Vol.0071 世間は狭い。医療の世界はもっと狭い。[2015/03/13更新]
電車に乗っていると
鼻をすする音で合唱会が開けそうな今日この頃…
皆さまいかがお過ごしですか?
(マツコも、毎日マスク姿で出勤しています)
さて、3月、と言えばやはり別れの季節。
長年勤めた職場を退職する予定の方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
別れは寂しいものの、
その次にある新しい出会いに
ワクワクする時期でもありますよね。
今までいくつか転職をしてきたマツコですが、
その都度、縁もゆかりもない土地に引っ越したため、
ワクワク感と共に、不安も大きかったです。
ちなみに、マツコのこれまでの引越は、
距離にして500~1000㎞。
そりゃ、知り合いなんて皆無です。
しかし、世間って意外と狭い…!
たとえば、引越先でたまたま予約した美容院。
担当になってくれた美容師さんといろいろとお話していたら、
なんと!
「マツコ弟」と、「美容師さんの彼氏」がお友達だということが発覚。
そこから縁を感じ、今でも通っています。
“だあれも知り人がいない”
と思っていたこの広い関東で、
そんな出会いがあり
世間は狭い!
と、感じたマツコですが、
「医療の世界」はもっと狭い…です。
まずは、はじめの転職先でのこと。
転職してまもない頃、
新しく赴任されたドクター紹介(お顔写真入り)
が各病棟に配られました。
休憩中にふとそれを見ていたら、
なんと!
一緒に働いたことのある先生のお顔を発見!!
まだまだ寂しい時期だったので
とても嬉しかったのを覚えています。
早速、先生が病棟にいらした時にお声をかけ、
懐かしい元病院の昔話に花を咲かせました。
(転職以来、ずっと緊張していた肩の力が「ほっ」と抜けました)
しかし、月日が経つにつれて
チラホラと聞こえてきたのは、先生の浮いたお話…。
でも、先生は単身赴任。
そう、妻子持ちです!
プライベートなことなので、
あえて他の人に言うのも…としばらく黙っていましたが
どうも、独身を偽っているご様子。
さすがに、ちょっとなあ…と思い、
「先生、結婚してますよ!」
と、仲良しの先輩には告げ口しちゃいました(笑)
(実は、この先生、大のプレイボーイで、
前職場でも浮名を流しておりました)
本当に、プレイボーイは困ったものですが…
それでもやはり、知らない土地に1人だったマツコにとっては、
知人がいる!というだけで、心強かったです。
さて、そこから数年経ち。
結婚を機に引っ越したのは、
その地から1000㎞以上離れた、
友達どころか、親戚すら近くにいない関東地方でした。
一瞬だけ専業主婦になったものの、
あまりの孤独感に、1ヶ月半でリタイア。
すぐに働きに出ました。
就職先は中規模の病院で、
スタッフの多くは、地元出身。
先生も、もちろん知らない人ばかり…のハズでした。
しかし、しばらく働いていると
ある先生の出身大が、マツコの幼馴染と一緒!
そして、学年も一緒!
もしかして…と思い、
幼馴染(ドクターです)の名前を出すと
「もちろん知ってるよ!同じクラスだもん!」
もう、びっくりです!
幼稚園からの幼馴染で、
関東に引っ越しをする前にも、会ったばかりでした。
そんな大切な友達を、
知っている人がいてくれるだけで、すごく嬉しかったです。
当たり前といえば、当たり前ですが、
医療関係の知り合いをたどると、
想像以上に近いところで、知人同士がつながっています。
ちなみに、マツコ。
ひとつの診療科にこだわって働き続けていたこともあり、
その分野の学会はまるで同窓会のよう。
10年以上前に一緒に働いた先輩に出会ったり、
元同期が発表していたり、
先生、コメディカルのスタッフと再会したり。
「今回は開催地が遠いから、知り合いがいないかも…」
と思って参加しても、
たいていの場合、懐かしい顔をみることができます。
世間は狭いといいますが、
医療の世界って、本当に狭いなぁと改めて思う瞬間です。
歳を重ねるごとに、新しい出会いがあっても、
表面だけの会話をしがちになってきますが…
思い切ってコミュニケーションを楽しんでみると、
「意外なつながり」が
ひょいっと発掘されるかもしれません…☆
別れの3月。出会いの4月。
寂しい別れの次には、
良い出会いがあると信じて、気持ち新たに進んでいきましょっ♪
マツコ