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vol.15『内服の過剰投与を防ぐためには』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター
    ワインがすき

  • イトウジロウ

    75歳
    ちょっとおとぼけの愛されキャラの患者さん パンダ耳

内服の過剰投与を防ぐためには

NGポイント

  • 薬を準備する際、与薬する際に正しい容量を確認できていなかった
  • 1人で準備をしてダブルチェックを行わなかった
  • 与薬を実施する際にも確認をせずに患者さんに内服してもらった

薬の過剰投与に多い事例

  • 5mg2T2×の処方に対し、指示の確認不足により1回2錠を与薬
  • 抗がん剤を2週間投与する予定が、医師の処方間違いにより4週間投与
  • 前日に医師より指示変更になり、1/2に減量されていたが指示を見落としており倍量投与

薬の過剰投与を防ぐポイント

  • 与薬時に6つのRの確認を徹底する
  • 必ず2人以上でダブルチェックを行う

薬剤投与は6つのR(正しい薬、正しい患者、正しい容量、正しい用法、正しい投与時間、正しい目的)が守られなければなりません。
特に過剰投与は、薬剤の主作用よりも副作用の方が強くでてしまう可能性もあります。

過剰投与を防ぐためには、与薬をする前の確認が非常に大切になってきます。
まずは薬を準備する段階、実際に患者さんに与薬をするとき。
必ず、目を変えてダブルチェックで確認するようにしましょう。

その際も指差し呼称を行うなどし、お互いに間違いが起こらないように工夫をしましょう。また薬剤準備の途中で中断したりしないように気を付けましょう。

薬剤に関する業務は過剰投与だけではなく、患者間違いや用法間違いなど非常にミスが起きやすいと言われています。
特に、与薬の実施者となることが多い看護師は他職種と比べても当事者になることも多いため緊張感をもって業務に臨みましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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