こんにちは!
「教えて!スーパーナース」ブログ担当の看護師です。
政府は2018年に「モデル就業規則」の改定を行い、副業を推奨する風潮が世間一般的にも少しずつ浸透してきました。
「空いた時間を有効活用したい」
「もう2,3万円月に収入が増えれば」
「自分の勤務先以外でも仕事をしてみたい」
看護師の皆さんもそう考える方も多いのでは?
私自身もその1人で、病院勤務時代に副業をスタートさせました。
今日はそんな「副業を始めたい!」看護師さんに必要な知識や副業の始め方について説明したいと思います。
1 看護師の副業とは?
まず、以下のような疑問について説明していきます。
- 看護師の副業とは?
- どんな種類がある?
- どんなことができる?
- どんなお仕事を選ぶべき?
- 実際のお給料はどれくらいもらえるのか?
1-①看護師だからこそ、自分の都合に合わせて1日単位から働くことができる!
看護師の副業と言っても、必ずしも看護師の仕事を選ぶ必要はありません。
『カフェ』や『居酒屋』などの飲食店、『webライター』などの在宅でできる副業などなど、たくさんの種類のお仕事があります。
しかしながら飲食店であればシフトを早めに提出しないといけなかったり、週2以上からといった制約があることがほとんどですね。
その点、看護師として副業をする場合は派遣会社に登録すれば、1日単位で空いている日だけお仕事をすることができます。
ちょっと金欠のときは月に4,5回お仕事をする、「今月は忙しいな」そんな月は1回だけでもお仕事をすることができます。
つまり自分で選んで調整できるんですね。
1-②看護師の副業にはどんな種類がある?
看護師さんのお仕事には本当にたくさんの種類があります。
まずは介護系のお仕事だと主に以下のようなお仕事があります。
- 訪問入浴
- デイサービス
- 老人ホーム
- サービス付き高齢者住宅
- グループホーム
数は少なめですが、副業では以下に挙げるようなものもあります。
- 病棟業務
- クリニック
- 検診
- 修学旅行等の引率や看護を行うツアーナース
- コンサート等のイベント救護
このようにお仕事の種類も本当に様々です。
1-③看護師の副業のお給料はどれくらい?
地域によって違いはありますが、時給1,800円から時給2,200円くらいのところが多いです。
東京都の最低賃金が時給1,013円(令和元年10月改正)のため看護師の時給はやはり一般のお仕事よりも高い傾向にあります。
1-④少しでも興味のある分野で働いてみよう!
看護師さんの副業には実にたくさんの種類がある中、お休みの日を使って副業をするのであれば時給で選ぶのも1つの選び方。
ですが、できれば興味のある分野で働いてみることをおすすめします。
例えば在宅看護に興味があれば訪問入浴や将来的に老人ホームで働いてみたいと思っていれば有料老人ホームや、サービス付き高齢者住宅など。
現在の勤務先では得られない様な経験ができるところで働いてみると自分の経験になり看護の幅も広がります。
少しでも「やってみたいな」と思えるところで働いてみましょう。
2 看護師の副業はどうやって見つける?
看護師として副業をしたい!そうは言っても
「どうやって仕事を探せばいいかわからない」
「派遣会社をどうやって選べばいいかわからない」
そんな方のためにお仕事の探し方、派遣会社の選び方を説明します。
2-①派遣会社に登録
まずは派遣会社に登録をしましょう。
もちろん自分で求人を探したり、知り合いのツテでお仕事を見つけることも可能ですが、副業ビギナーの方は派遣会社に登録することをおすすめします。
なぜなら、派遣会社には毎日のようにたくさんの1日単位のお仕事が入っているため、行きやすい場所や働きたい時間に合わせてお仕事を選ぶことができます。
さらに就業先とのやりとりも派遣会社のスタッフが行ってくれるので私たちはお休みの日に合わせてお仕事の予約を入れるだけ。
忙しいあなたにもオススメです。
2-②副業をしたい時の派遣会社の選び方
副業をしたい時に「看護師 派遣 単発」で検索するとたくさんの派遣会社がインターネットでは表示されると思います。
しかし、ここで注意が必要です。
もしあなたが副業として看護師のお仕事をしたい場合は1日単位(単発)のお仕事がたくさんある派遣会社を選びましょう。
派遣会社によっては長期の派遣や常勤先の紹介がメインで、1日単位の派遣のお仕事は少ない会社もあります。
その派遣会社のホームページには実際の1日単位のお仕事が検索できるところもあるので登録の前に調べてみるのもいいと思います。
3 副業しても大丈夫?看護師が副業をする時に気をつけること!
世間的には副業推奨の流れになってきているとはいえ、まだまだ副業禁止の勤務先も多いのではないでしょうか?
そんな不安がある方のために副業をする上で確認しておく、やるべき必要があることについてまとめました。
3-①勤務先の就業規則を確認する
まずは、勤務先の就業規則を確認しましょう。
なかなか就業規則を改めて見直す機会は少ないと思います。
そもそも自分の勤めている勤務先が副業が許可されているのか、禁止されているのかを把握しておくことは非常に重要です。
特に公務員の方は一般的に副業が禁止されていることが多いので注意が必要です。
入職時は副業禁止だったとしても就業規則が改定されていることもあります。「副業禁止だったはず」と思い込まずにまずは確認してみましょう!
3-②副業をしたら確定申告をする
副業で得た収入が年間20万円を超える場合は、自分で確定申告をする必要があります。
※副業収入が20万以下の場合でも住民税の申告手続きは行う必要があります。
現在はインターネットでも簡単に確定申告ができます。
確定申告をすることで払い過ぎた税金が戻ってくることも多いので必ず確定申告をしましょう。
確定申告をする際には特別徴収か自分で税金を納める普通徴収から選ぶことができます。
特別徴収では主に本業の給与支払いから併せて税金を納める形となり、副業分の税金を納め忘れることも避けることができ、普通徴収に比べ税金負担が軽減されるので特別徴収を選ぶとよいでしょう。
一方、特別徴収は本業の勤務先の事務負担を増やしてしまうことになり、自分の都合ではじめた副業で本業の勤務先に特別徴収をお願いし難いというようなケースもあります。(本来、特別徴収の対応は給与支払者の義務になっています)
そういった場合は普通徴収を選びましょう。
でも看護師という資格があるからこそ、1日単位で自分の働きたい時だけ働くことができて収入を得ることができるという強みがあるので、一般的なOLさんが副業をするよりはきっとハードルが低いと思います。
私自身も副業をすることで収入もアップし、自分の勤務する病院以外の介護分野や検診、クリニックで働いたことがとてもいい経験になりました。
ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。