看護師に必要な能力は?求められるものはこの8つ!
看護師になるためにはどのような素質が求められ、重要視されると思いますか?
忙しく動き回って、患者さんと頻繁にコミュニケーションをとる機会がある看護師。そんな看護師が活躍するために大切な素質・資質は1つや2つではなく、複数の能力が求められます。
そこでこの記事では、看護師にもっとも必要な・資質8つを紹介します!
どれも、これからの看護師に求められる大切なものばかり。けれど、意外と難しいものもチラホラ……。
そこで、重要度順のランキング形式でご紹介。まずは上から順にチェックして、足りないものがあれば補う努力をしたり、日々勉強をして自信をつけていきましょう。
看護師をめざす方や、良い看護師として今後さらに活躍したい方の参考になれば幸いです。
1位 向上心
医療の世界では、日進月歩で新たな発見や技術革新が行われています。
医師はもちろんですが、看護師も常に新しい知識を学びながら、変化に対応していかなければなりません。
- 新たな学びを得たい
- 成長したい
- 最新の医療にいち早く順応できるようになりたい
- 苦手を克服したい
こういった向上心があるかないかで、看護師としての能力に大きな差が開いていきます。
そのため、看護師に必要な素質の1位は向上心です。
新人であっても経験豊富なベテランになっても、何歳であっても、向上心は看護師として持っていたい大切な要素です。
2位 コミュニケーション能力
看護師に必要な素質の2位は、コミュニケーション能力です。
看護師ほど、さまざまな人と同時進行でコミュニケーションをとる仕事はないのでは。それほど、看護師さんは人と関わる機会の多い職業です。
看護師に求められるコミュニケーション能力は、
- 「人間関係を和やかに保つ」
- 「波風を立てない」
- 「自分や周りの人の声を正しく伝える」
この3つがとても重要。
患者さんの回復に努めるという最大の目的に向け、周囲の人たちとしっかり理解を深めながら連携することが大切です。率先してそのような環境を作れるような、コミュニケーション能力が高い看護師になりたいですね。
3位 観察力(目配り)
看護師に必要な素質の3位は、観察力があること。観察力とは、つまり目配りができることです。
患者さんの様子を見て、そのときに何が必要かすぐ判断する事は、看護師さんには絶対的に必要な仕事。そのため、前提で目配りができること/観察する力がとても大切な素質になるのです。
観察力があってはじめて、気が利く行動ができるようになります。
「自分は看護師なのに、こんなに気が利かなくていいのだろうか」と今はお悩みかもしれません。けれど、観察力は仕事を通じて意識的に磨いていけるものです。
まずは、周囲の様子をしっかり見ながら仕事をするよう心掛けてみましょう。
4位 想像力
看護師に必要な素質の4位は、想像力。
3位の観察力と似ていますが、観察して、さらにそこから想像できる力があることが大切です。
たとえば目の前の患者さんを観察して、
- 「苦しさや不安があるのはなぜか」
- 「どこがおかしいのか」
このように想像することで、はじめて寄り添った看護が実現できるのです。
優秀な看護師は患者さんの様子だけでなく、そのご家族やお見舞いにいらした関係者の様子も同時進行でしっかり見ているものです。そして、ちょっとした変化に気付いたら想像力を働かせて、「こうしたら良いのでは」と動くことができるのです。
想像力は、勉強したり、さまざまな患者さんをみたり、経験を積むことで育てることができる能力です。ぜひ、日々研鑽していきましょう。
5位 ストレスと付き合う力
看護師として既に働いている人なら、看護師がいかにストレスを抱える職業かはご存じでしょう。
しかし、休みの日も夢の中でも仕事の事ばかり考えてしまうなど、そのストレスに常時縛られているようでは長く働き続けることは難しいです。
そのため、看護師に必要な要素の一つは、ストレスと上手に付き合う力です。
適度なストレスは緊張感や集中力にもつながります。けれど、切り替えられないと自分自身が疲弊してしまいます。
だからこそ、オフの時間はスパッと仕事モードから切り替えてリフレッシュするなど、ストレスに負けないようにすることが大切。上手にスイッチを切り替えてストレスを管理できるようになりましょう。
6位 メンタルの強さ
続いて、看護師に必要な素質の6位はメンタルの強さです。
強いメンタルというと、「気が強い」「気にしない」イメージがあるかもしれません。けれど、ここで挙げる看護師に求められる“メンタルの強さ”は少し意味合いが違います。
看護師が持っていたいメンタルの強さは
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✨看護師自身が安定した精神で、患者さんのためにタフでいられる✨
