Vol.0067 「看護師=医者が好き♪」という誤解。 [2015/02/12更新]
「マツコさん、”看護師さんだから”
こういうの好きでしょ?」
と、唐突に営業さんから
ガチャガチャのおもちゃを貰いました。
開けてみると…
幼虫に足が8本ついたような透明の本体に
うっすらオレンジの脳らしきものと
緑色の内臓が見える
生き物のフィギアが出てきました。
中には説明書が付いていて
「微生物」
と書かれています。
私が、困惑した顔でいると
「えっ?好きでしょ、こういうの。
しかも、シークレット!レアなんだよ!」
-レアって…。
説明書を見ると、
確かに私が頂いたシークレット以外は
ミドリムシやミジンコ、ミカヅキモなど
教科書などで見たことがある微生物が並んでいました。
そういう意味では、頂いたシークレットフィギアは
見たことも聞いたこともありません。
その名も
“クマムシ”
今流行の芸人さんじゃございません。
あったかくもないです。
ただ、少し調べてみると
すごくタフな生き物で、
地球上最強の生物とも呼ばれているらしいです。
体長は、微生物らしく0.05~1.7㎜。
とても小柄で、名前の通り、クマのようないでたちで
ゆっくり歩く「緩歩動物」だそう。
しかし、なんと!
通常体重の85%を占める水分が0.05%まで減ってしまうような、
極度の乾燥状態に耐えることが出来る。
かつ、
摂氏150度の高温から絶対零度(-272℃)まで耐え抜く!
(数分間は生きていられるそうな…)
かつ、
真空状態でも、クリプトビオシス
(タル状態、つまり仮死状態になること)により生きていられる。
かつ、
人間の致死量約500レントゲンのX線を浴びても死なない。
“タル状態”のクマムシにいたっては、
その約100倍の570000(57万)レントゲンまで耐えることが出来る。
宇宙空間に直接さらした実験でも生きていられたとか、
水がない乾燥状態から、120年後に蘇った記録があるとか…
すごいな。最強じゃないの。
って、感心してる場合じゃない(笑)
「看護師=微生物が好き」ってわけじゃないです。
と、
クマムシをプレゼントしてくださった方に、
反論をしました。
確かに、
微生物学は看護学校で勉強しますよ。
だけど…
培養実験をした以外、
全く記憶に残っていません。
あとは、講師の医学部の先生が
とっても個性的だったことぐらい(笑)
先生には若干興味を持ちましたが、
残念ながら微生物学には興味が持てませんでした…。
今回の
「看護師=微生物好き」
というのは、
かなりレアな勘違いケースですが、
看護師はよく、勝手なイメージを持たれます。
・看護師=血が大丈夫
・看護師=手術介助ができる
・看護師=お医者さんと結婚
などなど…
まずマツコは、上記の3点どれも該当しません。
ちなみに、
最後の
「旦那さんがお医者さん」はよく言われます。
ナイ!ナイ!ナイ!ナイ!
そもそも
看護師=医者狙い、というのが迷信。
「セレブ狙いの看護師」なんて、ドラマだけの妄想ですよね。
(そんな思いだけで務まる仕事じゃありませんから!)
…と、言ってみたものの、
実は「たった一度だけ」、
お医者さんからデートに誘われたことがあります。
その先生は、
とてつもない変わり者でした。
街でナンパすらされたことがないマツコですが、
ナゼかその先生からは好かれていたらしく、
看護学生の時から声をかけられていて、
新人で配属された病棟でも、たまたま一緒でした。
学生の時は…
実習で病棟にいると
マツコの前を通り過ぎた先生が戻ってきて、
顔をジッと見つめられ
「どこかで会ったことあるよね」
とひと言。
-いえ、お会いしたことありません。
また、配属されてしばらくたった頃…
カルテに記録を書いているマツコのテーブルの上に
腰掛け、足を組み、
やはり顔をジッと見つめられ
「君の瞳に吸い込まれそうだ」
と真剣な顔で言われ…。
-あの、キモイです。
そのキザすぎる言動に、
普段から「変わり者」の称号を
授けられていた先生でした。
が、ある時、
(何を血迷ったのか)私マツコ、
その先生と出掛けることになってしまったのです。
…超有名テーマパークに、2人で!!
しかし、
着いて10分で大後悔…。
いちいち、
マツコの前で一回転してポーズを決め、
「どこから行こうか?」
順番待ちをしている間も壁に片手をつき
「こうしている時間もイイネ」
と謎のウインク、
今流行の壁ドン!
とにかく一日中、背筋が寒さで震え続け、
二度とその先生と出掛けることはありませんでした。
がっっ!
なかなか良い人に巡り合えず、
三十路手前で彷徨っていたマツコに
うちの親はひたすら
「あの先生にもらってもらったら良かったのに!」
と言っておりました…。
-ナイから!
さて、とはいえやはりこの季節、
寒いですよね…。
先週は、あったかぬくぬくの眠り方をお勧めしましたが、
やはり寝る前に家に帰って一番にすることは
お腹を満たすこと。
腹が減っては、戦はできませんから!
日勤で遅くなった寒い夜、
まずお腹を温めましょう。
鍋です!
世の中色んな“時短メニュー”が溢れていますが、
鍋は究極の時短メニューです!
しかも、栄養満点☆
肉や野菜はもちろん、
シメに麺類を入れれば炭水化物も摂れます!
しかも基本、切って鍋に突っ込むだけ!
帰って、15分程度であったか
栄養満点な食事を摂ることができます。
ちなみに、マツコは、
「季節を問わず」鍋をしていました。
ええ、真夏でも、
クーラーをガンガンかけながら。
冷たい缶ビールを片手に、
熱々のお鍋を食べていました。
1人暮らしだからこそできる
誰にも、文句を言われることもない
究極に贅沢な時間です♪
しかも、ポン酢だと夏バテ気味でも
スルスルっと食べることができるんですよね~。
鍋、最高!
クマムシが地球上最強の生物と呼ばれるなら
鍋は、最強の食べ物です。
まだまだ寒さど真ん中のこの季節、
温かい物をしっかり食べて栄養を蓄え、
クマムシのように
色鮮やかな春に向って
ゆっくり着実に歩み進めていきましょっ!
あったかいんだからぁ~♪
↑結局これが言いたかった(笑)
マツコ