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白衣たまこ
22歳 1年目看護師
いつも一生懸命だが
たまに抜けている -
看護みよこ
42歳 病棟師長
病棟のお母さん的存在
スキンケアがすき
インシデントレポートにマイナスな印象を持っていませんか?
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。
22歳 1年目看護師
いつも一生懸命だが
たまに抜けている
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インシデントについておさらい
厚生労働省はインシデントについて、日常診療の場において誤った医療行為などが患者に実施される前に発見されたもの、あるいは誤った医療行為などが実施されたが結果として患者に影響を及ぼすに至らなかったものと定義しています。
同義で「ヒヤリハット」とも言います。
インシデントレポートの目的を再確認しましょう
インシデントレポートの目的は、重大な事故を未然に防ぐことです。
インシデントレポートは反省文でも始末書でもありません。原因を突き止め、再発防止策を講じるためのものです。
原因を客観的に振り返り、チーム全体で対策を講じていくことが大切です。
しかし、インシデントレポートに関するイメージとしてマイナスな声も多々聞かれます。
「失敗は悪いこと。自分がもっと頑張れば,注意していれば失敗などしないはず」
という考え方にとらわれることもありませんか。
このようなマイナスな感情がチーム全体に根づくと、インシデント発生により上司や他者に批判されるかもしれないといった強い不安につながります。
その強い不安や精神的ダメージから逃れられず、気持ちを切り替えらないまま業務を進め、インシデントを繰り返してしまうことがあります。
これはアクシデントを未然に防ぐ観点からも、避けたい傾向です。
チーム全体で意識の改革を
もし、マイナスの感情が根付いてしまっているとしたら、まず始めるべきことは、「失敗は悪いこと」という感情をチーム全体で変えていくことです。
インシデントは目を背けるものではなく、チーム全体で向き合うべきものです。
そして、客観的に分析した結果を共有し、チーム全体として再発防止策に講じることが大切です。
インシデントは報告するだけでなく、共有された情報を把握して再発防止策に講じていくことも大切。
そのことを心にとめ、日々の業務を行いましょう。
以上のことを忘れずにインシデントひとつひとつに向き合っていきましょう。
医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)