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vol.36『患者誤認を防ぐには?』
登場人物
  • たまこ
    白衣たまこ

    25歳 3年目ナース
    一生懸命だが抜けている アイドルの推し活に精を出す。

  • 虎児
    那須虎児(なすとらじ)

    鶏子の弟。新人ナース。
    わけあって遠回りしてこの道に。

  • サトウタロウ

    85歳
    まじめな気質の患者さん
    待つのが苦手 ふわふわヘア

患者誤認を防ぐには?

NGポイント

  • 患者確認をするとき、対象者本人に名乗ってもらわなかった
  • 異なる名前を呼んだことに気がつかず、対象者本人も誤った返答をしたことに気がつかなかった

与薬時の患者誤認事例

  1. 病院

    対象者へ薬を渡す際、薬袋の氏名を見て「A さんですね」と声をかけた。「はい」と返事があったので薬を渡したが、その後Aさんではないことがわかり、患者誤認が発覚した。

  2. デイサービス

    利用者の顔と名前が一致しないため、他の職員へ「Aさんはあの方ですか?」と苗字だけ確認し「そうです」と返事があり与薬。その後、「A さん」という苗字の利用者が二名いて、もう一方の「Aさん」に与薬していたことが発覚した。

患者確認のポイント

  • 対象者本人にフルネームで名乗ってもらう
  • 対象者が名前を言えない場合は、リストバンドなど氏名と照合できるものを用いて確認する
  • 緊張や難聴により、間違った内容でも返事をする場合があることを念頭におく

まとめ

患者確認は、与薬時や検査時など、病院や施設で勤務をする看護師にとって日常業務です。そのためインシデントも多く発生しています。

患者誤認は、誤った検査や処置、誤薬、配膳間違いなど場合により重大な医療事故へつながるケースもあります。

確実な患者確認を心がけましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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