんであれば、小児科で経験したことや学んだことを挙げ、それらをさらに伸ばしたいという志望動機が適切でしょう。
また、小児科経験がない場合はご自身が過去に患者として小児科で経験したことや感じたこと、看護師として小児科の看護現場に接した感想などを交えて説得力を加味すると良いでしょう。
3.患者だけでなく保護者との関係性についても触れる
小児科は、患者であるお子さん以上にその保護者さんとのコミュニケーションが大切になる診療科です。
相談を受けたり、日常生活の指導の際にも保護者さんとお話したりする場面が多い点に着目し、ご家族へのサポートに注力する意思をアピールすると良いでしょう。
小児科志望の看護師向け志望動機例文
1.小児科経験があり、志望先の診療内容に魅力を感じて転職する場合の例文
私は5年間○○病院の小児科外来で勤務しました。
その中で貴院に関する評判を耳にする機会も多く、患者さんの治療にとどまらず予防に力を入れている貴院の診療体制にかねて高い関心を持っておりました。
貴院でこれまでの小児科経験を活かすとともに、地域の子供たちの健康な成長に寄与できればと考えております。
2.内科病棟から小児科クリニックへ転職する場合の例文
私は△△病院の内科病棟で4年勤務し、多くの患者さんとコミュニケーションを取ってきました。
今回小児科である貴院を志望した理由には、子供が好きであることに加えて内科看護の経験を活かし、ご家族との意思疎通に力を入れたい点もあります。
子供さんとの信頼関係を築くには保護者さんとの関係性も非常に重要と考え、正確な知識をわかりやすく伝えられる看護師としてぜひ貴院で活躍したいと思っています。
まとめ
この記事では、小児科への転職を考えている看護師さん向けの志望動機や、履歴書の記入に役立つ例文をご紹介しました。
小児科は子供好きな看護師さんに向いている診療科ですが、志望動機欄にそう書く方は非常に多いため、それだけでは目を引くポイントにならない可能性が高くなります。
「子供好きプラスアルファ」の内容を必ず加えるようにし、他の志望者との差別化を図れるようにしましょう。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。