Vol.0004 なぜナースは海外へ?小鳥が夢みる世界。 [2013/10/23更新]
ふと空を見上げると、
すっかり秋の空に変化していますね。
今、住んでいる場所や職場は意外と
空を広く感じることができるのですが、
高校を卒業して看護学校に進学した当時住んでいた街は、
ごみごみして人も建物もぎゅうぎゅう詰めの所でした。
空がかろうじでビルとビルの間から覗くような
そんな所に住んでいました。
夜9時も過ぎれば、街中真っ暗になり、カエルが大合唱する
そんな田舎街からきたマツコにとって、その都会の環境は
とても窮屈なものに知らず知らずのうちになっていました。
朝から晩まで、学校や病院に押し込まれ、
狭い空を見上げ、飛んでく飛行機を見ては
「どこかに飛び出したい」
とよく思っていました。
それは、就職しても変わらず、特に看護師になってからは
学生以上のストレスと、決して逃げることも
外に出ることもできない
病院という箱の中にいるわけで、
患者さんに
「外はどう?」
と聞かれても、冬なんかは、真っ暗の中出勤し、
一日病院で過ごし、また真っ暗の中帰宅。
特に看護師の場合は、病院の近くに住んでいる人が大半のため、
正味外に出るのは、往復20分程度だったりします。
マツコも常に病院に自転車で行ける距離に住んでいました。
そのため、いつも私は、
「患者さんとおなじ。私たちも、鳥かごの小鳥だ。」
と思っていました。
だからでしょうか。
看護師は、
鳥かごから、広い空へ
せかいへ
飛び出したくなるのかもしれません。
色んなことに追われ、疲れ、
世間の同年代よりもお給料は良いかもしれないけれど
生死に携わる異常な世界が日常になる、
リア充なんてほど遠い毎日。
逃げ出したくて、飛び出したくて
それを夢に、希望にしたら
すこしだけ
自分のせかいがキラキラして
毎日が張りのあるものになるような
そんな気がする。
なんとなくの私の感覚ですが、
“看護師さんは海外へ飛び出すことが多い”
気がします。
理由は人それぞれあるにせよ
上に書いた私のような気持ちが少なからず
ココロの片隅にあるんじゃないかなと思います。
もちろん、立派な志を持ってボランティアや留学をされる方も
多くいらっしゃいますよ。
マツコも元々は、海外ボランティアをしたくて看護師になりました。
看護学生になってからも、それが目標でその目標が
自分を支えてくれていたと思います。
看護師になって、今はまだその夢を叶えることはできていませんが、
海外旅行にも何度か行きましたし、
世界一周旅行に憧れ、貯金をせっせとしたこともあります。
そんな時にスーパーナースと出会いました。
スーパーナースに登録して頂いている看護師さんの中にも
海外経験がある方、これから海外へと考えられている方も
多くいらっしゃいます。
一回飛び出しても帰ってきたらまた働ける場所が
山ほどあるところもそんな看護師さん達の
世界へのハードルを下げるポイントかもしれません。
あなたがもし
鳥かごの小鳥で行き詰っているのなら
飛び出すことも
ひとつの手だと思います。
一カ月でも半年でも、頑張ってきた自分の
ちょっぴり長いごほうび
リセットしたら
また働けばいい
きっとリセットしたら、看護が恋しくなるから。
だから、帰ってきたときのことは心配せずに
おもいっきりやりたいことをしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、海外でなくてもいいんです。
どこでもいいんです。
1日でもいいんです。
最近、空を見上げることが多くなって
飛びゆく飛行機や小鳥をじっと見つめてしまう症候群のあなた、
意外と鳥かごは自分自身だったりするかもしれませんよ。
これを機会に少しの勇気を足して、
気分転換にお出かけしてみて下さいね。
今回は、JET STREAMがバックで流れている心持ちで
書いてみました。
違うと思ったJET STREAMファンの方、すみません。
いまさら海外に飛び出せないワーホリ年齢を超えたマツコの
ささやかな遊び心だと思って許して下さい。
とはいえ、週末は大荒れの天気予報です。
普段はお天気を気にされない方も、
自分の勤務や予定に合わせて天気の動向を見ながら
注意して行動してくださいね。
マツコ