よく「大事なのは見た目よりも中身」といいますが、面接という一発勝負のシチュエーションにおいては、採用担当者に与える見た目の印象は、経歴と同じくらい合否を左右する重要な要素になり得ます。このページでは、面接時の身だしなみのポイント・注意点を詳しく見ていきます。
面接時の身だしなみ
よく「見た目より中身が大事」といいますが、面接において第一印象はとても大切です。どんなに仕事ができても、あるいは看護師としての経歴が立派でも、面接時の身だしなみで悪い印象を与えてしまっては、せっかくのアピールポイントまで正しく評価してもらえない可能性があります。
では実際にどのような身だしなみが好印象で、どのような身だしなみがNGなのか、具体的に見ていきましょう。自分自身の服装や髪型などと照らし合わせ、チェックした上で面接に臨んでください。
—–<女性>—–
【お化粧】
□派手な印象にならないように、健康的で爽やかなナチュラルメイクにしましょう。
【服装】
□清潔感のある落ち着いた色のベーシックなスーツが基本。ストッキングは肌色。短すぎるスカートはNG。
【髪型】
□基本は清潔感のある黒髪ストレート。ロングヘアーは束ねましょう。明るい色のカラーリングはNG。
【かばん】
□派手すぎない落ち着いた色のシンプルなデザインのバッグ。リュック等はNG。
【靴】
□落ち着いた色で、ヒールの高すぎないスタンダードなパンプスが○。サンダルやミュール、運動靴はNG。
【爪】
□短く切って清潔に整えましょう。ネイルやマニキュアはNG。
—–<男性>—–
【服装】
□黒やグレー、紺色のスタンダードなビジネススーツ。Yシャツは白が無難。
【ネクタイ】
□派手な色は避けて、落ち着いた色のものを選びましょう。
【髪型】
□清潔感のある髪型。長さは耳、前髪にかからない程度。寝癖やフケはNG。髭もしっかり剃りましょう。
【靴】
□黒のスタンダードな革靴(ビジネスシューズ)。ピカピカに磨いていきましょう。
【かばん】
派手な色は避けて、落ち着いた色のビジネスバッグにしましょう。
【爪】
□短く切って清潔に整えましょう。
面接時の身だしなみについてよくある質問(Q&A)
Q.面接時の服装はスーツでないと駄目ですか?
就業先によっては、常識の範囲内のビジネスカジュアルでも問題ない場合もありますが、やはりスーツが無難です。高級なものでなくとも良いので、この機会に購入してみてはどうでしょうか。
Q.シャツやブラウスの色は白でないと駄目ですか?
薄いグレーやピンクなど、淡い色であれば、必ずしも白でなくとも大丈夫です。ただし胸元が大きく空いたものを避けましょう。
Q.靴の色は黒でないと駄目ですか?
派手な色でなく服装に合っていれば、必ずしも黒でなくとも大丈夫です。スタンダードなデザインのパンプスが良いでしょう。
Q.アクセサリーをつけて面接に行くのは非常識ですか?
派手なアクセサリーは基本的に避けた方がよいでしょう。ピアスやネックレスなどは、シンプルで目立たないデザインのものであれば問題ありません。
Q.髪の色は真っ黒にしないと駄目ですか?
病院や医療施設にもよりますが、常識の範囲内で、相手に不快感を与えない自然な色であれば、基本的にはわざわざ真っ黒に染め直さなくても大丈夫。ただし清潔感には注意を払いましょう。
服装や髪型などの身だしなみは、本人が問題ないと思っていても、採用担当者の視点で見たときにNGという場合もありますので、必ずひと通りチェックしておきましょう。せっかく事前準備をして臨んだ面接なのに、無意識にしている身だしなみが採用担当者にマイナスの印象を与えてしまった…なんてことになれば、これまでの苦労が水の泡です。
ぜひ面接前日の最終チェックにお役立てください。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。