救命救急のお仕事
国より許可された救命救急センターとして、24時間体制で患者さんを受け入れます。重症度により、一次救急(入院治療の必要がなく外来で対処し帰宅可能な患者への治療等)、二次救急(脳梗塞などの入院治療を必要とする重症患者に対する治療)、三次救急(一次・二次の救急医療施設からの紹介患者や救急現場で救急隊員により、特に重症と判断された患者への治療を行うこと)に分けられます。特に三次救急は時間との戦い。予断を許されない病状の患者さんをチームワークで治療を進めていきます。
救命救急のやりがい
救急外来では、交通事故や墜落などによる多発外傷をはじめとした各種外因性疾患のみならず、急性心筋梗塞、脳血管障害などの各種内因性疾患も対応しているため、看護師は多岐に渡る知識、技術、臨機応変さが必要となります。
また、実務経験5年以上、6ヶ月間の専門講習終了の後、日本看護協会専門看護師認定試験を合格すると救急看護認定看護師となることもできます。現在、日本には救急認定看護師は約730名おり、救急の場で活躍しています。
救命救急で働く看護師の声
以前見たドラマのように救急の現場で、臨機応変に判断や対処出来る能力を身につけたい!という思いから、卒業後すぐ高度救命センターに入職しました。入職前は、救命救急センターでは厳しくテキパキとしていて、怖い人が多くてと、頭の中でイメージを膨らませていました。でも、実際の現場は、みんな優しく仲が良くて、わからないことは先輩が1つ1つ丁寧に教えてくれ、毎日必死についていくことで、1つ1つ解決できました。三次救急であり、疾患も幅広く、病態も難しいため、自己学習や努力は必要だと思いますが、やりがいはとてもあります。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。