そんな強さです。
看護師が患者さんに不安を伝染させたり、プライベートの感情を引きづってコロコロ態度を変えるようではよくないですよね。
重症の患者さんがやってきても、優しい声を掛けられて「しっかり治しましょう」と励ませる強いメンタル。こんな精神力を持っている看護師は、多くの人の信頼を得られること間違いなし。
このメンタルの強さは、ただ気が強いのではないので、なかなか難しい要素です。そこで、
- 尊敬する(理想の)看護師をロールモデルにする
- 肝っ玉母さんをイメージする
のはいかがでしょうか。
日々、安定した精神を心掛けて、周りにドン!と良い影響を与えられる看護師になりたいですね。
7位 体力
続いて、看護師に必要な素質の7位は体力です。
看護師は、夜勤があったりシフトだったりで勤務時間がバラバラになりやすいです。加えて、仕事中はいろんな人とコミュニケーションを取りながらバタバタ動き回る肉体労働。
いろんなことを考えながら業務はテキパキ行い、さらに報告書も作成するなど、マルチタスクが求められるハードワークです。夜勤や仕事がしんどくて、転職するべきか悩んでいる看護師も少なくありません。
そんな看護師に、体力はマスト。
体力は、生まれながらの素質もあるものの、ある程度努力でカバーが可能です。
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体力をつけるPoint
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- 食生活に気を付ける
- 運動習慣で筋力と基礎体力をつける
この2つを意識して、少しずつでも体力をつけていくようにしましょう!
8位 明るさ
最後、看護師に必要な素質の8位に挙げるのは「明るさ」です。
優れた看護を目指すなら、明るく患者さんと接することができるにこしたことはありません。
なぜなら、雰囲気が明るくて笑顔な看護師には、患者さんも訴えたいことが言いやすくなるからです。また、スタッフ間のコミュニケーションも上手くいきやすいでしょう。
逆に、いつも不愛想でムスッとしている看護師はどうでしょうか?そんな看護師がいると、話し掛けにくいし、連携もうまく取れず、病棟の雰囲気まで重々しくなってしまいそうですよね。
もちろん看護師はサービス業ではないので、過剰な愛想笑いは必要ありません。けれど、1人ひとりの看護師がなるべく明るく、穏やかで笑顔を作ることができれば……。きっと、院内のすべての人が居心地よく過ごせる現場を目指せるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、看護師に必要とされる素質・資質について8つを、重要度順にランキング形式で紹介しました。
►紹介した素質・資質は
1位 向上心、
2位 コミュニケーション能力、
3位 観察力(目配り)、
4位 想像力、
5位 ストレスと付き合う力、
6位 メンタルの強さ、
7位 体力、
8位 明るさ
でした。
どのぐらい「自分に当てはまる!」「私はこの素質を持っている」と思う項目がありましたか?
たくさんあった方は、看護師に向いていること間違いなし!ぜひ自信を持って、看護師として活躍していきましょう。
また、不足していると感じる項目が多かった方はいかがでしょうか?おそらく、多くの方が、いずれかが欠けていると感じたのではないでしょうか。けれど、落ち込んだり自信をなくす必要はありません。
紹介した8つの能力は、生まれつきの要素というよりは、意識して磨けるものが多いです。この先十分克服できる余地があるものばかり。「今はこの能力が足りない」「これから身につけたいのはこの資質」と感じたら、明日からさっそくその点を意識しながら勉強や自分磨きをして、業務にあたってみてください。きっと、自分自身の成長を感じられるはずです。
また、「忙しすぎて、明るくしている場合じゃない!」「私はそれはできないけれど、しょうがない」と思う項目もあったかもしれません。けれど、少しでも心の片隅に置いていただけると幸いです。きっと、これからの自身の看護師人生をより良いものにしてくれるでしょう。
►それでも悩みがある方は
「頑張っても自分は体力がなくて、どうしても夜勤がキツイ」「職場のコミュニケーションに問題があり転職したい」などのお悩みがある場合は、ぜひスーパーナースにご相談ください。
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スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。