Vol.0062 患者さんからの、贈り物。[2015/01/09更新]
皆さま
新年明けましておめでとうございます。
年を追うごとに、食べるお餅の数が増えている
マツコでございます。
このような私ですが、
本年もコツコツとこのブログを書き綴っていきますので
どうぞよろしくお願い致します。
さて、年末年始、
お仕事だった方もいれば
ご実家に帰省されたり、プチ旅行に出かけたり
イベントに参加された方もいらっしゃることでしょう。
年明けのナースステーションには
スタッフや先生からのお土産がズラリ。
ご当地土産に舌鼓を打ちながら
お話も盛り上がりますよね♪
さて、以前働いていた病院で、
このお土産に関連して、
ある投書を頂いたことがありました。
<投書の内容>
「お菓子などは受け取れません」と張り紙があるのに
看護師さんの休憩室には沢山食べ物が置いてありました。
差別に繋がらないのですか?
このお菓子問題。
マツコもいくつかの病院で働いた経験がありますが
職場ごとに対応は様々です。
「贈り物は受け取りません」
という張り紙をドンっと掲示し、
どんなことがあっても、
頑なに受け取らない病棟もありました。
それでも、
あの手この手で、無理矢理にでも
お菓子を置いて帰る患者さんもいらっしゃいます。
一切の贈り物を断っていた病棟で働いていた時は、
「本当に受け取れないんです」と言って
ご自宅までお返ししに行ったこともあります。
(反対に申し訳ない気持ちになりました…)
ちなみに、投書があったのは、
「一切の贈り物をお断り」していた、その病棟でした。
おそらく、患者さんが見たお菓子たちは、
ナースステーションにもり沢山だった
看護師や医師など、同僚のお土産。
「勘違いされたのねえ…」
こればっかりは、みんな苦笑いでした。
看護師さんならご存じですが、
たいていのナースステーションにはお菓子がいっぱい。
だいたい夜勤者が「毎日」買ってきますし、
先生や師長さんからの出張土産や差し入れ、
スタッフ同士のお土産などなど。
ナースステーションに食べ物がない日なんて、ほぼ皆無!!
きっと、それだけカロリーを消費するお仕事なんですよね。
身体も頭も使いますもの。
(マツコは消費カロリー以上に食べていますが…)
とはいえ、患者さんが勘違いされる気持ちも、
わからなくはありません。
なぜなら、「例外」的に贈り物を受け取る病院は存在するし、
「都市伝説的なウワサ」がいくらでも存在するからです。
マツコが働いていた他の病院では、
「(基本方針は)差し入れなどは受付けない!」
となっていましたが、
「せっかく用意して持ってきて下さったのを
むげにお返しすることは患者さんに申し訳ない」
ということで、
基本姿勢はお断りでしたが、来る者は拒まず、状態でした。
とはいえ、(少し話は脱線しますが)その柔軟な考え方の病院にも、
ひとつだけ「厳格」なルールがありました。
それは、
「手術前に頂いたお菓子は、
手術が無事に終わるまでは食べない!」
という鉄則。
ちょっとした願掛けでしたが、
それだけは厳密に守っていました。
たとえ、賞味期限が危なくとも手術が終わるまでは、
棚の上に置きじっとガマン…ではなく(笑)
手術の成功を祈っておりました。
ちなみに、差し入れをする・しないで
患者さんを差別するという都市伝説は、
いまだ根強い模様。
そんな病院があったらびっくりですが、
「差し入れは不要です!」
と、声を大にして言い続けましょう。
もし、患者さんやそのご家族の方で、
このブログをみていらっしゃる方がいたら…
準備しなくて良いですからね!!
ちょっぴり有名だったり、
敷居の高そうな病院だって同じです!
以前、少し名のある病院に勤めていた時、
「あの病院に入院するには、
かなりの額を先生に渡さないといけない」
という、根も葉もないウワサが、
さも本当かのように出回っていました。
いえいえ、事実無根です。。。
「患者さん同士のウワサ話は信じない!」
これでお願いします。
今どきの病院は、
プラスアルファのお菓子やお金は必要ありません。
そんなもので動かされる病院や医師がいるとすれば
それは、トンデモナイ!
と、言いつつ、
話のネタとして、
患者さんから頂いた差し入れで、
印象に残っているものを、すこしだけご紹介します(^^;)
◆お菓子工場ワケありチョコの大量袋詰め
→形が欠けていたりするものの、味は一級品。
何より、食べても、食べても、なくならない!
チョコ天国に毎日ウハウハでした♪
◆手間暇かけた手料理
→患者さんのご家族がつくってきてくださった、心暖まる手料理。
ところが、タッパーのフタを開けた瞬間、酸っぱい臭いが…。
とてもとても迷いましたが…夏場だったこともあり、
泣く泣く食べることを、断念しました(涙)
◆豚足ならぬ、鶏足。
→「お姿そのまま」を揚げたものに、
甘辛いタレがたっぷり♪
そのあまりにもリアルなお姿に、
普段は強い看護師さんたちもドン引き。
そんな時だけ女子を全面に出し、
男性看護師に全て献上しました(笑)
と、こんな風に書いていると説得力が失われそうですが、
もう一度念のため…。
入院時の差し入れ・贈り物は不要!
サービスや扱いが変わることは、ありません!
そして、私たち看護師としては、
(患者さんから誤解をうけないよう)
同僚のお土産の取り扱いには注意しましょう♪
時はお正月明け!
皮下脂肪が溜まる冬!!
皆さま、そろそろ一度
体重計に目を向けてみましょうか…
春の健康診断前に悲鳴をあげる前に
調節していきましょっ♪
マツコ