肛門科のお仕事
肛門科では、痔をはじめ、潰瘍性大腸炎や肛門癌・大腸癌なども診断・治療していきます。そのため、肛門科での看護師の仕事内容は、外来での診察の介助や問診、検温、検査等が多くなります。
患者さんによっては、肛門科は行きづらかったり、行くことが恥ずかしい方々もいらっしゃいます。中には我慢して我慢して、我慢できなくなってようやく肛門科を受診するという方も少なくありません。そのためか、座ることすら困難な患者さんも多々いらっしゃいます。
そのような患者さんに対し、気配りを怠ることなく接することも大切なお仕事の一つです。
肛門科で働く看護師の声
肛門科といえば、肛門だけ診療すると思われがちですが、肛門周辺にある内臓の疾患も診療します。そのため、肛門はもちろん、内臓の知識も要求されます。意外と幅広く扱っているところがこの診療科の特徴です。なので、最初肛門科で働き始めた際、扱う範囲の広さと要求される知識の多さに驚きました。
また、肛門科を訪れる患者は、そもそも肛門科に足を運びたくなかった方々も多々いらっしゃいます。普通に問診しても、恥ずかしがってうまく答えることができなかったり、診察する際、患部を見せてもらおうとすると途端に嫌がる方々も。看護は患者とのコミュニケーションが重要ですが、肛門科はそれとは別に、なかなか心を開かない方々に対してどのように接するかというスキルも求められます。やればやるほど奥が深い仕事ですね。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。