年収を上げたい!高収入をめざしたい看護師がやるべきこと
看護師という職業は「お給料が良い」と言われがちです。けれど、人命に直接かかわる責任や夜勤・超過勤務の多さを考えると疑問に思う看護師も多いのでは。
特に、周りの人の収入を見聞きしたり、平均年収と比較したりした時、
「こんなに忙しいのだから、もっと年収を上げたい」
「現状のお給料が割に合っているとは言えない」
と切実に感じるのではないでしょうか。
この記事では、看護師が年収を上げるための具体的な方法を3つ紹介します。
年収UP①高年収の職場へ転職
年収を上げる方法の1つ目は「転職」です。やはり、思い切って高年収の職場に転職することが一番の方法です。
なぜなら、職場には定められた給料形態というものがあるからです。そのため、自分だけが今の職場で飛び抜けて年収が高くなるというのは非現実的。
より給与が高い職場や別の業界に転職することで、「すぐに年収を上げる」ことが実現できるのです。
平均年収と比較
「転職をしても年収が上がるのだろうか」「今の職場が年収高めだったら、今より下がっちゃうのでは…」という不安もありますよね。
平均年収と比較して、“今の職場の年収は低いのか”、“転職先の年収は高いほうなのか”検討してみましょう。
まず、看護師の平均年収は508万1,700円です。
より具体的に看護師の平均年収のデータを見ていくと、年代や地域によって差があります。
たとえば年代別では、
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年代別・看護師の平均年収
- 20代後半の場合、25~29歳の平均年収は474万1,500円。
30代前半の場合、30~34歳の平均年収は487万1,500円。
30代後半の場合、35~39歳の平均年収は485万3,100円。
たとえば地域別では、
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地域別・看護師の平均年収
- 年収平均が最も高いのは大阪府で568万900円。
年収平均が最も低いのは熊本県で418万5,300円。
ご自身の年代や、働いている地域の平均年収はどうでしょうか。
こちらの記事に平均年収データを詳しく記載しています。チェックしてみましょう。
転職の注意点!
年収アップを目的とした転職をする際は、注意点があります。
仕事の良し悪しは年収だけでは判断できません。
- 究めたい分野
- やりがい
- 教育制度
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 福利厚生
なども、働くうえで重要な要素。特に、キャリアプランはしっかり考える必要があります。
そこで、希望の年収や仕事内容に合わせて応募する職場を選定してくれる、看護師専門の人材会社に相談することをおすすめします。
スーパーナースは看護師に特化した人材会社。全国展開をしていて、これまで多数の看護師さんと取引先とのマッチングしてきた30年の実績があります。
転職活動は時間がかかるので、気になったらまずはプロの人材コーディネーターに相談することから始めてみましょう。
年収UP②副業をする
続いて、看護師が年収アップする方法の2つ目は、転職をしないでも年収を上げる方法を紹介します。
それは、「副業」をすること。
単発派遣で稼ぐ
看護師は国家資格。1日単位の単発派遣(単発バイト)も時給が高めです!
そして、看護師は常に人材不足なので求人が豊富にあります。そのため、看護師の単発派遣は、副業として取り入れやすいのです。
看護師の皆さんは、休日や連休を利用して「働きたい日にピンポイントで単発派遣のお仕事を入れている」人がとても多くいます。
具体的にどうやって単発派遣のお仕事をするのか、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
※登録完了後マイページにて非公開求人が見られます。
さまざまな副業
副業なら看護師業務から離れることも自由!
