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業務マニュアルを見直そう!
医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。
NGポイント
業務マニュアルとは
病院や介護施設、クリニックなどの医療現場では「業務マニュアル」があります。
業務マニュアルを活用することで、誰が行っても同じ成果が得られ、仕事の手順や方法を統一することができます。業務標準化と言い換えることもできるでしょう。
業務を行う上で必要な情報や確認項目、それを行うタイミングなどが具体的に記載されていることが重要です。
今回の問題は、新人看護師が点滴を準備するとき、薬剤名など必要な項目の確認が不十分だ
ったことです。しかし背景には、業務マニュアル内容が不十分だったという要因もあります。
新人看護師は、業務マニュアルのなかで具体的に内容が示されていない点につまずきます。先輩看護師は、マニュアルを読み返す機会が少ないため、そのことに気がつかないかもしれません。
業務マニュアルは定期的な見直しが重要です。新人看護師が入職してくる時期は、マニュアル見直しの絶好のチャンスでしょう。
業務マニュアルの見直しポイント
決められた手順に反すると必ず事故が発生したり、業務マニュアル通りに実施しなければ事故につながる事項。どんなに忙しい状況でも、必ず手順に添って実施しなければいけません。
決められた手順にしたがって正しく実施すると、エラーやトラブルの発生率が下がる事項。例えば指差呼称といった安全基本動作がこれに当たります。
まとめ
肝心なのは、作成した業務マニュアルを活用することです。いくら優れた業務マニュアルを作成し適宜見直しを行っていても、その内容が浸透していなければ意味がありません。
誰もがわかりやすい業務マニュアルがあり、それを十分に活用することがインシデント・アクシデント予防にもつながります。
先輩看護師は、あらためて業務マニュアルを読むことも少ないため、チェックリストやテストなどを活用し、定期的に振り返ることも効果的です。