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vol.16 『清拭用タオルによる熱傷を防ぐためには』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター
    ワインがすき

  • サトウタロウ

    85歳
    まじめな気質の患者さん
    待つのが苦手 ふわふわヘア

清拭用タオルによる熱傷を防ぐためには

NGポイント

  • 患者さんのベッドに清拭用タオルを置いてしまった

類似した事例

  • 意識障害で、右半身不全麻痺の患者さんに対して全身清拭を行った。
  • 途中で別の看護師が清拭を引き継いだ際に、左大腿部の下に熱い清拭用タオルがあり発赤を形成していた。
  • 最初に清拭を行った看護師がタオルをベッド上に置いていた。

清拭用タオルによる熱傷を防ぐためのポイント

  • 患者さんのベッドに熱い清拭用タオルは置かない
  • ケアの前に作業環境を整える

病棟勤務であれば清拭のケアに入ることが多いと思います。多くの病院や施設では機械を使用して清拭用タオルを温めているのでタオルは高温で準備されています。

タオルが冷めないように、すぐ体を拭けるようにとついベッドに置いて作業しがちですが、熱いタオルをベッドに置きながら作業することは事例のような熱傷につながる可能性があり大変危険です。

保温用のタオルを用意する、ワゴンなどの作業台を準備しベッドに置かないようにしましょう。

また、清拭にかかわらずケアに入る前に病室の環境整備を行い、作業スペースを確保して行うことが他の事故も防ぐポイントにもなりますので気を付けましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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