やってみたかった仕事が経験できることもあり、看護師の皆さんは看護業務にこだわらず、いろいろな副業をしています。
- 働いてみたかったお店でアルバイトをする。
- ウェブデザイン業務などの在宅ワークに励み副収入を得る。 など
副業の収入が高くなり独立して、フリーランスとして活躍する看護師もいます。夢が広がりますよね。
副業の注意点
ただし、副業をするなら気を付けておくべきポイントがあります。
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副業の注意点
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- 本業に支障がないようスケジュールを立てて、自己管理する必要がある。
- 職場で副業が禁止されているケースも少なくない。
- 確定申告が必要なケースがあり、忘れると申告漏れになってしまうこともある。
そもそも、ただでさえ看護師の仕事は多忙なので、副業が現実的でない場合もあるでしょう。
こちらの記事では、副業のトラブルや注意点を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
年収UP③勉強する・専門資格を取得する
年収を上げる方法3つ目は、キャリアアップのために資格取得などの勉強をすること。
多くの学位を持っていたり資格を取得したりすれば、そのぶん手当がつく職場も多いのが看護師の特徴です。
資格手当
しかしながら、資格手当があるからといって、給料が大幅にアップすることは期待できそうにありません。
公益社団法人日本看護協会「2022 年度 専門看護師・認定看護師に対する評価・処遇に関する調査」報告書によるデータを紹介します。
日本看護協会認定の資格である「専門看護師」「認定看護師」の資格手当の場合、勤務先における資格手当は、専門看護師、認定看護師ともに「なし(0円)」が過半数。
資格手当が毎月支払われる勤務先の場合、平均支給額は、専門看護師資格では 11,279円、認定看護師資格では 8,530円です。
頑張って資格を取得しても、「資格手当はもらえたとしてもおこづかい程度」と考えていたほうが良さそうです。
年収アップを目的とした勉強・資格取得
資格手当の額にガッカリしましたか?それとも、ないよりはあるほうがいいし、塵も積もれば山となる。頑張って資格取得しようと前向きに考えましたか?
もし短期間で大幅な年収アップを期待するなら、資格手当には期待できないと感じたかもしれませんね。
年収アップを目的とした勉強や資格取得をするのであれば、
- 資格を取得して、より年収が高い職場に転職する
- 資格を使って副業する/フリーランスとして働く/起業する
というように資格を活かした「転職」や「副業」「起業」といったプランがあるほうが、理想の実現に近づけるでしょう。
昇進・管理職をめざす
勉強や専門資格を取得し、さらに努力し続けた場合、今の職場で昇進することで年収を上げるという方法もあります。
時間はかかりますが、管理職クラスまで昇進できれば基本給や手当の額は大きくアップします。今の職場はやりがいもあり、できれば転職はしたくない場合も、昇進することを目標に頑張るのは良い選択です。
実際、さまざまな研修や勉強会に参加できる職場も多く、就職してからも自主的に勉強や研鑽を重ねる努力をしている看護師も多いのでは。
昇進するには、
- 勉強し続けて知識やスキルに磨きをかける
- 専門資格を取得する
- 長く働いて実績を作る
- 後輩の指導を一生懸命する
こういったコツコツした努力を続けて、評価を上げましょう。
これらの頑張りは、看護師としての成長にもつながります。
「今すぐお給料をグンと上げたい」という人には向かないかもしれませんが、看護師として成長し、自信がつくことは間違いありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
看護師が年収をアップする方法を紹介しました。
1つ目は、高年収の職場へ転職する
2つ目は、副業する
3つ目は、専門資格の取得や職場で昇進する
でした。
短期間で年収アップを実現するには『①高収入の職場に転職する』『②副業をする』方法が近道になるでしょう。
今の職場で働き続けたい人は『②副業をする』『③勉強』をして、資格手当や昇進をめざす方法を考えてみてはいかがでしょうか。
年収は上げたいけれど、今後どうしたいかはっきりと分からない場合は、人材会社に登録していろいろなお仕事をチェックしてみることをおすすめします。
派遣看護師として働いて副業をする時間を作るなど、これまでは考えも及ばなかった働き方を知り、夢の実現に近づくこともあるでしょう。
この記事が、看護師の皆さんが理想のキャリアを築く参考になれば幸いです。
スーパーナースは看護師に特化した人材紹介派遣会社です。
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お仕事探しや転職に関心がある方は、ぜひ一度、スーパーナースにご相談ください。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。