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vol.13『インスリン投与量間違いを防ぐためには』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター

  • サトウタロウ

    85歳
    まじめな気質の患者さん
    待つのが苦手 ふわふわヘア

インスリン投与量間違いを防ぐためには

NGポイント

  • 5Rを怠ってしまった

事例

  • 1人でインスリン準備から投与まで行ってしまった
  • 対象者に投与前に再度確認しなかった

インスリンは副作用が強いため、特に医療安全に配慮する必要があるハイリスク薬品に分類されます。しかし、インシデント、アクシデント事例が多く報告されており、注意が必要です。

低血糖状態とは、一般に血糖値が70mg/dL以下をさします。その時にでてくる症状として、汗をかく、手足が震える、顔色が青白くなる、頭痛、生あくびなどがあります。

さらに悪化すると昏睡状態になり、死に至る事例も報告されています。人によっては、症状が出ない方もいますので注意が必要です。

インスリンの過剰投与を防ぐためのポイント

  • 与薬原則である5Rの確認とタイミング

5Rとは「正しい患者」「正しい薬剤」「正しい用量」「正しい用法」「正しい時間」をさし、みなさん必ず聞いたことがあるでしょう。

5Rを確認するタイミングは、「薬剤を取り出した時」「薬剤を準備する時」「薬剤を投与する前」です。

事故を予防するために「薬剤を準備する時」にWチェックを実施している病院、施設が多いでしょう。

その時、血糖の値により、医師が指示を変更することも多いので、毎回、最新の指示なのか確認する習慣をつけましょう。

また、対象者の前でも再度声を出して確認することが重要です。

現場では、事例のように対象者から声を掛けられ気持ちが焦る場面や、業務が煩雑であるなど様々な状況があります。

しかしどんな場面においても投与前は再度5Rの確認を徹底するようにしましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

この記事を書いた人は
スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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