こんにちは！教えてスーパーナースのブログ担当看護師です。

ここ数年で美容医療が一般的にグッと浸透してきたことで、美容というキャリアを選ぶ看護師は年々増加傾向にあります。

美容クリニックでは患者の美を追求し、その変化を直接感じられるやりがいのある職場環境が魅力です。

高収入で日勤のみなど、プライベートとの両立がしやすい点も転職先として人気の理由の一つです。

その一方で身近に美容クリニックで働いている友人がいなかったりすると、いまいち転職のイメージが掴みにくい・・・ なんてことも。

今回は、「美容クリニックで働くことに興味がある！」と思いながらも具体的に美容クリニックで働くことや、転職活動のイメージが掴みにくい方のために看護師が美容医療の現場で働く魅力や業務内容、転職の流れについて詳しく解説します。

 

 

1 美容外科・美容皮膚科での看護師の役割

美容外科と美容皮膚科で働く看護師には、保険診療で行われる一般的な病院などの医療施設とは異なる専門的な役割とスキルが求められます。

美容外科

美容外科においては、主に美容整形での手術の準備とアシスタントとしてのおもな役割となります。

看護師は、手術のための外回りと器械だしを行います。手術中は医師の指示に従って迅速に対応します。

また、術前後の患者ケアとフォローアップも大切な業務の一つ。

また多くの美容外科では、美容皮膚科と同様にレーザー治療や脱毛などの処置も行っているため、美容外科・皮膚科と両方の業務をこなすことを求められることが多いです。

 
美容皮膚科

美容皮膚科では、主にレーザー治療や美容点滴、脱毛、イオン導入やケミカルピーリングやホクロやシミの除去など処置を行う際の医師の介助を実施します。

レーザー照射や脱毛など、美容クリニック独自のスキルが必要となってきます。

また患者の肌の状態に合わせてスキンケアの指導やカウンセリングを行い、患者一人ひとりの肌の状態に合ったケア方法や化粧品を提案することも。

2 美容クリニックで働くメリット・デメリット

 
メリット
 

 
美容クリニックでは、一般の病院勤務に比べて夜勤をしていなくても高収入を得られる場合が多いのが魅力的。

特に都市部のクリニックでは、給与が高いだけでなく、成果に応じたインセンティブやボーナスも期待できます。

頑張ったぶんだけ、成果がお給料やボーナスとして還元されるのは嬉しいですよね。
 

 
美容クリニックで働くことで、レーザー治療や注射施術、スキンケア指導などの専門的なスキルを身につけることが可能。

これらのスキルは、美容医療業界でのキャリアアップに役立ちます。また、新しい美容技術やトレンドに触れる機会が多く、常に最前線で知識をアップデートできます。
 

 
美容クリニックの福利厚生として、施術や治療の社員割引があったり化粧品なども 社割で購入できるクリニックが多いです。

美容クリニックで働くと、どんどんキレイになる看護師が多いのは福利厚生のおかげかも？！仕事しながら美を磨くことができるって、女性ならやっぱり嬉しいですよね。

 
デメリット
 

 
一般的に美容クリニックでは、ダウンタイムも考慮し長期休暇中に治療や施術にこられる患者が多くいらっしゃいます。

一般的に大型連休となるゴールデンウィークやお盆休み、年末年始が繁忙期となることが多く休みが取りづらくなる傾向に。

また予約も土日祝日に入ることが多いため、土日は休みづらいことも。
 

 
美容クリニックでは高額な治療費がかかることもあり、患者さんの結果に対する期待が高く施術に不満を持たれクレームにつながることも。

看護師は、患者と近くで接することが多いためクレーム対応などの高いコミュニケーションスキルが必要とされます。

病院などの医療機関での患者とのコミュニケーションと違い「お客様」として対応するチカラが求められます。
 

 
美容医療は常に進化しており、新しい技術や製品が次々と登場します。看護師としてのスキルを維持し向上させるために、継続的な勉強と自己研鑽は必須といっても過言ではありません。

