精神科のお仕事

Q.精神科のお仕事に興味があります

ここ数か月、転職を考えていていろいろな病院や施設を見学に行きました。その中でも意外だったのが精神科のお仕事です。見学をするまでは閉鎖的な雰囲気で、気性の荒い患者さんが多いのではないかというイメージだったのですが、見学した精神科は比較的明るく開放的な病院が多いのが印象的でした。現場で働く看護師さんも「こんにちは」と笑顔で明るく接してくださる方が多かったです。

院内のBGMや中庭、壁の色彩などあらゆる面で、患者様のことを気遣っているんだなぁと感じました。
そのような環境の中で体は健康な患者さんのサポートをしたいという、あわい思いがあります。ただ、実際には、良い面ばかりではないんだろうという不安は当然あります。実際現場は、どのような環境なのでしょうか。

A.精神科の特徴

ご相談者がおっしゃるように、最近の精神科は患者様の精神状態をできるかぎり、安らかに落ち着いた状態でいられるように、院内のつくりや空間のデザインなど気を使っていることが多いです。環境がよければ、働く者としてもリラックスして前向きに業務に取り組むこともできそうですよね。
ただ、患者様の症状によりますが、思ったことをストレートにおっしゃったり、大きなお声でコミュニケーションをとらなければならなかったりと、大変な面も多くあります。ただ、回復して退院していく姿を見るたびに頑張ってよかったと自身の仕事に誇りを持つ看護師さんも多くいらっしゃいます。
環境が良いからという思いだけでなく、精神的な病の回復のお手伝いにやりがいをもてる方でしたら、精神科のお仕事を通して大きく成長できるのではないでしょうか。