vol.4 クイズで判定 看護師が気をつけるべき個人情報漏洩 問題1ナースステーションで、昨日入院してきた大物俳優の患者さんの話で盛り上がって先輩たちとおしゃべり。ナースステーション内なので特に問題はない。 答え『✕』 ナースステーション内であっても、患者さんやお見舞いの方に会話が聞こえているということも十分にあり得ます。特に夜勤中など、静かな病棟では注意が必要です。たとえ、悪意はなくてもトラブルに発展する可能性がありますので、ナースステーション内であっても、会話の内容には注意が必要です。 問題2患者さんが退院の時にみんなで記念撮影したので、SNSにアップした。 答え『✕』 まず患者さんに無断でSNSに写真等の個人情報をアップすることは、絶対にNGです。また、もしその患者さんの許可を得たとしても、違う患者さんがバックに映り込んでしまう可能性もあります。病院や勤務先で撮った写真をSNSにアップすることは避けましょう。 問題3カフェで同期と一緒に受け持ちの患者さんのことについて盛り上がってしまった。患者さんのことを思うあまり熱く語ってしまったが、相手も同僚なので個人情報漏洩にはあたらない。 答え『✕』 外出先では病院の患者さんや勤務先の利用者さんの話題を出すのは避けましょう。たとえば、近くのテーブルでの会話は意外に聞こえているもの。もしかしたら偶然、患者さんのご家族や知人が聞いているかもしれません。どこで、誰が会話を聞いているかわからないため、職場外で患者さんについての会話は避けるべきでしょう。 問題4病院でサマリーを書き終えられなかったので、患者さんの情報をUSBメモリに保存して家に帰ってサマリーを書いた。 答え『✕』 病院のデータを外部に持ち出してはいけません。特に、個人情報は絶対に勤務先から持ち出さないようにしましょう。業務上の必要があってUSBメモリなどによりデータを敷地外に持ち出す必要がある場合は、病院管理者の許可が必要です。過去に過去に患者データを入れたUSBを紛失した医師が、病院から処分を受けた事例もあります。 問題5退職した先輩が受け持ちしていた患者さんが、再入院してきた。現在は別の病院に勤めているその先輩に、その患者さんの再入院を知らせることは個人情報漏洩に当たる。 答え『〇』 保健師、看護師、准看護師は正当な理由がなく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないと保助看法にも定められています。たとえ、患者さんと先輩が知り合いであっても、現在は別の病院で勤務している先輩に、患者さんの再入院を伝えることは、個人情報漏洩になります。 医療監修/赤坂山王クリニック 院長 医学博士 梅田悦生マンガ/ほりたみわ(敬称略)
問題1ナースステーションで、昨日入院してきた大物俳優の患者さんの話で盛り上がって先輩たちとおしゃべり。ナースステーション内なので特に問題はない。
答え『✕』
ナースステーション内であっても、患者さんやお見舞いの方に会話が聞こえているということも十分にあり得ます。特に夜勤中など、静かな病棟では注意が必要です。
たとえ、悪意はなくてもトラブルに発展する可能性がありますので、ナースステーション内であっても、会話の内容には注意が必要です。
問題2患者さんが退院の時にみんなで記念撮影したので、SNSにアップした。
答え『✕』
まず患者さんに無断でSNSに写真等の個人情報をアップすることは、絶対にNGです。
また、もしその患者さんの許可を得たとしても、違う患者さんがバックに映り込んでしまう可能性もあります。病院や勤務先で撮った写真をSNSにアップすることは避けましょう。
問題3カフェで同期と一緒に受け持ちの患者さんのことについて盛り上がってしまった。患者さんのことを思うあまり熱く語ってしまったが、相手も同僚なので個人情報漏洩にはあたらない。
答え『✕』
外出先では病院の患者さんや勤務先の利用者さんの話題を出すのは避けましょう。たとえば、近くのテーブルでの会話は意外に聞こえているもの。もしかしたら偶然、患者さんのご家族や知人が聞いているかもしれません。
どこで、誰が会話を聞いているかわからないため、職場外で患者さんについての会話は避けるべきでしょう。
問題4病院でサマリーを書き終えられなかったので、患者さんの情報をUSBメモリに保存して家に帰ってサマリーを書いた。
答え『✕』
病院のデータを外部に持ち出してはいけません。特に、個人情報は絶対に勤務先から持ち出さないようにしましょう。業務上の必要があってUSBメモリなどによりデータを敷地外に持ち出す必要がある場合は、病院管理者の許可が必要です。
過去に過去に患者データを入れたUSBを紛失した医師が、病院から処分を受けた事例もあります。
問題5退職した先輩が受け持ちしていた患者さんが、再入院してきた。現在は別の病院に勤めているその先輩に、その患者さんの再入院を知らせることは個人情報漏洩に当たる。
答え『〇』
保健師、看護師、准看護師は正当な理由がなく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならないと保助看法にも定められています。たとえ、患者さんと先輩が知り合いであっても、現在は別の病院で勤務している先輩に、患者さんの再入院を伝えることは、個人情報漏洩になります。