皆様お久しぶりです。
いかがお過ごしでしょうか?
今回も読みに来てくださりありがとうございます。
大学病院(救命ICU)→クリニック勤務(整形外科)
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外資CA試験合格直後に渡航延期
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数年後の独立を目標に、外資系一般企業で日々奮闘中のLARAです。笑
本日のテーマは、看護師のシフト関連のお話です。
皆様ご存知の通り看護師には夜勤があることが多いため、日勤と夜勤を組み合わせたシフトが毎月出ます。
看護学生さんや新人さんからたまに質問を頂くのですが、「二交替勤務と三交替勤務どちらが良いのか」迷われる方がいらっしゃいます。
私も進路を決める際に迷ったことがあるので、どちらが良いのか?
どなたかの参考になれば嬉しいなと思い、まとめます。
結論からいうと、「どちらが良いか一概には言えない」です。
答えになってないじゃん!と思われた皆様すみません。
この結論の理由は、人それぞれ働き方の好みが異なるのと、両者にメリットとデメリットがあるからです。
世の中には正解のある問いの方が少ないので、何が自分に合っているかその都度比較・検討しながら、日々最適解を出していく必要がありますよね!
ということで、二交替勤務と三交替勤務について詳しく見ていきましょう。
二交替勤務🌸例
日勤:8:00~17:00 (8時間勤務)
夜勤:16:30~翌朝9:00 (16時間勤務、休憩2~3時間)
これに加え、ロング日勤(8:00~20:30)がある病院も多いです。
夜勤の勤務時間は長いですが、休憩が2〜3時間あるので仮眠を取るなどします。
また、夜勤明けの後は休みが一日確保されています。
<メリット>
- 休みが多く感じられやすい
- 夜勤の回数が三交替制よりも少ない
<デメリット>
- 夜勤の時間が長く、身体的に負担を感じやすい
三交替勤務🌸例
日勤:8:30~17:00 (8時間勤務)
準夜勤:16:30~1:00 (8時間勤務)
深夜勤:0:30~9:00 (8時間勤務)
部署や繁忙度によっては、準夜勤後に日勤があったり、日勤後に深夜勤がある場合もあります。
夜勤は二日連続することが多いです。(準夜勤、準夜勤など)
<メリット>
- 勤務時間が短く、集中力が持続しやすい
<デメリット>
- 通勤が深夜帯になることが多く、安全面に懸念がある
- 夜勤が多く、生活のリズムが乱れがちである
私が働いていた部署は救命救急センター内で、三交替勤務でした。
集中治療系の病棟は、急変や緊急入院など臨機応変な対応や集中力がより多く求められるため、三交替勤務としている場所が多いかと思われます。
しかし、一般病棟では二交替勤務が主流で、その割合は年々高くなっています。
実際に私の周りでも、二交替勤務の友人(看護師)がほとんどでした。
数人で食事をしている時に、三交替のシフトで働いているのは私だけだったこともあるほどです。笑
「電車が無い時はどう通勤するの?」
「日勤深夜のシフトだったら、遠方のスタッフはどうするの?」
など、物珍しさに色々質問があったりしました。
夜間、電車が無い時間帯はタクシー券があるため通勤の心配はないのと、病院内のシャワー室や仮眠室が使える事があります。
データを見てみると、
1999年は93.5%の病棟が三交替勤務でしたが、2021年では56.0%にまで減少しています。
現状では44.0%の病棟が二交替勤務で、これは過去最高の割合です。
(2021年度夜勤実態調査:日本医療労働組合連合会)
生活のリズムが取りやすかったり、夜勤回数の関係で身体的負担が比較的少ないという背景からも、
二交替制のシフト勤務を導入する病棟が多くなっていると思われます。
今回比較した2種類の看護師の勤務体系では、身体面を考慮して「夜勤=デメリット」として扱いましたが、
夜勤のメリットもあります。
例えば、夜勤手当がついて給与に上乗せされたり、日勤に比べ夜間の方が業務量が少なく落ち着いている場合があることです。
夜間は患者さん達が寝ていることが前提なので、一般的には処置やケアなどの業務量が少ないです。
そのため、スタッフの人数も少なくなっているのですね。
夜勤のメリットもあることから、夜勤専従看護師もいるほどです。
ただ、下記研究結果をみても分かるように、夜勤は健康面で弊害もあります。
「夜勤交替勤務労働者は、平均寿命が10年ほど短い。」
(1976年 ヴィスナール教授(フランス)の調査結果 )
「長期間にわたって頻繁に昼夜が逆転して体内時計が乱されると、死亡率が高まる傾向にある。」
(2017年 京都府立医科大学が発表 )
真相は定かではないですが、看護師の平均寿命が60代だと聞いたこともあります。
健康第一ですので、十分に留意して働き方など考えたいですね。
今回は二交替勤務か三交替勤務かについて書かせていただきましたが、ママさんナースが時短勤務をしたり、大学病院を退職してクリニック勤務や派遣、一般企業で働いたりなど、実に様々な働き方があります。
ご自身に合った職場やライフプランに合わせた働き方を選択されて、楽しく有意義で素敵な人生を歩まれますよう願っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、「看護師の能力は多方面に生かせる!」をテーマにBLOGを書かせていただきます。
大学や専門学校では看護師になるための勉強が主であるためか、正看護師免許を取得した後は「看護師を生業として生きるのみ」と視野が狭まる可能性もあります。
実際に私の周りの看護師の友人からも、「他の仕事は考えられない。」という声を聞いたりします。
しかし、そんな事はないです!
看護師の可能性は無限大だということを、お伝えしたいなと思います。
それではまたお会いしましょう(*^^*)♡
LARA