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vol.18 『ポータブルトイレでの転倒に気をつけて』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター

  • サトウタロウ

    85歳
    まじめな気質の患者さん 待つのが苦手 ふわふわヘア

ポータブルトイレでの転倒に気をつけて

NGポイント

  • ひとりでの移乗が不安定な人のベッドサイドにポータブルトイレを設置してしまった
  • ベッドとポータブルトイレの間に隙間があった

ポータブルトイレでのヒヤリハット事例

  • ポータブルトイレの中蓋を取ろうして、転倒しそうになる
  • 利用者の臀部がポータブルトイレの中に入り込んでしまう
  • 介助者がベッドの高さを下げたとき、脇にあったポータブルトイレを破損させる

ポータブルトイレを設置する際のポイント

  • 今回の事象のようにナースコール指導は行っているが、遠慮してナースコールを押さずに移乗してしまい転倒する事例がとても多いです。
    基本的にポータブルトイレは使用するときには、置きっぱなしにはせずにその都度設置するようにしましょう。
  • 片麻痺がある場合は、健側のベッドサイドにポータブルトイレを置いて自身で行える動作を妨げずに、スムーズに移乗できるようにしましょう。
  • ベッドの高さと座面の位置を合わせ、排泄時にしっかりと足底が床につくか確認をしましょう。
  • トイレットペーパーや清掃用品は手の届きやすいところに置きましょう。
  • 排泄時はカーテンを閉めるなどして、プライバシーに配慮しましょう。
  • 尿意や便意を感じにくくなっていることもあるので、1日の排泄サイクルを把握しておくことも、適切なトイレ誘導につながります。

排泄という行為は、尊厳や羞恥心に大きく影響するものです。
その方ができる機能を活かして、安全な環境を整えることも大切です。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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