循環器科の仕事内容
循環器科はおもに心臓病や血管の病気の専門科です。おもな対象疾患は、「虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)」、「心臓弁膜症」、「不整脈」、「拡張型心筋症や肥大型心筋症」、「感染性心内膜炎」、「心筋炎」、「心膜炎」、「いろいろな基礎疾患による心不全」などの心臓疾患や、「高血圧症」、「大動脈瘤」、「静脈血栓症」、「心臓由来の動脈塞栓(脳塞栓症)」、「肺梗塞」などです。これらを診断し、他の疾患と鑑別し、治療や再発予防を行います。循環器は命に直結する場面が多くあります。そのため予測と迅速な対応ができるように専門知識・技術の取得や危機管理が必要になります。
検査では、心臓の狭窄がないかを見る心臓カテーテル検査、不整脈の治療では、心臓の不必要な伝導路を絶つアブレーション、正常な脈拍を保つためのペースメーカー植え込みなどがあります。
治療は主に内服や安静の保持、食事、水分制限などであり、モニタリングなど管理的なことが多いです。モニタリングでは危険な不整脈も含まれてたりするので、急激に状態が悪化することもあるので、なおさら気が抜けないこともあります。また、循環器科と心臓血管外科が統合し診療している病院も多くある為、非常に高い専門性、キャリアが積める科ということになります
循環器科で働く看護師の声
はじめは不安と緊張の中からのスタート。循環器領域の看護師の場合には常に緊張感と戦わなくてはいけません。心臓病などは、深夜や早朝に発作が起こることが多いため、搬送なども集中することもあります。ダイレクトに患者さんの命を救う、命と向き合うこととなる科となります。それゆえやりがいは十分に感じられます。指導者や先輩たちも丁寧に指導してくれるので、毎日成長できるのがうれしいですね。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。