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vol.3 『そのお薬、本当に合っていますか?』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター

お薬の確認、どうしていますか?

NGポイント

  • 正しく患者確認をせずにお薬を渡してしまった。

数あるインシデントの中でも、特に注意すべきなのが誤薬です。

誤薬で多い事例

  • あのテーブルの向こうのAさんに薬を渡してきて、と依頼され、与薬を実施すると、実はその隣の方がAさんだったことが発覚。Bさんは難聴と認知症があり、看護師に「Aさんですか?」と聞かれ「はい。」と答えたため、そのまま与薬した。
  • 介護スタッフにAさんはどこかと伺い、指さされた方向に座っている方にお薬をお渡ししたら、全く違う方だった。

病院ではないところでの与薬はいつも以上に注意が必要です。たとえば、介護施設の利用者は、病院と違いリストバンドをしていなことが多いため、対象者確認がスムーズにいかないことがあります。また、お薬が一包化されていたり、包装シートから取り出してご家庭でセットされていたりと、状況は様々です。
与薬管理方法は就業先によって異なるため、責任者や先輩スタッフに与薬方法を確認して、間違いが発生しないよう基本に忠実に与薬を行うことが大切になってきます。

与薬事故防止のためのポイント

  • 対象者に名前を必ず名乗ってもらう
  • あれ?と思ったときには手を止めて、再度確認をする

教えてもらったことをきっとこうだろう、という思い込みは誤薬につながります。また、あれ?と違和感を持ったときは、インシデントに繋がる「何か」があったりするので、確認が必要です。
慣れない就業場所で時間がかかっても、焦らず基本に忠実に確認を行ってから与薬をしましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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