前回は看護大学のクオーター制や授業についてお話ししました。今回は授業についての続きからです。
私が学校の課題で一番きつかったのはなんといっても論文です。
私の学校、おそらくアメリカの他の学校もそうだと思いますが、1教科に1論文書かないといけません。なので4教科取れ4教科分の論文を書かないといけないことになります。
また一つが最低8〜10ページだったりします。論文を書くにあたり当たり前ですが英語での論文を読みあさらなければなりません。ほんと毎日毎日英語漬けで頭おかしくなりそうでした😭
まぁでもこのうちの1,2教科はグループ論文になったりして5人程のメンバーで分けて自分の担当のパートを書けばいいのですが、グループはグループでまた大変。
前後の関係をチェックしたりまたグループメンバーとのやりとりと意外と大変です💦 またメンバーによってはちゃんと書いてくれない子もいるのでもうそうなったら個人論文の方が逆に楽だったりってなるときもありました。
点数が自分のGPAに響いてくるのでメンバーがちゃんとやってくれないと自分の成績下がちゃうので😅
あとはまたアメリカならではのプレゼンテーションというのもしなくちゃいけません。
これも個人のもあったりグループのもあったりですが。ほんとこれも人前で英語を喋るとなると一苦労😅 原稿作ったりまたパワーポイント作ったりと。。。
もう英語のできない私は毎日ただただ必死に課題やるだけの毎日でしたよ😩
実習というのももちろんありましたが、アメリカ人が普通に通う学校とはちょっと違ったので病院とかでの実習はありませんでした。
ですが、それぞれ各自でクリニックや施設で実習を行います。
その実習先は一応学校が情報をくれますがなかには韓国人は自分で探したりもしてました。
LAは日本人にとってもそうですが、韓国人の移民がとても多く韓国系の入所施設もあり韓国人にとっては住みやすく働きやすい場所でもあります。
日本みたくレポートなどに追われることなどはありませんが実習で大変なのはなんといっても移動です。車持っている子はいいですが、日本人留学生で車持っている人なんていません。
なのでUber使用するか、公共のバスや電車を使うしかありません。
バスはほぼ時間通りにくることなんてないので早めの行動とらないと大変です。
朝5,6時台に家を出る人もいました😅 また、アメリカのバスは場所によっては変な人、ホームレスが乗ってきたりもするため決して安全ではありません。
かといって毎日Uber使ったりしているとお金飛んでいってしまいます💰 なので何人かで同じ実習先、全員で同じ場所に行く際はグループを作り近場に集合してUber割り勘など上手くsavingはしてました😊
一番怖かった実習といえばPublic Health(おそらく日本での公衆衛生かな?)の実習。
ホームレスの人たちへのmeal serve(配食)をしに行ったのですが、その場所がほんとやばいのなんのってLAでホームレスの街としてとても有名なスキッド・ロウ。
友達とUber降りてから施設まで猛ダッシュで向かいました。
テントだらけでにおいもすごくほんとホームレスの人たちで溢れかえってる街です😱
ってな感じで、アメリカでの看護学校生活、ほんと色々ありました。
と〜〜〜〜〜っても濃い1年半でした。
私にとって人生で一番苦しい時期になったと思います。
日本での看護学校もほんと地獄でしたが、ここアメリカでの看護生活の方がさらに地獄でした。
日本ではお金の心配、生活の心配をしなくて良く食事も母親が作ってくれてましたし、ほんとあの時は恵まれてたな思います。
当たり前ですが、こっちではそれを全て自分でやらないといけず、しかも日本語ならまだしも全て英語での生活、学校。。。。
ほんともうストレス半端なかった。。。。
でも、その時に助けになってくれたのが日本にいる友達でした。
こっちの学校にいる日本人は騙し合いや嘘の付き合い、まぁみんな自分でいっぱいいっぱいのため本当に心から許せる友達なんてできませんでした。
なのでやはり長年付き合ってきた日本にいる友達の応援にはほんと助けられました。
直接会っての話はできませんが電話やLINEのやりとりで「頑張れ!Aliceなら大丈夫だよ! またつらい時はいつでも連絡して!」と、応援してくれ本当に嬉しかったです。
私は友達には弱音を吐くことはあっても決して親には弱音を吐くことはありませんでした。
私の母の性格上、弱音を吐けば、じゃあ帰ってくれば?というのが目に見えてるので😅
でもそれは母なりの応援なんだと思います。
親からはちゃんと授業についていけてるのか?英語できよるんか?などの連絡がきてましたが私も私で強がりな性格でもあるためで大丈夫。
ちゃんと授業にはついていけてるし、看護師試験も1年以内には合格するつもりやけん!と宣言していました。
その宣言を守るためにも必死で勉強しました。
言ったからにはやってやる!やらなきゃ日本帰国組。
ってな勢いで。
そして自分なりにもマインドセットはしてました。
なんで私が今こんなに苦しい思いをしなきゃいけないんだ?と苦しくなった時には、いつもここに今いる理由を今一度振り返り、
私はアメリカンナースになりたいのよ!アメリカで看護師になるために来たんだよ!
これやんなきゃなれないよ。諦めたら日本に帰国することになるけどいいの?
いやそれは嫌だ!
と自分に言い聞かせ、じゃあやるしかないか。よし!やるぞ!
ってな感じで気持ちを切り替えながら、何とか乗り越えてきました。
やはり目標をしっかり持つこと、そして意志をしっかりもつことは目的を達成するためには絶対必要だと私は思います。でないとこんな苦労は乗り越えられません。
今の時代SNSでみんなの生活が簡単に見えてしまいます。
それが良くも悪くもあったりします。
私はたまにSNS見ててみんな遊んで、美味しそうなもの食べて、旅行したりしてていいな〜。リア充してんな〜と思ったりしました。
なのに私は。。。家に引きこもりず〜っと勉強の毎日。
でも今では、Aliceかっこいい!アメリカで看護師なんてすごい!給料高くっていいな〜(笑)アメリカ生活羨ましい〜。
なんて言われます😊
でもこれは私が頑張ったから手に入れたもの。あの時頑張らなかったらこれ全部手に入っていません。
今になってあの時、諦めず死にものぐるいで頑張ってほんと良かったなってほんと思います。
次回は看護学校で得たものについてお話しします。