美容に興味があり、美容が好きという気持ちがないと美容クリニックで勉強し働き続けることは大変かもしれません。

3 美容クリニックの求人の探し方とポイント

求人サイトの活用

美容クリニック専門の求人サイトや看護師向けの転職サイトには、他の求人サイトには掲載されていない美容クリニックの求人が豊富に掲載されています。

一般的な求人サイトにも看護師の求人が掲載されていることもあるので、こちらもチェックしておきましょう。

求人サイトでは、勤務地や給与、勤務時間などの条件で絞り込むことができ、自分に合った求人を探しやすくなります。

看護師紹介会社の利用

看護師紹介会社を利用することもおすすめです。紹介会社では、専任のキャリアアドバイザーが希望条件に合った求人を提案してくれるだけでなく、応募書類の作成や面接対策のサポートも受けられます。

特に、転職が初めての方や、美容クリニック業界に不安がある方にとっては、心強い味方となるはず。

また、紹介会社を通じて非公開求人にアクセスできる場合もあり、通常の求人サイトでは見つけられないチャンスも得られます。

直接応募

美容クリニックの公式サイトで求人情報を確認し、直接応募する方法もあります。

クリニックの公式サイトでは、より詳細な情報が掲載されていることが多く、職場の雰囲気や提供している施術についても理解を深めることができます。

求人選びのポイント

求人を選ぶ際には、給与や勤務条件に加えて、教育体制やキャリアアップの機会があるかを確認することが重要です。

また、美容クリニックは業務内容が他の医療施設とは異なるため、どのようなスキルや経験が求められるかを把握しておくことが大切です。

興味のある求人を見つけたら、職場見学をお願いして実際の職場環境を確認することもおすすめです。

また可能であれば、患者として働いてみたい美容クリニックにかかってみるのも おすすめです。

来ている患者さんの雰囲気や働いている看護師や医師はどんな人なのか？ 患者としての視点にはなりますが、リアルな現場の雰囲気を体感できます。

4 転職における注意点とコツ

​​看護師が美容クリニックに転職する際には、いくつかの注意点と成功のためのコツをつかんでおくことが重要です。これらを把握することで、よりスムーズな転職活動が可能になります。
 
注意点
 

 
美容クリニックでは、外科的手術や美容施術のアシスタント、脱毛、レーザー照射、美容注射・点滴、患者へのカウンセリングなどが主な業務となります。

病院勤務とは異なり、美容に特化した知識やスキルが必要です。転職前に業務内容をしっかりと理解し、自分が興味を持って学び続けられるかを考慮しましょう。
 

 
労働時間や給与、休日の条件をしっかり確認することが重要です。特に、美容クリニックは業界の特性上、繁忙期があるため、勤務時間が変動することがあります。

転職前に、自分のライフスタイルと合うかを確認しておきましょう。
 

 
美容クリニックでは、患者とのコミュニケーションが非常に重要です。美容に対する患者の期待値は高く、結果に対してシビアな意見を持つ方も多いため、ストレス耐性や対応力が求められます。
 
コツ
 

 
美容クリニックとひとくちにいっても、脱毛専門、ヒアルロン酸注入に特化、レーザー治療が強み、AGA専門クリニック、豊胸手術専門など さまざまな特徴やウリのポイントがあり、それによって看護師の役割や業務内容も大きく違ってきます。自分が今後、どんな美容のスキルを身につけたいか？ どんな分野を極めたいか？をしっかりイメージして転職活動をすすめていきましょう。
 

 
応募するクリニックの職場見学をお願いしたり、患者として治療や施術を受けてみるなど。実際の美容クリニックの雰囲気や業務内容を確認しましょう。

職場の雰囲気をリアルで知った上でおうぼすることで、転職した後の「イメージと違った」などのミスマッチを少なくすることができます。
 

 
美容クリニックで働く看護師の先輩や友人がいれば、ぜひ話を聞いてみましょう！実際の仕事内容や職場環境についての具体的な情報を得られます。

また最近では美容クリニックで働く看護師がSNSを発信していたり、クリニックがYoutubeなどの動画配信をしていることもあるのでチェックしてみましょう。

 
これらの注意点とコツを押さえることで、美容クリニックへの転職がより成功に近づくでしょう。