食事介助のワンポイントアドバイス
食事をするにあたりまず考えないといけないことがあります。それは清潔を保つことです。
これは、食事介助の時だけでなく、一般の方が食事をする時にも手を洗い清潔を保つことは、当たり前のことではないでしょうか。
食事介助が必要な方の中には日常生活で介護が必要な方も多くいらっしゃいます。
それらをふまえ、食事の前に排せつをすませておくことが必要です。
また、上手に口の中で噛み飲み込むことも困難であるため、エプロンやよだれかけなどの準備も心がけたほうが良いでしょう。
いろいろなことを想定して、事前に食事をする環境を整えましょう。
食事介助の手順
1.排せつと清潔
先ほども述べましたが、先に排せつを終えます。その後、手洗い、消毒をする。なんらかの症状で手洗いができない方の場合は、おしぼりで綺麗に拭きます。
テーブル周りもきれいに拭き取ります。
2.意識の確認
食事の意志があるのか、体調は問題ないのか確認をします。検査などの結果により食事が中止になっているケースもあるので注意しましょう。
3.食事の説明
本日の献立の説明をすることで、食事に対して前向きになります。
4.エプロン等の着用
食べ物がこぼれてしまっても大丈夫なように準備をしておきます。
5.水分を摂る
食事の前に水分でお口の中やのどを潤すことで食の通りがよくなります。
6.水分と交互に食を摂る
できるだけ食べやすいように少量口元に運ぶ。適宜水分を補給することも忘れずに。
7.食事後の歯磨き
食事後の食べかすが誤嚥性肺炎などの原因にもなりかねませんので、食後の歯磨きは丁寧に。
8.後始末
食べる前の状態に戻します。食べ残し等がこぼれていないかチェックしましょう。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。