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vol.2 『誰にでも起こる針刺し事故』
登場人物
  • 白衣たまこ

    22歳 1年目看護師
    いつも一生懸命だが
    たまに抜けている

  • 医療ゆかり

    25歳 4年目看護師
    たまこのプリセプター

  • 看護みよこ

    42歳 病棟師長
    病棟のお母さん的存在

同じような経験、ありませんか?

NGポイント

  • 針捨てボックスに針がたくさん入った状態で使用していた
  • 針を破棄するときに手元をちゃんと確認していなかった

針刺し事故での多い事例

  • インスリンの蓋を開けたら前回使用した針がついたままになっており、指に針が刺さった。
  • リキャップをしようとして自分の指に刺さった。
  • 針を使用後、トレーに乗せていて、破棄するためトレーから取る際に指に刺さった。

針刺し事故により起こりうることで最も恐ろしいことが「血液を媒介した感染」です。
感染する恐れのある疾患はHIV、B型肝炎、C型肝炎などです。過去に針刺し事故を起こした看護師がB型肝炎に感染し、劇症化した例もあります。
また普段から針の取り扱いに慣れている皆さんでも、初めての就業場所などイレギュラーな環境や、使用したことのない針を使用すると、針刺し事故を起こすリスクは非常に高まります。
また、「国立国際医療研究センター」のアドバイスでは、HIV感染者の可能性が少しでも疑われる場合には、抗HIV薬の予防投与を勧めています。患者と針刺し当事者の採血は必須とされています。

針刺し事故を防ぐためのポイント

  • リキャップしない
  • 採血やルートを取るときは必ず針捨てボックスを持っていく
  • 8割以上つまった針捨てボックスは使用しない

針を取り扱う業務を実施するときは、慎重に実施するようにし、針刺し事故のリスクを少しでも減らしていきましょう。

医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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